大門剛明のレビュー一覧

  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説アンソロジー。
    知ってる作家さんは長岡弘樹氏だけだった。
    ”手綱を引く”(大門剛明)、警察犬ってこういうふう匂いの訓練させていとのかとか勉強になった。
    この手綱を引くと誉田哲也の”レイン”とやはり長岡弘樹の”裏庭のある交番”が面白かったかな。

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    2022年10月06日
  • 両刃の斧

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    疑わしき事実が、二転三転するため
    推理物としては、やられた感あるもののラストには
    全ての付箋が解かれて、納得できる辻褄だったので
    違和感はなく、面白かった。

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    2022年09月18日
  • テミスの求刑

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    面白かった
    テーマは冤罪、正義、そして、償い

    優秀な検事の田島の元で働く検察事務官の星利菜。
    星利菜の父親は警察管でしたが、何者かに殺され、その犯人として捕らえられたのが沢登健太郎。その事件を立件したのが田島でしたが、沢登は冤罪を訴え拘置所にて自殺。
    そして弁護士の黒宮はその当時の事件の真相に迫った最中、何者かに殺害され、その現場付近の監視カメラには大型ナイフと血塗れの服をきた田島の姿が..

    逮捕された田島は何者かに嵌められたと、冤罪を主張。
    しかし、肝心なことは黙秘。
    起訴され、法廷でその真相を明らかにしていくことになります。

    現場でいったい何が起きていたのか?
    田島は犯人なのか?
    沢登健太郎の事件は冤罪だったのか?

    といった展開です

    被害者遺族でもある星利菜の複雑な思い
    田島の想い
    過去事件が冤罪なのか、それが、今の事件にどう絡むのか、そして、法廷で最後の最後で明らかになった事件の真相ということで、とてもスッキリ。

    お勧めです

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    2022年08月28日
  • 反撃のスイッチ

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     食品会社工場で働く柳瀬真は、社会の崖っぷちで働く日々に嫌気がさしていた。そんな中、同じグループのジョブトレーナー・沖田から、大手人材派遣会社・レヴィナスの社長・原沢知彦の娘を誘拐する計画をもちかけられる。

     身代金がたった400円、そして中盤で被害者から買収、誘拐計画者他多数が死亡という、先が読めない誘拐劇はそれなりに楽しめた。が、そもそも謝罪のシーンをネット中継していればよかったのにとか、警察が無能すぎるとか、気になるところも少々。原島の奥さんの人物像もブレてないかなぁ。

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    2022年08月07日
  • 確信犯

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    「確信犯」の言葉の意味、司法制度の問題点、人が人を裁く難しさ...。重めのテーマで、前半は読み進めるのがかったるい(良い意味で)。
    設定上、あぁそうなるよね、とある程度は想像できてしまうが、スカッとしないのが著者らしさでしょう。そう、本書はきっかけに過ぎないのだ。

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    2022年07月30日
  • 雪冤

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    ネタバレ

    最初から最後までハラハラしっぱなしで、半ばで刑が執行された時は愕然とし、涙涙でした。
    死刑制度について冤罪についても考えさせられました。
    ただラストはうーんと唸ってしまった。
    星5つの気持ちで夜更かししながら一気に読み進めていたところ、ラストでそれまでの評価が一気に下がってしまいました。
    えぇ!死刑になって守りたいものが真犯人の名誉って…腑に落ちない結末でした。

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    2022年07月26日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    今野敏/ニンジャ
    大門剛明/手綱を引く
    堂場瞬一/手口
    長岡弘樹/裏庭のある交番
    沢村 鐵/類まれなるランデブー

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    2022年07月17日
  • テミスの求刑

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    検察官の人間ドラマ。冤罪だったとわかったときの検察官の苦悩を余すことなく描いている。
    ただし、少し迫力不足か?読みやすいのだが、心に響くものが少ない。

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    2022年07月12日
  • 死刑評決

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    裁判官が殺人犯?
    最後には思いもかけない意外な展開にやられた。裁判員裁判の歪みを明らかにし、裁判官としての矜持を描いたこの作品はズシリと身に染みた。
    完全無罪第二弾として、良い本に巡り会えた。

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    2022年07月07日
  • 死刑評決

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    面白かった!
    完全無罪シリーズ、第二弾!
    女性弁護士・松岡千紗が活躍する物語
    驚きの結末、そして真相でした!

