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兄・炎の刑事vs弟・氷の検事。土壇場で自白を覆す容疑者。伝説のスリの意外な正体。同時に発生する銀行強盗と誘拐事件。実直な警官の無謀な追走。放火魔の供述に秘められた真相……。刑事だった父は、本当に冤罪を生んだのか――。京都府警捜査一課の川上祐介は、妻を殺したと自白しながら、黙秘に転じた被疑者に手を焼いていた。そこへ、京都地検から「不起訴」の連絡が届く。それを決めた担当検事は、父が違法捜査を疑われて失職した際に別の家の養子となった弟の真佐人だった。不起訴に怒る祐介に、真佐人は意外な一言を返す。刑事と検事、それぞれの信念がぶつかり合う連作ミステリー。
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Posted by ブクログ
短編連作ミステリー。
ドラマにピッタリと思ったら、ドラマ化されていたんですね。
刑事だった父親の事件は冤罪だったのか?父親の死後、生き別れた兄弟は、兄は刑事、弟は検事となって再会します。
動の兄、祐介、静の弟、真佐人。どちらかというと敵対しているような二人が事件を解決していきます。
■偶然と必然
妻を殺害したと自白しながらも、途中から黙秘を続ける被疑者。妻の死体は見つからず。結果、不起訴。
その理由は?
真佐人により、事件のさらなる真相へ。
事件の違和感が解決されてすっきり!
■箱師の鉄
殺人事件を追う途中で見つけたスリ師。殺害現場でも姿が目撃されます。犯人なのか?
なるほど、箱師の鉄の正体が驚き!
■英雄の偶像
ストーカによる女性の拉致事件。さらに同時に発生した銀行強盗立てこもり。祐介が丸腰で犯人と敵対します。
ストーカの拉致の真相は?
これは、なるほどって感じ!
■右と左
警察の取り調べ中に、車で逃走した犯人が事故で死亡。
取り調べの警官が無茶な追い込みをしたのか?
事故後の警官の不信な行動。その真相は?
■発火点
逮捕した放火犯は連続放火犯なのか?
自白しない被疑者。
その事件の真相は?
いずれの事件も真佐人が裏から形を変えた援護射撃があって解決していく流れです。
父親の冤罪事件の真相が語られていないので、この続きがあると思い、ググってみたら、このあとパート3まで出ているんですね。
続きが気になります。
お勧め!
Posted by ブクログ
テレビドラマ化されるということで購入。
てっきり一つの事件を軸にした長編ミステリーかと思いましたが、全5章からなる連作短編集でした。連続ドラマ向きで、各章ごとで起きる事件を解決していく構成になっています。基本的には、これで解決?だと思ったり、捜査に行き詰まった時には弟からの謎の助言で、解決へと導く形式になっています。各章は、一時間の連続ドラマくらいの量なので、サクサク読めました。内容としては、事件が発生し、解決していく様が描かれ、時折、兄弟の過去のエピソードが加わります。
視点は刑事である兄のみで、検事の弟の視点はありません。
なので、弟の気持ちは実際のところどうだったのかは書かれていません。また、兄弟がバラバラとなった冤罪事件の真相もこの本では、解決されません。最後は、シリーズ化するのでは?と余韻を残したまま終わるので、歯痒さはありました。ただ、兄弟の関係は対立しながらも、回数を重ねるごとに微量ですが溶けていく様子が垣間見れます。そこがこの本の醍醐味なのではないかと思います。ぜひ続編が出てほしいです。
スペシャルドラマ?化されますが、もしかしたら連続ドラマの前哨戦なのでは?と読む限りでは、そう思いました。
完結するのであれば、冤罪事件の真相も描いてほしいなと思います。
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小説・文芸
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