大門剛明のレビュー一覧

  • 雪冤

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    題材は非常に興味深いんだけど・・・人が語りすぎるっていうか お芝居の台本みたいっていうか   う~~ん もうチョット読者の分も残しておいて欲しかったかな

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    2025年02月13日
  • 鍵師ギドウ

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    短編連作?
    6章からなる物語。
    鍵の専門用語が多くて、正直よくわからない。
    鍵って難しいのねって思う次第(笑)

    飛び降り自殺を図った孔太。通りかかった心晴に助けられ、そのまま、鍵師の多聞の見習いとして、鍵屋の野村十六堂に住み込みで働くことになります。
    多聞が開けるものは鍵だけではなく、事件そのものの謎も解き明かしていくという展開。

    そして、最強の錠前を開錠した「鍵師ギドウ」の存在。
    警察や多聞、孔太、心晴はそのギドウを追います。

    ギドウは誰なのか?

    最後の最後で明かされるギドウの正体には驚き!
    なるほど、そう来たかっていう感じで、爽快でした。

    途中、様々な謎も含めて解き明かしていく展

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    2025年01月05日
  • 婚活探偵

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    探偵小説というよりは婚活小説といった方がいい内容だった。探偵としては有能ともいえる黒崎だけれど自分の婚活はポンコツでそのギャップが面白い。ドラマ化されて向井理が主演ということでどう演じてるのか見てみたい。この作品はドラマの方が面白いかもとも思える。

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    2024年12月28日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察アンソロジー。

    初っ端から微妙な気持ちにさせてくれる話。
    その次も…な状態で、この方向の話ばかりかと
    疑ってしまいましたが、大丈夫でした。

    色々な警察、色々な容疑者。
    読みごたえはありましたが、1話目と2話目
    順番別にしてくれていると、ありがたかったです。

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    2024年09月10日
  • 罪火

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     犯罪の加害者と被害者は分かりあうことはできるのか。ある意味で司法の永遠のテーマでもある犯罪加害者被害者支援を描く社会派ミステリー。
     一般的には、罪科や罪過と書くことが多いが、本作では罪火となっている。造語だが、この言葉の意味はラストまで読んでいくとわかる。
     罪の赦しとは何だろうか。加害者の反省とは何をもって判断するのか。被害者遺族の感情がおさまればそれでいいのか。このような問いには正解など存在しないのだろうが、そうしたことを考えるきっかけにもなる作品であるように思う。

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    2024年06月10日
  • 不協和音 3 刑事の信念、検事の矜持

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    シリーズ第三弾!
    いよいよ、父親の過去の冤罪事件の真相が明らかに。
    そして、反目しあっていた兄弟も理解しあって、真相にたどり着きます。

    ■メデューサの証言
    子供がみた放火犯の特徴。逮捕された男と一致するが...
    結果不起訴に.

    ここから、父親の事件に関連する人たちが出てきます。

    ■足跡
    老人宅からの財布の窃盗未遂事件。
    疑われるヘルパー。
    そしてそこから、父親の事件にも関連が..

    こちらの事件よりも徐々に父親の事件に重心が移っていきます。

    ■かすり傷
    主婦の車の自損事故。しかし、そのブレーキホースは人為的に切断。誰が切ったのか?
    そこにはDVで別居している夫なのか?

    真相は意外でし

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    2024年06月01日
  • 不協和音 2 炎の刑事VS.氷の検事

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    シリーズ第二弾!
    前作同様に短編連作となっています。
    本作では4編。
    反目する兄弟が徐々に理解しあっていく感じ!

    ■密室のゆりかご
    幼児虐待を担当していた職員が死体で発見されます。
    犯人は?そこには過去の幼児虐待事件が絡んでいます。
    そして、自首してきた医師が守ろうとしていたモノ..

    この展開はちょっと驚き
    前作同様、キレがありますね。

    ■同意なし
    テレビのコメンテータとしても有名な法学部の准教授が婦女暴行。同意があったのか?
    それともハニートラップなのか?
    弁護士とは事件を仄めかす会話が..

    これは見事に引っ掛かってしまった。
    しかし、この手の話はいつの時代もありますね。
    今も、週刊

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    2024年06月01日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

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    短編連作ミステリー。
    ドラマにピッタリと思ったら、ドラマ化されていたんですね。
    刑事だった父親の事件は冤罪だったのか?父親の死後、生き別れた兄弟は、兄は刑事、弟は検事となって再会します。
    動の兄、祐介、静の弟、真佐人。どちらかというと敵対しているような二人が事件を解決していきます。

    ■偶然と必然
    妻を殺害したと自白しながらも、途中から黙秘を続ける被疑者。妻の死体は見つからず。結果、不起訴。
    その理由は?
    真佐人により、事件のさらなる真相へ。
    事件の違和感が解決されてすっきり!

