大門剛明のレビュー一覧

  • 鑑識課警察犬係 闇夜に吠ゆ

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    フォローしている方のレビューに惹かれて買ってきた。

    5つの話からなるが、第一話はベテランハンドラーの野見山が主人公。愛犬に向けられた疑惑とそれに対する彼の決断がかなり苦い話からスタート。
    それを前日譚にして、第二話からは、念願がかなって鑑識課警察犬係に配属された岡本都花沙を主人公に、新米ハンドラーの彼女が愛犬とともに行方不明者の捜索やひき逃げ犯、少年院からの脱走者の捜査に奔走する日々が描かれる。
    終わったかと思ったところからもう一捻りある各話の展開と、それらが第一話とつながっていく構成は、なかなかに面白く読めた。
    ただ、警察犬が臭いを追う捜査は、雨が降れば捜査を切り上げなければならなかったり

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    2023年11月26日
  • 婚活探偵

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    タイトルとイラストにピンと来て手に取りました。
    初読みの作家さんの作品でしたがとっつきやすい婚活がテーマで主人公が可愛らしく楽しく読めた。
    内容も重たくなく気楽に楽しめる作品でした。

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    2023年10月24日
  • 正義の天秤 毒樹の果実

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    シリーズ3作目。お馴染みの面々の活躍と鷹野の恋人の久美子を殺した南野のその後を描く。
    作者の他作品であった「応報的司法」「修復的司法」という言葉をこのシリーズで思い出した。応報的は、刑罰を与えるのみ、修復的は被害者家族が加害者の出所後の更生を手助け交流する意味だった。
    シリーズ3作目では南野に対して苦悩する鷹野が描かれ、ホント更生とはなんなのか?救いはあるのか?悶々としましたね。
    個人的には、修復的司法は無理だし現実世界では厳しいかなと思う。一番は犯罪の無い世界ですね。

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    2023年08月30日
  • 完全無罪

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    無実と無罪、真実とは何か。人は何を求めるか。二転三転するので、面白く読めます。
    20241230 2回目
    自分の信じることと、正しいことと考えさせられる本。

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    2024年12月31日
  • 獄の棘

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    有罪判決を受けた被告人が控訴するかどうかを賭けるギャンブル"赤落ち"。
    先輩刑務官たちの姿に新米刑務官の良太は戸惑うが、賭けに勝つため解き明かされた真実に心を動かされ……。


    新米刑務官を主人公とした、連作短篇社会派ミステリです。WOWOWでドラマ化もされた一冊。
    刑務所内という特殊な舞台設定の中、そこにある事情や人間描写・人間関係がリアル。先輩刑務官やキャリアの統括、収容者たちとの交流を通じながら刑務所の闇に迫り、刑務官として成長してゆく姿を描いています。
    テーマは重いですがどの話にも情があり、読後感はそれほど悪くありません。

    善も悪も、一概に断定することのできない難

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    2023年06月21日
  • 鑑識課警察犬係 闇夜に吠ゆ

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    警察犬。事件の犯人を追跡したり、行方不明者を捜索したり、シェパードなどの大型犬が多かったり、と、何となくのイメージはあるが、そういえばあまり詳しいことは知らない。
    本作は警察犬を中心に据えた警察小説。この設定はなかなか珍しいのではないか。
    シリーズタイトルにもなっている鑑識課警察犬係に配属となった警察官がハンドラーとなり、警察犬の指導や管理にあたる。犬とハンドラーの息が合うことが非常に大切で、ハンドラーは日々、犬の面倒を見ながら訓練を積み重ねる。
    但し、組織には異動がつきもの。警察犬係も例外ではない。せっかくある程度職務に慣れても、人の側は出入りがある。犬がベテランであっても、ペアが変われば訓

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    2023年06月05日
  • 罪火

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    なんということだろう。正直に話せばいいというものでもないのか? 話すタイミングや状況も重要? 相手が受け入れられる状況にあるかといったこと? 話せば自分はスッキリするだろうけど、相手がどう思うのか、も配慮しなければならないということか。