    8年間に裁判員裁判で死刑評決を受けた当時19歳の死刑囚に死刑が執行されます。
    当時の評決では死刑か無期懲役で大きく分かれ、結果、多数決で死刑が求刑されたものでした。

    しかしながら、その評決の裏には様々な思いが..
    そして起こった殺人事件。
    その犯人は、なんとエリート女性裁判官!
    しかし、彼女は自首せず、この殺人事件の裁判を行います。その容疑者として、8年前の事件の裁判の裁判員。
    8年前の評決と今回の殺人事件の関係が..

    その容疑者の無実を証明するため、闘う千沙
    真犯人の女性裁判官VS千沙
    という構図です。

    しかし、千沙は絶対的な不利な状態に。そこから挽回することができるのか?
    そして、突き止めた一つの事実
    明らかになる真相

    という展開です。
    女性裁判官が本当に守りたかったもの..
    この真相がとても切ない
    人が人を裁く難しさ、恐ろしさ。
    重いテーマの物語でした。

    これはお勧め!

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    2022年06月12日
  • 正義の天秤

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    正義の天秤シリーズ第一弾。
    正義とは何か。この単純にして複雑なものを極めようとする弁護士たち。
    法廷小説としては新しい切り口で人間ドラマを描いてみせる。次作も読んでみたい。

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    2022年05月18日
  • 優しき共犯者

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    田舎町の人情モノ
    1人の女性のために仲間が協力して事件をもみ消そうとする話。
    途中から刑事目線になったので、違う視点から人間模様が見えて面白かった。
    ただ刑事目線で書き始めた割には刑事側のキャラクターが弱い気がしました。
    エピソードも若干の無理矢理感がありました。

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    2022年05月16日
  • 獄の棘

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    面白かった
    刑務所内の闇に迫る短編連作ミステリー
    新米刑務官の武島良太が一人前の刑務官になる物語
    確かにドラマのワンクールにピッタリ!
    長岡弘樹さんの「教場」シリーズと似てるかも(笑)

    ■赤落ち
    キャリア刑務官の名久井から腐敗した刑務官たちの行いを報告するよう指示された良太。
    そこでは「赤落ち」という有罪判決を受けた被告人が控訴するかどうかを賭けていた刑務官たち
    それを告発するのか..
    刑務官たちは誰もが控訴する側に賭けるが、秋村だけは控訴しない側に賭ける
    秋村が明らかにしたその事件の真相..

    これ、一番面白いですね。

    ■脱獄の夜
    刑務所内からの脱獄を予告するメッセージ
    脱獄は成功するのか?
    刑務官たちは見つけることができるのか?

    ■プリズン・グルーピー
    受刑者と面談を繰り返す女
    ついには獄中結婚という形に
    しかし、その女の行動の真相は?

    ■幸せの天秤
    刑務所内での講和の後に書かれた感想文の殺人をほのめかすメッセージ
    誰が書いたのか?
    態度の悪い刑務官と受刑者の関係

    ■矯正展の暗号
    作られた家具に数字の暗号
    その暗号の意味は?
    その真相は?
    ちょっと楽しめます

    ■獄の棘(ひとやのとげ)
    ここで、腐敗した刑務官が明らかになります
    キャリア刑務官の名久井の真の想いが明らかに

    ■銀の桜
    良太に後輩ができます
    しかしその後輩が突然の辞意
    その真相を良太一人で解決

    名久井や秋村が謎の真相を解決していくところがちょっと面白い。
    そして、その二人の影響をうけて良太が成長するところがポイント

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    2022年05月14日
  • 雪冤

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    話のすすみ方が早いのですぐに読み終りました。ただ、登場人物の関係性と時系列がとても複雑で混乱しました。殺人の動機も少し物足りなかったです。「走れメロス」のキャラクターになぞらえて推理?がすすんでいくので、メロス自体を読み返した方が話がスッと入ってきたかもしれません。

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    2022年05月08日
  • 正義の天秤 アイギスの盾

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     リーガル・ミステリー「正義の天秤」第2弾。本書は表題作含む5話収録。
     自分の感情に背きつつも犯罪者の弁護をしなければならない弁護士という職業の難しさが伝わる作品。接見して無罪だと信じていた被告人に裏切られた遣る瀬無さ、冤罪を生み出してしまうのではという恐怖、そういったものと戦っているのだなと感じる。冤罪は確かに怖いが、逆も怖い。つまり有罪の人を弁護によって無罪にして野に放ってしまうことだ。
     人が人を裁く難しさを改めて考えさせられる。

