大門剛明のレビュー一覧

  • 雪冤

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    話のすすみ方が早いのですぐに読み終りました。ただ、登場人物の関係性と時系列がとても複雑で混乱しました。殺人の動機も少し物足りなかったです。「走れメロス」のキャラクターになぞらえて推理?がすすんでいくので、メロス自体を読み返した方が話がスッと入ってきたかもしれません。

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    2022年05月08日
  • 正義の天秤 アイギスの盾

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     リーガル・ミステリー「正義の天秤」第2弾。本書は表題作含む5話収録。
     自分の感情に背きつつも犯罪者の弁護をしなければならない弁護士という職業の難しさが伝わる作品。接見して無罪だと信じていた被告人に裏切られた遣る瀬無さ、冤罪を生み出してしまうのではという恐怖、そういったものと戦っているのだなと感じる。冤罪は確かに怖いが、逆も怖い。つまり有罪の人を弁護によって無罪にして野に放ってしまうことだ。
     人が人を裁く難しさを改めて考えさせられる。

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    2022年04月28日
  • 正義の天秤

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     法律事務所の弁護士たちが繰り広げる法廷サスペンスの連作短編集。
     毎話ごとに主人公(視点)が変わり面白いが、話の根っこの部分は貫き通している。人が人を裁く、人が人を弁護することの奥深さ、難しさを実感する作品。正義を守るのは実に脆くて難しいと感じる。そもそも、正義とは何かという問題が前提にあるのだと思う。一方の正義を貫くことは、他方からすると悪になるわけで、正義とは基準の定まらないなんともホワッとした存在なのだと思う。

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    2022年04月21日
  • 雪冤

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    第29回横溝正史ミステリ大賞及びテレビ東京賞受賞作。死刑制度や冤罪をテーマとした社会派ミステリ。深く考えさせられる内容ですが、ミステリとしては詳細が荒っぽく、???と感じる部分がありました。

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    2022年04月10日
  • 雪冤

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      物語に入り込めなかった。自力では謎を解けなかったし、お話も面白いとは思うのだが、盛り上がるにつれて白けてしまった。

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    2026年01月22日
  • テミスの求刑

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    ネタバレ

    「城山事件」
    連続放火殺人事件の容疑者、城山柳太朗を担当した検察は冤罪を恐れ彼を不起訴とする。その後釈放された城山は自宅に放火、実の弟を殺害した。
    その責任を取り検事を辞めることを決めた一人の男の視点で短いプロローグは締められる。冤罪と正義のお話の幕開けだ。
    ーーーーーーーーーーーーーーー
    場面は変わる。
    被疑者と検事のやり取りを記録し弁解録取書を作り上げる、立会事務官として働く平川星利菜。担当している検事、田島亮二は検察庁のNO.3、三席の立場であり被疑者の自白を取るプロだった。
    星利菜の父は過去、警察署勤務だったのだが取り調べをした少年に撲殺される。その少年 、沢登健太郎の自白を取ったのが

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    2022年03月12日
  • 正義の天秤

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    刑事事件を扱う弁護士チームのお話。被告の利益を尊重しつつも真実を追求するという感じで、そこそこ面白かったが、青臭いというかおはなしおはなししていてリアリティとかそういうのは感じなかった。6話が収められていてドラマとかなったりするのかなと思ったが、NHKでドラマになったみたい。

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    2022年02月15日
  • 雪冤

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    死刑囚となった息子の冤罪を主張する父の元に、メロスと名乗る謎の人物から時効寸前に自首をしたいと連絡が。真犯人は別にいるのか? 緊迫と衝撃のラスト、死刑制度と冤罪に真正面から挑んだ社会派推理。

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    2022年02月08日
  • 婚活探偵

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    さくっと読みやすかったです。
    表向きは元刑事のハードボイルド探偵、実はまともに女性と付き合ったことがない草食系おじさんの婚活話。
    マッチング相手に話を合わせるために12万もかけて本を購入したり、服を新調したり…
    不器用で一生懸命で応援したくなります。

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    2022年01月26日
  • 正義の天秤 アイギスの盾

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    ネタバレ

    前作で決着がつくと思っていた過去事件の真相解明は、シリーズを続けていく中で徐々に明かされていくものと思っていました。なので、本作でカタがついてしまったことに肩透かしをくらったように感じちゃいました。

    その真相というか、キムラヒデユキの正体については「改名してました」は予測がつかなすぎるので、もう少しそれを匂わせる何かが欲しかったように思います。また、現実だったら南野の過去を調べたらすぐに分かりそうに思ったので、ちょっと微妙な印象も受けてしまいました。

    本作はそちらよりも、桐生が主役となる第2話「黒と白」の方が面白かったです。裁判官として自分が判決を下した人物からの依頼というシチュエーション

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    2021年12月05日
  • 不協和音 3 刑事の信念、検事の矜持

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    謎解きは良い。しかし、キャラクターの書き込みが薄いというか、先を急ぎすぎというか、私にはリズムが早すぎるように感じた。この感じは私だけかもしれない。