    ■箱師の鉄
    殺人事件を追う途中で見つけたスリ師。殺害現場でも姿が目撃されます。犯人なのか?
    なるほど、箱師の鉄の正

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    2024年05月12日
  • 婚活探偵

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    探偵さんが結婚相談所に入会し
    婚活をしていくお話でした
    いろんな女性が登場しました
    探偵さんはなかなかゴールできず
    探偵業のお話もいまいちな感じでしたが
    終盤はちょっと結末がどんなかなと思いながら
    でもまぁ婚活物語としては読めたかなという感じでした

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    2024年04月06日
  • 雪冤

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    死刑制度の賛否、あり方をテーマにした推理小説。現代においても、冤罪や警察による証拠捏造まで実際にあることを考えると本当に恐ろしい。
    死刑制度の何が問題なのか、根本から考えさせられる。

    ただ、物語の展開が激しく、読み返しながら進まないとややわかりにくいのと、京都弁が読みにくく、話に入っていけなかったのは、残念。京都弁聞くのは好きなんだけどなぁ

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    2024年02月25日
  • 完全無罪

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    いきなり2作目から読み始めてしまったのでスタートに戻ってみました。

    読み終わってみて、誰かの正義は他の人にとっては悪になる…ということを目の前に突きつけられたと感じました。
    自分の正義のためのあまり共感できないという登場人物の行動にもその方なりの正義がある、でもそれって誰のためなのだろう?
    と同時にどうしようも無い悪もあるんだと読んでいてちょっとムカムカしました。
    でも綺麗にご都合主義に終わって良い話ではないと思ったので結末には納得しています。

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    2024年01月25日
  • 鑑識課警察犬係 闇夜に吠ゆ

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    フォローしている方のレビューに惹かれて買ってきた。

    5つの話からなるが、第一話はベテランハンドラーの野見山が主人公。愛犬に向けられた疑惑とそれに対する彼の決断がかなり苦い話からスタート。
    それを前日譚にして、第二話からは、念願がかなって鑑識課警察犬係に配属された岡本都花沙を主人公に、新米ハンドラーの彼女が愛犬とともに行方不明者の捜索やひき逃げ犯、少年院からの脱走者の捜査に奔走する日々が描かれる。
    終わったかと思ったところからもう一捻りある各話の展開と、それらが第一話とつながっていく構成は、なかなかに面白く読めた。
    ただ、警察犬が臭いを追う捜査は、雨が降れば捜査を切り上げなければならなかったり

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    2023年11月26日
  • 婚活探偵

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    タイトルとイラストにピンと来て手に取りました。
    初読みの作家さんの作品でしたがとっつきやすい婚活がテーマで主人公が可愛らしく楽しく読めた。
    内容も重たくなく気楽に楽しめる作品でした。

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    2023年10月24日
  • 雪冤

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    はじめて読む作家さん。
    最初あまり入り込めなかったけど、中盤からは一気に読めた。
    死刑と冤罪。
    重いテーマだけど、読みやすかった。

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    2023年08月31日
  • 正義の天秤 毒樹の果実

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    シリーズ3作目。お馴染みの面々の活躍と鷹野の恋人の久美子を殺した南野のその後を描く。
    作者の他作品であった「応報的司法」「修復的司法」という言葉をこのシリーズで思い出した。応報的は、刑罰を与えるのみ、修復的は被害者家族が加害者の出所後の更生を手助け交流する意味だった。
    シリーズ3作目では南野に対して苦悩する鷹野が描かれ、ホント更生とはなんなのか?救いはあるのか?悶々としましたね。
    個人的には、修復的司法は無理だし現実世界では厳しいかなと思う。一番は犯罪の無い世界ですね。

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    2023年08月30日
  • 完全無罪

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    無実と無罪、真実とは何か。人は何を求めるか。二転三転するので、面白く読めます。
    20241230 2回目
    自分の信じることと、正しいことと考えさせられる本。

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    2024年12月31日
  • 獄の棘

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    有罪判決を受けた被告人が控訴するかどうかを賭けるギャンブル"赤落ち"。
    先輩刑務官たちの姿に新米刑務官の良太は戸惑うが、賭けに勝つため解き明かされた真実に心を動かされ……。


    新米刑務官を主人公とした、連作短篇社会派ミステリです。WOWOWでドラマ化もされた一冊。
    刑務所内という特殊な舞台設定の中、そこにある事情や人間描写・人間関係がリアル。先輩刑務官やキャリアの統括、収容者たちとの交流を通じながら刑務所の闇に迫り、刑務官として成長してゆく姿を描いています。
    テーマは重いですがどの話にも情があり、読後感はそれほど悪くありません。

    善も悪も、一概に断定することのできない難

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    2023年06月21日
  • 鑑識課警察犬係 闇夜に吠ゆ

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    警察犬。事件の犯人を追跡したり、行方不明者を捜索したり、シェパードなどの大型犬が多かったり、と、何となくのイメージはあるが、そういえばあまり詳しいことは知らない。
    本作は警察犬を中心に据えた警察小説。この設定はなかなか珍しいのではないか。
    シリーズタイトルにもなっている鑑識課警察犬係に配属となった警察官がハンドラーとなり、警察犬の指導や管理にあたる。犬とハンドラーの息が合うことが非常に大切で、ハンドラーは日々、犬の面倒を見ながら訓練を積み重ねる。
    但し、組織には異動がつきもの。警察犬係も例外ではない。せっかくある程度職務に慣れても、人の側は出入りがある。犬がベテランであっても、ペアが変われば訓

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    2023年06月05日
  • 罪火

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    なんということだろう。正直に話せばいいというものでもないのか? 話すタイミングや状況も重要? 相手が受け入れられる状況にあるかといったこと? 話せば自分はスッキリするだろうけど、相手がどう思うのか、も配慮しなければならないということか。

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    2023年05月05日
  • ねこ弁 弁護士・寧々と小雪の事件簿

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     社会派ミステリーとして有名な著者の作品だが、本書は趣向が変わりユーモアあふれるほんわかミステリーといった感じ。特に重たい印象もなく、サクッと軽い気持ちで読み進めることができる。その分インパクトにはやや欠けるが、どんよりした読後感はない。
     作品は全6編の連作短編集。なかなか弁護士事務所に通うことのできない僻地の人々の依頼を受け、往診弁護という方法をとっている弁護士姉妹が訪問の先々で事件を解決していくというストーリー。

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    2023年04月28日