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    2022年04月28日
  • 正義の天秤

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     法律事務所の弁護士たちが繰り広げる法廷サスペンスの連作短編集。
     毎話ごとに主人公(視点)が変わり面白いが、話の根っこの部分は貫き通している。人が人を裁く、人が人を弁護することの奥深さ、難しさを実感する作品。正義を守るのは実に脆くて難しいと感じる。そもそも、正義とは何かという問題が前提にあるのだと思う。一方の正義を貫くことは、他方からすると悪になるわけで、正義とは基準の定まらないなんともホワッとした存在なのだと思う。

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    2022年04月21日
  • 雪冤

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    第29回横溝正史ミステリ大賞及びテレビ東京賞受賞作。死刑制度や冤罪をテーマとした社会派ミステリ。深く考えさせられる内容ですが、ミステリとしては詳細が荒っぽく、???と感じる部分がありました。

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    2022年04月10日
  • 雪冤

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      物語に入り込めなかった。自力では謎を解けなかったし、お話も面白いとは思うのだが、盛り上がるにつれて白けてしまった。

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    2026年01月22日
  • テミスの求刑

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    ネタバレ

    「城山事件」
    連続放火殺人事件の容疑者、城山柳太朗を担当した検察は冤罪を恐れ彼を不起訴とする。その後釈放された城山は自宅に放火、実の弟を殺害した。
    その責任を取り検事を辞めることを決めた一人の男の視点で短いプロローグは締められる。冤罪と正義のお話の幕開けだ。
    ーーーーーーーーーーーーーーー
    場面は変わる。
    被疑者と検事のやり取りを記録し弁解録取書を作り上げる、立会事務官として働く平川星利菜。担当している検事、田島亮二は検察庁のNO.3、三席の立場であり被疑者の自白を取るプロだった。
    星利菜の父は過去、警察署勤務だったのだが取り調べをした少年に撲殺される。その少年 、沢登健太郎の自白を取ったのが田島亮二。しかし彼は冤罪を訴え拘置所にて自殺した。
    そして当時彼を弁護していた黒宮が事件を洗い直し、真犯人の目星が付いたことを匂わせた頃、何者かに殺害される。現場に残された監視カメラの映像には血塗れの服と凶器を持ち鬼の形相でその場を離れる田島亮二の姿だった。
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    沢登健太郎が起こした過去の事件であるはずの星利菜の父の撲殺事件。沢登が悲痛な想いを書き残した遺書に対して星利菜は「犯人性はシロ」と感じる。しかし、もし冤罪なら自分の怒りの意義が失われてしまう。無実の人間を罵倒し自殺に追いやったのならば、私も人殺しではないか。
    過去の事件の繋がりに動揺を隠せない彼女だったが、現在進行形で問題なのは田島亮二の行方だ。彼も冤罪を訴えていた。そして星利菜は田島に対しても「犯人性はシロ」と考えてしまう。
    そして星利菜は、田島の代役として呼ばれた変人エリート検事滝川要とこの事件を担当することとなる。
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    うぅむ、無難に面白かったのだが、、
    折角、田島と星利菜を初めとした主要人物達の鬼気迫る感情がとても面白いのに、お後にわざわざ丁寧に説明を入れる誘導尋問な文体が好みではなかった。そんなに読者を疑わないで。想像させて。
    文章に対してどこか神経質さを感じる。

    区切りに使われる天候の移り変わりもよく分からない。意図がつかめない。星利菜の感情を表しているのかと思ったが、結局何にもリンクしなかった。
    何より鴻池先輩の存在と、村上刑事の無慈悲過ぎるバッドエンドは必要だろうか。私はこの二人が好きだったぞ。脇役では終わらない何かを感じていたんだぞ....。

    ストーリーが飛躍してる部分が多かったので内容はエンタメとして無難に楽しんでいた分、心理描写に期待し過ぎてしまったのやもしれない。
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    「見所まとめ」
    過去の事件が発端となった前代未聞の弁護士殺人事件の真相と、星利菜の父を殺した真犯人の正体は。正義と冤罪のジレンマがエピローグにて繋がる。

    しかし、期待値を越える事は無いだろう。

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    2022年03月12日
  • 正義の天秤

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    刑事事件を扱う弁護士チームのお話。被告の利益を尊重しつつも真実を追求するという感じで、そこそこ面白かったが、青臭いというかおはなしおはなししていてリアリティとかそういうのは感じなかった。6話が収められていてドラマとかなったりするのかなと思ったが、NHKでドラマになったみたい。

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    2022年02月15日