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    2021年11月28日
  • 正義の天秤

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    弁護士の話。
    今までの弁護士の話とは違って、担当する事件の奥深くまで調べ直すような姿に衝撃。
    何か刑事のような…でも弁護士で…
    警察にもわからなかったような証拠というよりは心情的なところではあるけれど、なんか深いなぁという感じ。

    2021.11.23

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    2021年11月23日
  • 正義の天秤

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    ネタバレ

    元医師という異色の経歴の弁護士という設定がフォーカスされた裏表紙のあらすじから、鷹野が中心の話かと思いきや、師団坂法律事務所の面々を主役にした短編集みたいな様相。

    各話それぞれ、真実を明かされることが決して「こうであってほしい」という理想とは異なる内容だったりして、なかなか悩ましい気持ちにさせられます。

    そこに関しては、よく言えば印象的な話ではあったので、悪くはないポイントだったのですが、鷹野の過去にまつわる話が未解決のまま終わったのにはちょっと肩透かし喰らった感がありました。

    そこは同時に購入した次巻「アイギスの盾」以降で明かされると期待しておこうかと思います。

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    2021年11月21日
  • レアケース

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    世の不平等について生活保護制度を中心に描いた社会派ミステリー。う~ん、著者の過去作と比べてしまうと物足りない印象は拭えない。
    福祉の現場ではあり得る話(義賊以外)で違和感はない。罪の意識のない行為が他者に与えるダメージを想像できる人でありたい…。

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    2021年11月05日
  • 完全無罪

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    弁護士と被害者と警察、いろいろな立場から書かれていてとても引き込まれた。
    被害者が自分のために決着をつけたい、そのために弁護するってすごいなぁ。
    冤罪?やっぱり犯人?って最後までドキドキした。
    冤罪だったとしても、疑惑は晴れない。心から信じることはできないかもしれない。

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    2021年10月30日
  • 海のイカロス

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    大門剛明氏の作品。
    自然エネルギーの中の潮流発電の研究者・正岡 周平が企てた完全犯罪の行方は...

    最初から、容疑者が分かっているという意味では、倒叙ミステリーの一種でしょうか。
    (倒叙ミステリーは大好きです(笑))

    研究仲間の七海の自殺の真相を知った正岡は、ある人物に復讐を決意する。
    その方法とは、恐らく、誰も考え付かない殺人計画であった...

    二転三転する展開に、読者もすっかり裏をかかれます。果たして、こんなにうまく行くのかと、やや疑問もありますが、ストーリーの展開は、さすが大門氏と言えると思います。

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    2021年10月18日
  • 雪冤

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    横溝正史ミステリ大賞の傑作と書いてあったので買った一冊。

    冤罪と死刑の話だった。

    想像と全く違う内容だった。

    しかも事件の真相は全く想像してない予想外の真相だった。

    死刑についてちょっと知る事ができた。
    死刑の存続か廃止かなんてそんなに考えた事なかったが、死刑の廃止派の意見はちょっとわかった。

    冤罪と死刑
    難しいテーマの小説でした。

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    2021年10月08日
  • 不協和音 2 炎の刑事VS.氷の検事

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    ドラマを観て続きが気になり2巻を読む。
    キャラクターが既に頭に入っていたせいもあり、
    すごく読みやすかった。
    それぞれの事件の犯人は簡単に判明するものの、
    なぜ事件が起きたのか?という部分は
    毎回ひねりが効いていておもしろかった。
    2巻でもまだ気になる謎は解けず、
    次回発売の3巻までお預け。

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    2021年10月02日
  • 正義の天秤

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    ドラマ化されることで、内容を知り、原作を読んでみたくなった。
    元医師である鷹野を主人公にしたリーガルミステリー。
    元々は大手の弁護士事務所であった師団坂法律事務所。
    しかし、絶対的な存在であった創設者を病死で失ってからは下降の一途をたどっていた。
    創設者の娘で、弁護士でもある佐伯芽依は事務所の危機を救うため、海外から鷹野を呼び寄せる。
    しかし、元医師である鷹野は事務所を診断し、無能な弁護士を切除してしまう。
    短編で描かれるので、無駄な描写がなく、リーガルミステリーなのにさらっと読みやすい。
    鷹野が登場する1作目は、やたら登場人物が多く、覚えられないと思っていたが、鷹野の「切除」により、残った主

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    2021年09月18日
  • 氷の秒針

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     殺人罪の時効が撤廃されたが、平成七年に起こった、一人娘の小岩井薫を遺して一家3人が惨殺された小岩井事件についてはそれが適用されず、限りなく疑わしい鮎沢誠二を逮捕することができないまま、ついに時効を迎えてしまう。しかし鮎沢は時効が成立した途端、自首して自分が犯人であることを認める。

     時効が成立した小岩井事件と、主人公の原村が妻を殺害された時効撤廃対象の殺人事件、2つの事件について描かれる。同じ被害者という立場でありながら、なかなか心を開くことができない原村と薫。事件を追い続ける刑事や加害者の息子の不良少年など、最終的にいろいろ繋がっていたけれど、ちょっとご都合主義かなぁと。

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    2021年09月05日