大門剛明のレビュー一覧
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エンヤ、それエンヤ。
「お木曳(おきひき)」とは、伊勢神宮の式年遷宮(20年ごとの社殿の建て替え)に使うご神木を、伊勢市民が力を合わせて神宮へ運び入れる、伊勢の伝統的な民俗行事です。御用材を運ぶ方法により、内宮では五十鈴川を使う「川曳(かわびき)」、外宮では陸路を「陸曳(おかびき)」と呼び、独特の「わん鳴り」という音を立てる木製の「奉曳車(ほうえいしゃ)」で運ぶ様子は、伊勢のまちが最も盛り上がる行事の一つです。
次の遷宮は2033年、昨年御用材の伐採が行われ、その後8年間にわたり各種祭りや行事が行われるということです。
お木曳は第一次が今年、第二次が来年行われる予定です。
神都ビール -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めた直後は、登場人物の多さや小堀と太田の冤罪の話が次々と登場し、「前作があるのだろうか」と感じるほど情報量の多さに少し戸惑いました。しかし、物語の背景が頭の中で整理されるのに従って、少しずつのめり込んでいったように思います。
とりわけ衝撃的だったのは、物語の要となる人物の突然の退場。加えて、真相に近づくほど強大な権力による妨害が重なり、この先ちゃんと事件は収束・解決するのかとう不安感が強烈な求心力となって一気に引き込まれました。
終盤の展開にはやや割り切れない思いが残ったものの、それ以上に没入感高く読ませる力のある一冊だったと思います。