大門剛明のレビュー一覧

  • ぞろりん がったん 怪談をめぐるミステリー

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    なかなか面白い構成の連作短編集。

    序章で消防士の内畠拓也は、広川まどかという女性から作家の世良耕平の妻が失踪したらしく、確かめて欲しいと相談を受ける。世良の家を訪れた内畠は、世良から執筆中の原稿を読んで欲しいと言われ…

    ここから、日本各地に伝わる怪談をテーマにした短編が5編続き、最後の『ぞろりん がったん』で全ての真相が明かされる。

    なるほど。最初に短編を描き、序章と終章の『ぞろりん がったん』を書き下ろしで追加し、再構成して、ひと味違う作品として仕上げたのか。

    短編の『座敷わらし』『言うな地蔵』『河童の雨乞い』『吉作落とし』『チロリン橋』のいずれも、怪談をテーマにしながら、ひねりの効

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    2015年02月19日
  • 沈黙する証人 負け弁・深町代言

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    シリーズ第二弾。轢き逃げ事件を巡り、弁護士・深町代言と敏腕検事・滝川要が対決する。

    ボリュームとしては中編程度で一気に読める。事件を巡る人々の様々な事情と人間模様が描かれている。轢き逃げ事件の被疑者は真犯人なのか…

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    2014年06月22日
  • ボーダー 負け弁・深町代言

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    弁護士・深町代言を主人公にした社会派ミステリーのシリーズ第一弾。刑事事件への情熱を失い、東京の法律事務所を辞め、伊勢の貧乏法律事務所に所属することになった深町は強殺事件の被告人のために再び刑事事件へと…

    小さな貧乏法律事務所を舞台に展開される再生と成長の物語。描かれる事件も身近に感じるもので、それだけに現実味があり、事件の真相も納得の行くものだった。社会派ミステリーの中に温かい人間の心が描かれ、好感の持てる作品だった。

    大門剛明と言えば、デビュー作の『雪冤』が非常に面白く、注目していた作家。このシリーズの続編も楽しみである。

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    2014年06月22日
  • ねこ弁 弁護士・寧々と小雪の事件簿

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    少々狙いすぎな感は否めないですが、謎の設定はなかなか面白いです。謎そのものに猫があまり絡まないのが、ちょっとタイトル負けかな。

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    2013年10月23日
  • 罪火

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    ネタバレ

    「VOM」という言葉は時々雑誌等で見かけた事がある。偽善的な行為ではないか、と思わなくもない。読み始めた当初は特にそう感じた。被害者のためといいつつ、結局は加害者側と仲介者の自己満足の行為でしかないのではないか。

    <ネタバレ>
    「罪火」を読み進めていくうち、いつしか加害者が自分の罪への反省を深めていく姿に、徐々にではあるが、この罪人が「ひと」らしい姿に映っていく。そしてラストは...。読んでいる側すら救われる様な思いだった。加害者が自分の罪を真に自覚し、後悔するのは、自分に未来があると心の底から思った時であった。加害者に罪を償わせるという行為がなければ、加害者自身も救われないし、自暴自棄な状

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    2012年05月16日
  • 沈黙する証人 負け弁・深町代言

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    深町が勤める負け組法律事務所に、ひき逃げ事件の容疑者が飛び込んできた。泥酔していたため記憶はないが、自分は運転しておらず無実だと訴える。相手は敏腕で知られる滝川検事。どう見ても勝ち目のない戦いなのに、松月の信念は事件の意外な真相を照らし出す••••••

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    2012年01月14日
  • ボーダー 負け弁・深町代言

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    テレビでも人気の若手弁護士•深町代言は、ある事件をきっかけに東京を去る。流れ着いた伊勢で所属したのは、志は高いが裁判で勝てない"負け弁"が集まる貧乏法律事務所。刑事事件への情熱を失った深町だが、ニート強殺事件の被告人の無罪を信じる同僚•実花の窮地に再び立ち上がる。

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    2012年01月14日
  • 神都の証人

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    「正義」とは?「真実」とは?
    圧倒的な悪が冤罪を生む…と見せかけてのラストは良かった。でも、そこで終わらせるのはずるい。そこからが本質だと思う。
    あと、みんな都合よく弁護士や検事になりすぎ。「めっちゃ頑張った」で次のシーンではもう検事・弁護士になっている。章末ごとの波子のセリフもチープ。そこは何だかなあって感じた。
    総じて、直木賞候補というレベルではない。

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    2026年03月27日
  • 神都の証人

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    直木賞ノミネート作。
    出だしは面白くて引き込まれたんだけど途中から、それは昔とはいえ…有りなのか??と思ってしまった。
    でも、最後がどう終着するのか気になり読み切った。

