大門剛明のレビュー一覧

  • 婚活探偵

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    書店で見かけて気に留めていたら、テレビでドラマが始まって面白かったので読んでみた。

    41歳の恋愛経験のない探偵が結婚したいと思って結婚相談所に登録して婚活を始めて、そこで体験したエピソードが7話綴られている。

    とても面白かった。婚活エピソードはリアルで、主人公が語る本音も面白かった。婚活は心が折れそうだけど、自分を成長させてくれるものでもあるんだな。探偵として扱った件のエピソードも出てきて、やはり浮気調査が多いんだなと思った。
    まだ続きそうな終わり方だったので、続編もぜひ読みたい。

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    2022年01月31日
  • 婚活探偵

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    ネタバレ

    つい先日読んだ「正義の天秤」がシリアスな話だったので、コミカルな本作は本当に同じ著者なのか何度か確認したほど、作風が全然違っててビックリ。

    ただ、タイトルと表紙の絵柄からコミカル路線だとは予想していたので、シリアスじゃないから期待外れということはありません。むしろ、本職の探偵話より慣れない婚活にもだえ苦しむ黒崎の姿が可笑しくてたまりませんでした。

    久々に読んでいて笑った小説でした。懸念点は、ドラマ化の主人公は向井理さんなので、イケメンすぎて本作との乖離が激しすぎるのが心配という点だけですね。

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    2021年12月29日
  • 完全無罪

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    様々な視点から読み進められて面白かった。自分を誘拐したかもしれない男の弁護をするという複雑さ。本当に冤罪なのかどうなのか?、最後まで緊張感を持って読める。特に個人的にラストが1番色んな登場人物の想いが描かれている感じがして良かった。

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    2021年12月26日
  • 雪冤

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    なんとも切ない話だった。ラスト数ページの流れから明るい未来を期待したい。

    15年前の事件から、また死刑判決を受けた4年前から、慎一は真実を独り抱え、自身の意思を一貫して…。
    持田や菜摘、石和、八木沼…尋常でない苦しみを飲み込むと、こんなものの考え方が出来るようになるのだろうか。

    Soon-ah will be done がこの小説を読んでる間、ずっと頭の中で鳴っていた。小説と音楽のセットのようだった。

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    2021年11月04日
  • 告解者

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    テンポが良くてとても良かった
    更生とはなんなのか、被害者の捉え方など改めて考えさせられた。
    再犯が多い時代、「更生した」とはいえずとも「更生している」人はどれくらいいるのか
    いつどこで犯罪に遭うかわからない、もし私だったら赦せるのか?被害者もある意味時間をかけて「更生」していく必要があることも考えた。
    久保島の一途な思いとさくらからの思い、続きが読みたくなった作品。

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    2021年06月10日
  • 反撃のスイッチ

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    展開に引き込まれ一気読み。

    敵として描かれている権力者が弱者を下に見て、とにかく馬鹿にしている。
    腹のたつ奴だが、口は上手くここぞというときの嗅覚がすごい。
    だてに一代で会社を急成長させてないなと感じる。

    主人公はどうしようもないクズだが、誘惑に踊らされるところが人間味あって良い。
    あと、中国人女性とのやり取りがほっこりして良い。

    窮地に追い込まれ、覚悟を決めた主人公には期待してしまう。

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    2021年06月04日
  • 罪人に手向ける花

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    ネタバレ

    帯に「新ヒロイン誕生」とあるのに、なかなかそれらしい人が登場しなかったり、二章に入ったらいきなり20年以上経過するなど、意表を突かれまくり。他にも二千花と本宮の関係や、米山事件の犯人など驚きの連続に加え、最初の事件の真相はいったいどうなのかが終始気になって、終わりの数ページ手前まで読むことを中断できませんでした(就寝直前に読み始めてしまったので、寝不足ですよ……)。

    良い意味で予想を裏切り、上回ってくる展開ばかりだったし、キャラも二千花や古沢など個性的かつ魅力的な人物が多く、最近読んだ小説の中ではダントツで面白い作品だったと思いました。

    これは映像化(二千花はガッキーが、加瀬涼真は竹内涼真

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    2021年03月30日
  • 罪人に手向ける花

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    大門剛明『罪人に手向ける花』ハルキ文庫。

    23年前の事件と現在の事件とが交錯する検察ミステリー小説。

    最初は検察事務官の立原愁一を主人公にした小説かと思ったのだが、何と途中から登場したゆるふわ癒し系女性検事の黒木二千花が主人公に取って代わった。さらには黒木二千花が立原がかつて世話になった検事の本宮の娘というのだから、さらに驚くばかりだった。そして何よりも、事件の真相が全て明らかにされた時の驚きと面白さは、ここ数年に読んだミステリーの中でもピカイチだった。

    23年前に殺人事件の容疑者となった加勢高志は弁護士の古沢の手腕により検事の本宮と検察事務官の立原の努力も虚しく不起訴となる。それから2

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    2021年03月26日
  • 雪冤

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    ネタバレ

    死刑になるほどの覚悟を持てるかは理解出来なかったですが、ミスリードさせられる文章に引き込まれて一気に読んでしまいました。

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    2020年10月24日
  • 不協和音 2 炎の刑事VS.氷の検事

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    シリーズ2作目。短編4作。適度な長さでテンポ良く読み進む。事件に絡みながら、父の事件の真相にも少しずつ近づきつつある。次回作が楽しみである。

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    2020年09月11日
  • 両刃の斧

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    ネタバレ

     隠し球のような一冊。
     現実的な真相かと言われると困るけれど、ストーリーはずいぶんと小気味よくツイストしている。

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    2020年03月09日
  • 死刑評決

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    完全無罪がとても面白かったので、この続編も読んだ。こちらも凄く面白かった。ページをめくる手がもどかしいほど、もっと長く話が続いて欲しいと思ったほど、楽しめた。この作家の作品を他にも読んでみようと思う

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    2020年02月11日
  • 死刑評決

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    『完全無罪』シリーズ、第二弾。
    高松の女性弁護士・松岡千紗が活躍する慟哭のミステリー。一部、真犯人側の視点からも描かれるので、倒叙ミステリーとも言えるでしょうか?

