【感想・ネタバレ】不協和音 3 刑事の信念、検事の矜持のレビュー

あらすじ

刑事の兄と検事の弟、31年の因縁に終止符が打たれる! 兄弟の父は果たして「冤罪」を生んだ刑事だったのか? 『正義の天秤』『完全無罪』で話題の著者による、ドラマ化原作作品、シリーズ最新刊。刑事になった兄・祐介と検事になった弟・真佐人、別々に育てられた二人は京都で再会し、時に反目し、時に協力し合いながら、日々巻き起こる事件の真相を追っていく。そんな二人の前に、31年前、刑事だった父が生み出したといわれる「冤罪事件」の鍵を握る人物が現れる。当時、父が逮捕した男は本当に無実だったのか。真犯人は存在するのか――。意外な真相が胸を打つ、連作ミステリー。文庫書き下ろし。

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Posted by ブクログ

大門剛明『不協和音3 刑事の信念、検事の矜持』PHP文芸文庫。

シリーズ第3弾。文庫書き下ろしの連作ミステリー。

これでシリーズは完結なのだろうか。ついに31年前に刑事だった父親が関係した冤罪事件の真相が明らかになる。面白かったが、取って付けたような最終盤の『不協和音』のくだりは不要だったように思う。兄弟の織り成す『不協和音』でも十分に納得できた。

別々に育てられた兄弟。刑事となった兄の祐介と検事になった弟の真佐人の二人が刑事だった父親の31年前の冤罪事件の真相に迫る。水と油の如く反目し合いながらも、どこかでお互いを認め、様々な事件の真相を突き止める祐介と真佐人。

本体価格780円
★★★★

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2021年11月10日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾!
いよいよ、父親の過去の冤罪事件の真相が明らかに。
そして、反目しあっていた兄弟も理解しあって、真相にたどり着きます。

■メデューサの証言
子供がみた放火犯の特徴。逮捕された男と一致するが...
結果不起訴に.

ここから、父親の事件に関連する人たちが出てきます。

■足跡
老人宅からの財布の窃盗未遂事件。
疑われるヘルパー。
そしてそこから、父親の事件にも関連が..

こちらの事件よりも徐々に父親の事件に重心が移っていきます。

■かすり傷
主婦の車の自損事故。しかし、そのブレーキホースは人為的に切断。誰が切ったのか?
そこにはDVで別居している夫なのか?

真相は意外でした!

■不協和音(前編、後編)
これ、なんで、前編、後編に分けるんでしょ?不思議。
ついに明らかになる父親の冤罪事件の真相!

楽しめました。
これで終わりだと思います。

ということで、これは、1作目、2作目、3作目と順番に読まないと、絶対だめです。

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

謎解きは良い。しかし、キャラクターの書き込みが薄いというか、先を急ぎすぎというか、私にはリズムが早すぎるように感じた。この感じは私だけかもしれない。

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2021年11月28日

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