大門剛明のレビュー一覧
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鳴川仁 居酒屋利庵店主、37歳、主任児童委員
弓岡喜八 弓岡製鎖工業社長、鳴川を雇う
弓岡翔子 喜八の娘。石井一樹の連帯保証債務3億
鬼塚萌 居酒屋利庵のアルバイト店員
鳴川杏里 仁の母、利庵経営
藤井清子 70歳、元看護師、利庵の常連客
山崎祥ニ 管理部長、翔子の遠縁
石井一樹 石井鉄鋼社長、昨年倒産し失踪
浅尾昌巳 弓岡製鎖工業ベテラン、36歳、鳴川の同僚
近藤信子 茉莉花、風俗、長山と関係、
小寺沢義彦 NPO法人しらさぎBANK理事長、40歳
長山和人 不動産社長、債権者、弓岡社長室で絞殺、
47歳、185cm、90kg
池内準規 巡査部長、32歳
池内篤志 準規の兄、14年前に失踪、弓岡工業勤務
鳴川の同僚、茉莉花に想い
岩田公平 警部補、40代半
池内聖菜 準規の娘、3歳
池内千春 準規の妻
鬼塚哲也 萌の父、鬼塚建材社長
連帯保証債務制度が起こす悲劇がテーマ。
登場人物は、殺された長山以外、全員情に篤い、いい人。
主人公の鳴川は自分よりも他人を思い過ぎるいい奴。20代の頃、弓岡社長に出会い、工場の従業員となり仕事を得たことで恩義を感じている。当時高校生だった娘の翔子に一途に想いを寄せている。工場で働いていた20代の青春の思い出は今も大切なもの。
プロローグは鳴川が遺体を運び出すシーン。
かつて石井と交際していた翔子は、石井鉄鋼の雇われ社長に登記された為、石井鉄鋼倒産後、3億2千万円の連帯保証債務を負うことに。当の石井は自己破産して、別の女と暮らしている。
工場を辞め、亡き母が経営していた店を継ぎ、居酒屋店の店主となった鳴川。店の名物はドロ焼き。
翔子が借金に悩んでいることを知った鳴川は、銀行の小寺沢に融資を頼むも断られた。債権者の長山に借金をどうにかしてほしいと頼むが一蹴される。帰り道、弓岡工場の社長室に灯がついているのが見え、社長室に入ると、そこに長山の死体があった。翔子が長山を殺したと思った鳴川は、遺体を長山の自宅に運び、自殺を偽装。
だが、長山を殺害したのは翔子ではなかった。一体誰が?
長山殺しの捜査担当は、岩田と池内。池内の兄はかつて弓岡工場で働いていたが、同僚の鳴川らに借金をし、その後失踪していた。
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武島良太 弘前刑務所の刑務官、26歳
武島 良太の父、刑務官看守長
川岸次道 刑務官看守部長、43歳、元自衛官
志田幸樹 28歳、飲酒運転で死亡事故、ラーメン店主
秋村繁晴 刑務官看守部長、禿頭太り体型
赤落ちギャンブル首謀者
奥崎潤也 志田の事故で死亡、会社員、ネットに酷評
褒評を書いて志田の店を潰した
名久井惣一 刑務所統括矯正処遇官、良太の1歳上
丸山弘之 志田ラーメン店の常連客
吉村美菜子 志田の別れた妻
与田悦子 良太の彼女、元刑務官、北海道でケーキ店
木原保雄 受刑者、名久井のS、出所し美代子を騙す
浜崎正樹 受刑者、元ボクサー
野間勇次 看守部長、白髪パンチパーマ
沢村一徳 一等級受刑者、散髪係、脱走を企てた
楠美明人 受刑者、33歳
竹内美代子 楠美の面会者、楠美と獄中結婚した
岡田祐作 楠美の弁護士
河原和雄 受刑者、名久井のS
子安正則 被害者遺族、12年前9歳の息子を殺された
中村圭太 子安の息子を殺害、当時22歳
奈良岡一翔 無期懲役囚、ソフトボールで暴行、24歳
平沼秀直 刑務所長
岩本康隆 主任看守、ソフトボールで審判、39歳