    帯にある『裁判員が殺人犯?』に惹かれて、購入しましたが、あっという間に読破。

    誰が真犯人か、というより、動機の面で、なぜ真犯人はそんなことをしたのか、単に保身のためなのか?というところがポイントでしょうか?

    裁判員裁判で死刑評決を受けた当時19歳の青年(小杉優心)の死刑が執行された。松岡が、量刑不服として再審請求する矢先であった。

    そして起こった新田という男性の殺人事件。
    その容疑者は、死刑評決が出された8年前の事件の裁判の

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    2020年02月07日
  • 罪火

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    ネタバレ

    罪火というタイトルが良いですね。

    花火大会という大きなキーワードがあるので
    そっちに引っ張られて
    もう一方の「火」の方は語られてるはずなのに
    上手く蓋がされているというか。

    校長が意味ありげに「手紙に書かれた二文字」と
    言った時に「ああっ!」ってなるという。

    でも、それも含めて最後はたくさんある伏線が
    サクサク回収されてて気持ちよかったですね。

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    2019年08月07日
  • 告解者

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    あなたが殺したのですか?
    彼を愛した深津さくらの問いは、彼の心に届くのか?

    毎回、社会的に重いテーマを描く大門氏ですが、第4作となる本作は、犯罪を犯した者の更生と償いがテーマ。

    強盗殺人事件で2人の命を奪った久保島は、23年の刑期を務め、仮出所した。
    そして、更生保護施設の職員であるさくらは、彼の誠実さに強く惹かれる。

    しかし、ある日、中年サラリーマンの殺人事件が発生し、施設の寮生が疑われてしまう。
    せっかく仮出所したのに、彼が、再び犯罪を犯したのか?

    刑事の梶も含めて、関係者それぞれが心の悩みと苦しみを抱え、自分の正義を貫きたいと考える。
    二転三転する真実の向こうに、本当の更生と償い

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    2019年04月27日
  • 雪冤

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    冤罪や死刑制度をテーマにした慟哭の社会派ミステリー。
    15年前の京都。2人の男女を殺害したとして、1人の青年が逮捕された。

    元弁護士の八木沼は、一人息子・慎一の無実を信じ、たった1人で活動していた。

    そして、時効寸前、真犯人を名乗る人物・メロスから電話がかかる。自首の代償として、5千万円を要求する。

    果たして、メロスの言葉は、真実なのか?

    二転三転するストーリー、なかなか見えない真実。
    そして、最後に明らかになるディオニソスの正体とは?

    ラスト数ページで、悲しい真実が明らかになる時、1人の青年の命を賭けた思いが、胸を打ちます。
    まさしく、慟哭の社会派ミステリーと言える作品です。

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    2019年03月10日
  • 罪火

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    犯罪加害者の贖罪とは。更正とは。被害者遺族はなにを望むのか。許しはあるのか。というなかなか、考えさせられるお話でした。一度犯罪を犯したものは、一生許されざるべきなのか。日々、生きていかなければならない中で、犯した罪とどう向き合っていかなくてはならないのか。刑務所で罪を償ってきたからと、犯した事実が消えるわけではない。このお話では、加害者と被害者遺族を会わせる、「修復的司法」が どちらにとっても救いになると信じている校長先生とその娘と息子、過去過失で人を殺めてしまった若宮。若宮にとっては先生は大恩人。そんななか 先生の娘が殺される。読み進めるのが心が痛くなるお話でした。反省すること、謝罪をするこ

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    2019年02月07日
  • 不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳

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    真面目な刑事だった父が起こした違法捜査。
    それが原因となり、幼い兄弟は、別れて暮らすことに...

    長じて、兄の祐介は、京都府警の刑事となり、弟の真佐人は、京都地検の検事に。

    そして、ある事件をきっかけに、2人は出会う。しかし、性格は合わず、事あるごとにぶつかり合う。

    果たして、本当に、父は違法捜査を行ったのか?
    2人の思いは、常にそこの究明にある事を知る。

    今後のシリーズ化、並びに、彼らの父の違法捜査の真実を知りたいと思います。

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    2018年10月01日
  • 罪火

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    読むなら絶対に真夏!それも花火の夜に読むのが一番!
    完全に筆者にやられました。
    これはドラマ化されているけど、
    観てなくてよかった。
    原作をじっくり読んで、本当に面白かった。

    犯罪者とその被害者。心理描写と伏線の数々。
    最後の最後で。。。
    「やられた-!」と叫びました。

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    2018年08月23日
  • 鍵師ギドウ

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    大門剛明『鍵師ギドウ』実業之日本社文庫。鍵師を主人公にした変わった設定のミステリー。最後の最後まで謎が解き明かされず、ミステリーとしてはまあまあの仕上がりなのだが、『雪冤』『氷の秒針』といった傑作に比べると切れ味がない。

    人生に悲観して自殺を図った孔太は、通りかかった心晴に助けられ、東京・谷中の鍵屋、野々村十六堂に住み込み、鍵師の多聞の弟子になる。孔太は多聞と共に窃盗犯・鍵師ギドウを追跡するのだが…

    好みの問題かも知れないが…

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    2017年02月15日