大門剛明のレビュー一覧
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「正義の天秤」アイギスの盾
【購読動機】
ドラマの原作です。シリーズもので第2作に当たります。
ドラマでは、亀梨さんが主演です。
医師を辞めて弁護士に。
この経歴にまず関心を持ちました。
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【弁護士の務め】
依頼人・被告の利益を守ること。
弁護士として、この利益を守ることが、時として「正義」に反しているかも・・・という葛藤を持つことがあります。
この葛藤が小説、ドラマのなかでは、描かれています。
・真実はどこか?
・依頼人被告に対する求刑は、妥当性はあるのか?
弁護士として、事件の証拠を集め、真実に近づきます。
その真実は、時として検察側に「新しい事実」となり、審判に影響を及ぼす形となります。
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【正義の天秤の見どころ】
基本的に、被告は、事件を起こしています。さらに、否認をせず、是認しています。
一見、検察と弁護側で争う必要性がない事件ばかりです。
ところが、、、。
主人公の弁護士の視点からは、「供述に違和感あり」ということで、事件への深堀りが始まります。
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なじみの薄い検察と弁護士、そして裁判。
小説を通じて、雰囲気を感じ取ることができます。
どんでん返しが好きな方向けの小説です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
死刑を扱う小説は幾つかあるが、大きく自己主張せずに賛否両面から書き上げている。
時折垣間見えるネットスラングを織り交ぜた若い文体。
これも時代なのだなぁと思った。
しかしそれを本筋へのささくれとする事なく骨太に力強く進んでいく。
とても読み応えがあった。
ただ、置石の唐突感。
私の読み込み、イマジネーション不足もあるのかな。
電車のダイヤ運行中にそれが可能なのかと。
もう一つ、恵美が死んでいるのを確認し、他殺に偽装するために刺したとあるが、その刺創に生活反応があるかどうかは解剖時に解るのではないかなと。
野暮と言えば野暮なのだが、死刑が争点になった事件、裁判だったはずなのだから。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第2巻。◆アイギスの盾◆完全黙秘。コミュ障の被告人を弁護する杉村。判決後、明らかになる真実。それが遺族を慰める。◆黒と白◆裁判官時代に有罪と判決した被告の再審を受けた桐生。オセロのように黒から白へと裏返った人生。◆手のひらの楽園◆動物愛護団体代表からの弁護依頼を受ける梅津。誰が犬猫の命を物のように扱う悪徳ブリーダーを殺したのか。◆もう一つの正義◆刑を終えた男が殺された。被告人として捕えられた近隣に住む男を弁護する芽依。◆正義の心臓◆鷹野の恋人、雨宮久美子が殺された事件の真相を追うルーム1の面々。犯人はこいつか!正義は勝ち負けではない。鷹野の出した答えは久美子が望んだ救い。誰にでも真似のできることじゃない。
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「完全無罪」で自らが誘拐被害者となった過去の事件の真犯人にたどり着いた弁護士・松岡千紗シリーズ第2作。
8年前に事件当時19歳だった少年に死刑判決を下した判事・日下部陶子。
裁判官、裁判員ともに無期懲役と迷いに迷い、わずか一票の差で死刑となった。
その少年の幼なじみが千紗に、彼の心の内を知りたいと依頼が入る。
少年と接見した千紗が彼の心が開きかけた感触を得た矢先、死刑が執行されてしまう。
一方、陶子の元にかつての死刑判決に間違いがなかったかを問う不審な電話が入る。
電話の主と会った陶子は、裁判時には見たこともない事件当日の動画を見せられ自分達の判決が誤りであったことを知るー。
今回は最初から犯人が読み手に分かる流れだったので、前作の方がおもしろいなぁと思いながら読んでいたら、最後にやられました。
千紗が陶子をどのように追い詰めるのかと思いながらも、正直あまり期待していなかったのですが、まさかの展開。
このシリーズ、いいですね。
3作目が出るのが楽しみです。
2020年9冊目。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ帯に「新ヒロイン誕生」とあるのに、なかなかそれらしい人が登場しなかったり、二章に入ったらいきなり20年以上経過するなど、意表を突かれまくり。他にも二千花と本宮の関係や、米山事件の犯人など驚きの連続に加え、最初の事件の真相はいったいどうなのかが終始気になって、終わりの数ページ手前まで読むことを中断できませんでした(就寝直前に読み始めてしまったので、寝不足ですよ……)。
良い意味で予想を裏切り、上回ってくる展開ばかりだったし、キャラも二千花や古沢など個性的かつ魅力的な人物が多く、最近読んだ小説の中ではダントツで面白い作品だったと思いました。
これは映像化(二千花はガッキーが、加瀬涼真は竹内涼真が演じるイメージしかないです)&シリーズ化必至では?と妄想がフライングしつつも、続編に関しては本作の完成度が高すぎて、これと同等以上の話を作るのは難しいかな、と思ったりも。
それでも本作に及ばなくても良いので、二千花の活躍と古沢の嫌らしいお邪魔っぷりをまた読んでみたいです(古沢はゲーマーなので、ゲーム業界がらみの事件を見てみたいなぁなどと、叶わぬであろう期待を抱いてしまったりしちゃいました)。