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    2023年05月05日
  • ねこ弁 弁護士・寧々と小雪の事件簿

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     社会派ミステリーとして有名な著者の作品だが、本書は趣向が変わりユーモアあふれるほんわかミステリーといった感じ。特に重たい印象もなく、サクッと軽い気持ちで読み進めることができる。その分インパクトにはやや欠けるが、どんよりした読後感はない。
     作品は全6編の連作短編集。なかなか弁護士事務所に通うことのできない僻地の人々の依頼を受け、往診弁護という方法をとっている弁護士姉妹が訪問の先々で事件を解決していくというストーリー。

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    2023年04月28日
  • 正義の天秤 毒樹の果実

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    シリーズ3作目。
    ドラマの続編が決まったようなニュースを聞いたら、すぐ続編が出た気がする。
    前作で恋人を殺した犯人の弁護を引き受けることにした鷹野。
    その話の続きかと思ったが、どちらかと言うと今作は師団坂法律事務所ルーム1のメンバーたちをそれぞれ主役にした連作短編集。
    鷹野の相棒的存在の芽依から始まり、元刑事の梅津、元裁判官の桐生とメインの登場人物を変えて、事件が進むがそれぞれが壁にぶち当たると、鷹野が登場し、窮地と思われていた状況が一変すると言う、お決まりの展開でいまいち面白さにも新鮮さにも欠ける。
    最終章で鷹野の話に戻るが、ドラマも控えていることだから、きっと間を置かずに続編が出るのだろう

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    2023年04月10日
  • 鑑識課警察犬係 闇夜に吠ゆ

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    小粒で変化球の警察小説。警察犬とハンドラーと呼ばれるパートナーとの絆を描く物語。短編集ながら連作ものとなっており、物語的には地続き。やはり日本推理作家協会賞の短編部門にノミネートされた、最初の1編「手綱を引く」が良い。主役となる野見山が何を大切にしているかが分かり、物言わぬレニーがカッコイイ。警察小説では「矜持」という文言がスポットをあびるのだが、それに違わぬ作品だったと思う。

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    2023年03月30日
  • 有罪弁護 負け弁・深町代言

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    シリーズ、第三弾。
    負け弁護士こと、深町代言。

    深町の元に持ち込まれたのは、LSDを摂取して人を撲殺した青年の弁護。
    誰がどう見ても、有罪しか有り得ない。
    無罪判決を勝ち取るには、心神喪失を訴えるしか無い。しかし、、、

    苦悩する代言。
    誘拐事件も絡んで、判決は二転三転することに。
    被告人を弁護することは、本当に正しい事なのか?
    正義が問われる第三弾。

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    2023年03月21日
  • 死刑評決

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    未提出の証拠で、そこまで叩かれるのか?と脅し文句に対し疑問を抱きました。
    それでも、主人公の掲げる公正さに感銘を受けました。

    「私が命を削る思いでのぞんだ死刑評決を何だと思っているのだ。」

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    2023年03月20日
  • 正義の天秤 毒樹の果実

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    大門剛明『正義の天秤 毒樹の果実』角川文庫。

    シリーズ第3弾。日本有数の規模を誇る師団坂法律事務所の刑事事件を専門に扱うルーム1の弁護士たちの活躍を描いた5編の短編を収録。

    いずれもスッキリしないグレーな結末の短編ばかりが並ぶ。

    ルーム1の弁護士たちが壁に突き当たると必ずボスである鷹野和也が現れ、サジェスチョンを与え、それで弁護に成功するという黄金の必勝パターン。

    そして、同時に鷹野和也が恋人の雨宮久美子が殺害された事件の被疑者の弁護を行うというテレビドラマに有りがちのサイドストーリーが展開する。

    『第一話 毒樹の果実』。芸能人の覚醒剤事件はよく聞く話。毒を持って毒を制する。難しい正

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    2023年02月28日
  • ボーダー 負け弁・深町代言

