大門剛明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和18年、伊勢で一家惨殺事件が起こり死刑判決を受けたのは谷口喜介だった。
だが谷口は、その日は娘の波子と神宮に出かけていた。
冤罪を訴える少女と出会った弁護士の吾妻太一は、無罪の証拠を得るため戦うのだが、彼の元に赤紙が…
吾妻のあとを伊藤捨次郎が…
そして、本郷辰治が…
伊藤乙彦、伊藤太一の兄弟が…
昭和、平成、令和と事件から80年…と再審請求が続く。
戦時中の事件とは言え、こんなに簡単に冤罪が作られ、司法の闇に打ちのめされるというのは耐えがたいことである。
けっして諦めない少女の人生はいつ明けるのだろうかと何度も気を揉んだ。
「正義」とは、どこにあるのかと考えさせられた。
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Posted by ブクログ
さすが直木賞受賞作品です!
納得です
ん?
さすが直木賞受賞作です!
力作です
ん?
さすがの直木賞受賞作です!
圧巻です
ん?
他に直木賞候補作の、
『白鷺立つ』もなかなかの作品でしたが残念ながら及びません
『女王様の電話番』は及びません
『家族』はまったく及びません
(途中で読むのやめちゃいました)
ん?
『カフェーの帰り道』は?って…
まだ読んでません
そのうち読みます
けど、直木賞受賞作品は『神都の証人』でええやん!って思います
それぐらい素晴らしい作品です
ん?
第174回直木賞受賞作は『カフェーの帰り道』やで!って
それぐらい知っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めた直後は、登場人物の多さや小堀と太田の冤罪の話が次々と登場し、「前作があるのだろうか」と感じるほど情報量の多さに少し戸惑いました。しかし、物語の背景が頭の中で整理されるのに従って、少しずつのめり込んでいったように思います。
とりわけ衝撃的だったのは、物語の要となる人物の突然の退場。加えて、真相に近づくほど強大な権力による妨害が重なり、この先ちゃんと事件は収束・解決するのかとう不安感が強烈な求心力となって一気に引き込まれました。
終盤の展開にはやや割り切れない思いが残ったものの、それ以上に没入感高く読ませる力のある一冊だったと思います。