    戦前から令和まで続く冤罪の物語。
    気になる方はぜひ読んでみて下さい。

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    2026年03月03日
  • 完全無罪

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    ネタバレ

    刑事訴訟法をベースに、女子児童強姦殺人容疑で無期懲役となった男の再審決定・無罪を巡る弁護士女性の葛藤の物語。実は弁護士女性の生い立ちと本件が深く関連するなど、ドラマ的な設定はまあしょうがないが、まずは面白かった。大手弁護士事務所の上司・政争等の問題は突っ込みどころ満載だけどそれは置いといて、再審無罪となった人間が実は同種の別の殺人をしていたかどうかが最後の方まで上手に引っ張られるので、ペイジターナーとなってしまう。分量的にもすぐ読めるので、まさに2時間ドラマを堪能した気分だけど、まあそれだけかな。

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    2026年02月27日
  • 雪冤

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    死刑制度や冤罪事件について大いに考えさせられたが、そのような事を抜きにしても大変面白いミステリーだった。全く予想できない、最後まで切ないストーリー。

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    2026年02月20日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

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    ドラマにもなったようで(観てない)、俳優さんをイメージして読んだ。真佐人、冷たいようで優しいカッコいい。2〜3も楽しみ。

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    2026年01月24日
  • 両刃の斧

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    ネタバレ

    神都の証人を読むまで、大門さんを認識できてなかったので何冊か読んでみることに。本作はいかにもドラマの原作になりそうだと思ってたら、既にドラマになってた。二人の娘の1人は殺され、1人は白血病で亡くなり、その闇を抱えたまま体調が悪化する妻に病で死に行く状況で夫にも言えなかった秘密があるというやりきれない話だった。このラストあるゆえか、途中どんでんの音が何度か聞こえるが、真相にたどり着くための無理筋ご都合っぽいネタであってもつい騙されてしまいそう。小説としてはよくまとまっているが、たくさん読むと厭きるかな?

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    2026年01月13日
  • 完全無罪

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    ネタバレ

    弁護士であり、子供の頃誘拐事件に巻き込まれたことのある松岡さんが、自分のトラウマである誘拐事件の容疑者と向き合い、21年前の真相に迫るお話。

    事件を起こしたであろう一人を野放しにして、これから起こり得るかもしれない重大事件を考慮しないのもどうかと思うが、過剰にそれを信じ込むと冤罪(罪なき人を傷つける)可能性があることを知り、刑事の被疑者に対する向き合い方の難しさを感じた。

    冤罪であった人が無罪と分かるが、大事な家族を殺されたことを根に持ち、復讐を実行する気持ちはとても理解できるが、その人に救いがあまりないのが悲しく感じた。また、犯人が意外な人で、内心……

    とても作り込まれた素晴らしい作品

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    2025年10月06日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    東野圭吾を読み慣れているせいか、どうやら私の目が肥えすぎているらしい。
    ということで、全体的な評価は3ということで。

    堂上瞬一「手口」
    長岡弘樹「裏庭のある交番」
    今野 敏「ニンジャ」
    は、なかなかよかった。

    あ、6人中3人の作品がよかったってことで、星3なのか(笑)
    なるほど。

    ちなみに、堂上瞬一作品は以前に読んだことがあることも付記しておく。

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    2025年10月01日
  • 正義の天秤

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    登場人物が多く、それに事件が絡んでくるので、混乱するところもありますが、一つ一つの裁判が短編なので、サラッと読みやすいです。

    まだ、2巻3巻と続くようですので、今回は人物の自己紹介的なお話ですね。
    弁護士さんも、刑事のようなことするんだな~と、刑事物読んでいる気分になりました。

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    2025年07月28日
  • 婚活探偵

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    まさか大門さんの書いた本で笑ってしまうとは(笑)
    でも納得いかないところもいくつかあるので、評価に困る。

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    2025年07月20日
  • 雪冤

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    死刑制度や冤罪について考える機会を与えてくれた一冊。死刑制度の存廃は国民的な議論にするべきとは思うが、議論できる前提まで国民の知識や知見が成熟しない限り、簡単に結論は出すべきでないと思う。

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    2025年06月08日
  • 婚活探偵

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    ほのぼの読めてよかった。
    婚活やってみたかったかも。
    しかしドラマは向井理って、
    イメージ違いすぎやろ…

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    2025年06月08日
  • 雪冤

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    題材は非常に興味深いんだけど・・・人が語りすぎるっていうか お芝居の台本みたいっていうか   う~~ん もうチョット読者の分も残しておいて欲しかったかな

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    2025年02月13日