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    かつては東京で人気の弁護士・深町 代言。
    しかし、ある事件から流れ着いた伊勢市で所属した事務所は、『負け弁』が集まる貧乏法律事務所。
    かつての情熱を失った深町であったが、無実を信じる同僚・中里 実花の窮地に再び立ち上がる。
    なかなか面白いキャラクターですね。
    最後のどんでん返しも楽しめます。

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    2023年02月23日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    *刑事、公安、交番、警察犬……。あの人気シリーズのスピンオフ、文庫オリジナル最新作まで。7人の人気作家が描く警察小説の最前線*

    もともと警察小説が大好物なので、どの作品もさらっと楽しく読めました。
    未読の作家さんもいましたが、やっぱり誉田哲也氏と長岡弘樹氏が抜群に好き。

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    2023年02月18日
  • テミスの求刑

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    星利菜が最後に思う、「本当に優れた検事や弁護士とは、勝つとか負けるとかではない。事件関係者を少しでも幸せにする者ではないだろうか」が、印象に残った。

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    2023年02月06日
  • 正義の天秤 アイギスの盾

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    「正義の天秤」の続編。
    前作と続けて読むことができてハッピー。
    本作も短編連作リーガルミステリとなっています。
    そして、本作では、鷹野の恋人だった久美子の謎が解き明かされます。

    ■アイギスの楯
    杉村の物語。
    黙秘権の重要さがわかる物語。
    駅のホームで女性を突き飛ばし電車にはねさせ、死亡させたとした男の弁護。
    その事件の真相は?
    3年前の事件に絡んだ悲しい事実。

    ■黒と白
    桐生の物語。
    桐生が過去に裁判官として裁いた男からの再審請求。
    その再審請求を桐生自身が行うことに。
    冤罪だったのか?
    その事件の真相がとんとんと明らかになるのに加えて、再審請求の裏側に隠されたものに唸らされます。
    うーん

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    2023年01月29日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    警察小説アンソロジー

    【誉田哲也「レイン」】
    流石の誉田哲也、一気読み。ああ、なるほど、アンソロジー表題の「偽りの」ってのがきっと、一冊通してのテーマなのねと、納得。

    【大門剛明「手綱」】
    初読みの作家さん。警察犬捜査の明暗。
    まあまあかな。

    【堂場瞬一「手口」】
    安定の堂場瞬一。
    堂場さんのシリーズもののスピンオフか?または何かの作品の前日譚か?という雰囲気。

    【鳴神響一「虚飾の代償」】
    これまた初読みの作家さん♫
    いわゆる推理小説 かな。おお、そう来たか、と思わせられるオチだったが・・・東野圭吾臭がしてあまり好きでは無い作風。

    【長岡弘樹「裏庭のある交番」】
    本作品集ではこれが一

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    2023年01月23日
  • 正義の天秤

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    面白かった。
    6編からなる短編連作リーガルミステリー。
    今までの作品とはちょっと異なり、ライトな感じもありながら、1編1編中身の濃い物語となっています。
    さらに登場人物もかなりキャラが立っています。
    ドラマ化されるのですね。納得です。

    ■ブレーメンの弁護士たち
    師団坂法律事務所に赴任した鷹野和也は、前職が医師。
    医師っぽい仕事の仕方と、いきなり、無能な弁護士を首にするという展開から始まります。

    リストラされた男が交差点の集団に車で突っ込む事故。
    ブレーキ痕もないこの事件をどう弁護するのか?
    その真相に迫ります。

    ■カルネアデスの方舟
    首にされずに残った若手の杉村の視点の物語。
    釣りボート

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    2023年01月21日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

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    田中圭と中村倫也の顔を思い浮かべながら読む。
    私は観てないけどドラマの方がおもしろかったかも。
    兄弟の事情や父の冤罪?など、設定は興味深いものの、事件の解決のされ方がなんかしっくりこなくて、真佐人の鋭さにあたふたする田中圭の印象ばかりが残る。

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    2022年11月06日