テミスの求刑

テミスの求刑

770円 (税込)

3pt

3.4

手には大型ナイフ、血まみれの着衣。殺人現場付近の監視カメラは敏腕検事・田島の衝撃の姿を捉えていた。絶対的な証拠が揃う中、田島は無実を訴えたきり口を閉ざす。田島の下で働いていた検察事務官・星利菜は、真相を明らかにするために彼と法廷で対峙するが……。島は本当に罪を犯したのか? 過去の冤罪事件に隠された、悲しき真実とは? リーガルミステリーの傑作、ついに電子化。

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テミスの求刑 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年12月14日

    久しぶりに活字を読む時間ができたので。主人公が自分と同じ働く女子なので、感情移入はできました。田島のことを信じたいのに信じられない揺らぐ気持ち、窓を開けるか開けないかの決断する時の狂いそうなくらいの悩みが想像にたやすく、せりなちゃんと一緒に頭を抱えていました。
    大どんでん返し!!ってわけではなかった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月09日

    「テミス」続き。
    本書は法廷ミステリーそのもの。
    殺人容疑で指名手配された検事。彼の無罪を信じながらも、確信が持てない検察事務官。
    もどかしい前半に対し、逃走の果てに逮捕された後半は一気呵成。
    起訴された検事は無実を訴えながらも、一部を黙秘する。地検エースと言われる検事と、敏腕弁護士が法廷で対決する...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月06日

    星利菜が最後に思う、「本当に優れた検事や弁護士とは、勝つとか負けるとかではない。事件関係者を少しでも幸せにする者ではないだろうか」が、印象に残った。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月28日

    面白かった
    テーマは冤罪、正義、そして、償い

    優秀な検事の田島の元で働く検察事務官の星利菜。
    星利菜の父親は警察管でしたが、何者かに殺され、その犯人として捕らえられたのが沢登健太郎。その事件を立件したのが田島でしたが、沢登は冤罪を訴え拘置所にて自殺。
    そして弁護士の黒宮はその当時の事件の真相に迫っ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月12日

    検察官の人間ドラマ。冤罪だったとわかったときの検察官の苦悩を余すことなく描いている。
    ただし、少し迫力不足か?読みやすいのだが、心に響くものが少ない。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月10日

    立会い事務官の平川 星利菜の視点を主とした法廷ミステリー。
    殺人現場の付近の監視カメラが捉えたのは、大型ナイフを手にした血まみれの検事・田島の姿であった。
    果たして、本当に田島検事は、真犯人なのか?

    後半に続く法廷の場面に、ややストーリーの難解さを感じました。
    もう少し、スッキリさせても良かった...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年06月19日

    他の方のレビューでも書かれていたが1つの事件だけでなく過去の事件や色々な登場人物の犯した罪が立体的に繋がっているのが見事であった。大きなどんでん返しはないもののしっかり1つ1つの真実が明らかになっていったと思う。
    途中で過去の事件の真犯人があっさり判明したので、この後どのように終結していくのか楽しみ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年03月12日

    「城山事件」
    連続放火殺人事件の容疑者、城山柳太朗を担当した検察は冤罪を恐れ彼を不起訴とする。その後釈放された城山は自宅に放火、実の弟を殺害した。
    その責任を取り検事を辞めることを決めた一人の男の視点で短いプロローグは締められる。冤罪と正義のお話の幕開けだ。
    ーーーーーーーーーーーーーーー
    場面は変...続きを読む

    0

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