罪火

罪火

682円 (税込)

3pt

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援にかかわっていた。13歳の娘を殺された理絵のもとに、犯人逮捕の知らせがもたらされる。しかし容疑者の供述内容を知った理絵は真犯人は別にいると確信。かつて理絵の教え子であった若宮は、殺人を告白しようとするが……。驚愕のラスト、社会派ミステリー。

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罪火 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月13日

    被害者、加害者の両方からの記述があり考えさせられる
    思っていたトリックとは違った
    終盤のどんでん返し、さらに最後の展開に驚き。
    後半は先が気になり読むのを止められなかった
    贖罪とは。

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    Posted by ブクログ 2019年02月07日

    犯罪加害者の贖罪とは。更正とは。被害者遺族はなにを望むのか。許しはあるのか。というなかなか、考えさせられるお話でした。一度犯罪を犯したものは、一生許されざるべきなのか。日々、生きていかなければならない中で、犯した罪とどう向き合っていかなくてはならないのか。刑務所で罪を償ってきたからと、犯した事実が消...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月23日

    読むなら絶対に真夏!それも花火の夜に読むのが一番!
    完全に筆者にやられました。
    これはドラマ化されているけど、
    観てなくてよかった。
    原作をじっくり読んで、本当に面白かった。

    犯罪者とその被害者。心理描写と伏線の数々。
    最後の最後で。。。
    「やられた-!」と叫びました。

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    Posted by ブクログ 2022年02月08日

    レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。花歩は母・理絵とともに、被害者が加害者と向き合う修復的司法に携わり、犯罪被害者支援にかかわっていた。13歳の娘を殺された理絵のもとに、犯人逮捕の知らせがもたらされる。しかし容疑者の供述内容を知った理絵は真犯人は別...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月15日

    デビュー作『雪冤』に続く第2作にあたる本書。
    慟哭の社会派ミステリーです。

    前作は、冤罪と死刑制度への是非と言ったテーマでしたが、本作は、加害者側の『更正』と、被害者側の『許し』がテーマであり、その2つを繋ぐのが『修復的司法』というキーワード。

    冒頭から、犯人が分かっている本作は、倒叙ミステリの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月28日

    最後の最後での展開で、胸を締め付けられました。
    誰も報われないのは悲しいなあ。
    花火を見るとふと思い出しそう。

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    Posted by ブクログ 2017年04月11日

    花火大会の夜、ひとりの少女が殺害される。
    殺人犯である若宮と、被害者の母・理絵。
    何故若宮は少女を殺害したのか。
    若宮の心情を丁寧に描いていくことで、物語はより深いものになっているように思う。

    事件の真相はいったいどこにあるのか。
    すべてを知る若宮は、けっしてそのことを明かそうとはしない。
    けれど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月05日

    なんということだろう。正直に話せばいいというものでもないのか? 話すタイミングや状況も重要? 相手が受け入れられる状況にあるかといったこと? 話せば自分はスッキリするだろうけど、相手がどう思うのか、も配慮しなければならないということか。

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    Posted by ブクログ 2014年11月17日

    加害者の若宮忍と、被害者の母親で小学校の校長を勤める町村理絵。この二人の視点が交互に切り替わりながら物語が展開されていきます。殺害に至った経緯と、事件の当事者たちの心情がリアルに描かれています。
    最後に大きな仕掛けもあるので、ミステリーとしても楽しめる内容ですが、展開が多少強引かなと思います。

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    Posted by ブクログ 2012年08月08日

    被害者が加害者と向き合う修復的司法というテーマにした叙述ミステリー。

    途中、だらだらとした展開がないのでさくさく読めるのはいい。
    しかし、それぞれのキャラクターも心理描写も結末に至る伏線もどうも厚みがなく、活きていないような気がした。

    それでも社会に存在する課題に切り込んだ作品としてはいいのでは...続きを読む

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