野口元気 小太りの受刑者、22歳、知的障害あり
石野公博 狐目の受刑者、38歳
中島辰雄 看守部長。石野が感謝、40代後半で辞職
小比類巻良行 長身の受刑者、60代、暗号を発信
須郷悟志 受刑者、昨年弘前刑務所で死亡
須郷和志 受刑者、悟志の兄、心臓が弱く入院中
山北惣司 元刑務官、秋村の先輩、肝臓を壊し他界
名久井景子 名久井の母、山北の妻、離婚、実家は八戸
田中悠太郎 刑務官、須郷和志担当、平沼のS
小田龍騎 新人刑務官、22歳
長谷川義人 団子鼻の受刑者、自殺を計る
三好初彦 受刑者、長谷川にコップを盗まれたと主張
村林善之 副看守長
主人公は武島良太。刑務官になってから3年間のエピソードの連作短編。弘前刑務所を舞台に、信念のある先輩刑務官の秋村と、キャリア刑務官の名久井に良太は影響を受けた。先輩刑務官キャラも魅力的な人物がいる。
犯罪者が裁かれ、その後を過ごす刑務所が舞台。そこでも様々な事件が起こり、その背景にある人間感情を暴く、興味深いストーリー。
以下ネタバレ
名久井は秋村を告発せず。
名久井は所長の悪事を暴き退職に追い込むも左遷。
秋村は山形の刑務所に移動
良太は名久井と秋村の影響受け、刑務官の道を進む -
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中川幹夫 65歳、被告人、吉岡殺害で無罪判決
吉岡政志 41歳、被害者、吉岡部品会社社長
吉岡拓実 政志の息子、中川を目撃したと証言、10歳
穂積直行 未特例判事補、30歳→43歳講師
正木響子 特例判事補、30歳→43歳法テラス弁護士
末永六郎 広島高裁判事、元裁判長、中川を無罪判決
高遠聖人 最高裁判所事務総長、50代半ば
穂積麻耶 直行の娘、高2
高遠乃愛 広島大学法科大学院生、裁判官を目指す
22歳
中川勲 マツダスタジアム球場で働く、幹夫の弟?
吉岡拓実 乃愛のバイト仲間、23歳
吉岡明美 拓実の母、旧姓伊藤
矢口幸司 広島弁護士会所属弁護士
竹丸洋 自動車工場勤務、末永殺害の容疑者
伊藤 拓実の祖父
ネタバレ‼️
主役が誰なのか。分かりづらかった。
最終的に穂積かなと。
穂積はダメ男でどうしようもない奴だったけど、ラスト、高遠とのシーンで、一目置かれる奴に成長。それは響子の死がキッカケだった。
物語のスタートは判事の穂積、響子、末永による誤判。
中川の強盗殺人、子供の証言では証拠不十分で、無罪判決したが誤り。罪を犯していた。死に際に中川が自白。
高遠に想いを寄せながら、殺されてしまった響子は残念。真面目で賢明な、いいキャラだった。
穂積は響子に想いを寄せるが受け入れられず。弁護士辞めて、人気講師となり、年頃の可愛い娘がいる。穂積は議員を目指すが、それも響子の気を引く為。
響子は高遠が好きで、穂積になびかず。だが、響子の想いは高遠に受け入れられない。響子は高遠に想いを伝えるもかなわず、その帰り道に刺殺された。
末永と響子の連続殺人犯として、吉岡息子の拓実が疑われた。彼は高遠娘の恋人で無実。
で、末永さんと響子を殺した犯人の矢口が地味。
矢口は真面目な弁護士だけど、その昔、中川が吉岡邸に侵入するのを幇助した?とか。証拠はなかったけど、穂積と高遠で追い詰め、矢口は白旗。
一件落着、と思いきや、最後、替玉受験で司法試験に合格し、司法改革の名の下、響子をも切り捨てた高遠に対し、国会議員として圧力をかける穂積が。よかった。
高遠も穂積も確信犯、それは
=自身の正義のためなら、罪を罪とも思わない。
高遠は司法改革のために、吉岡と替え玉受験。
穂積は替え玉受験で高遠を脅し?自身の地位を高める