雲田はるこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ出だしの与太郎編は本編へのさわり。本編は当代有楽亭八雲の菊比古と、自称兄弟子の助六との青春記。
当代有楽亭八雲が語り始めた自らの生い立ち、そして助六との出会い。努力型の天才の当代八雲(=菊比古)と、飲んで遊んでばかり、自由闊達な助六。芸者の家に男として生まれ、しかも足を悪くして、先代有楽亭八雲の家に預けられた菊比古は、子供ながらに自分が親に捨てられたことを知っていた。自分の居場所を見出すために必死に落語の修業をするが、まじめすぎ、必死すぎて、客の笑いを引き出すことができない。
一方、同時に弟子となった助六は、稽古もろくに出て来やしないのに、誰よりも客の心をつかみ、爆笑を引き出していく。己の芸に行き詰る菊比古に、ある時転機が訪れる。それは、二つ目や新人を集め助六が企画した鹿芝居だった。弁天小僧を演じる菊比古は、己の一挙手一投足を目を輝かせて追う客の姿に気付く。『お前さん、女なんかじゃねえ、男だろ! いってえどこのどいつでえ!』『知らざあ言って聞かせやしょう』この、弁天小僧の回こそこの作品の白眉! -
匿名
ネタバレ 購入済み鳴家いっちばん!
どの作品も素敵でしたが、個人的に印象に残った作品は下記の4作でした。
●うそうそ:たった32Pに本編の複雑な内容がキレイに収まって読みやすくなっていたことに、本当に驚愕しました。
佐助の大太刀周りにお比女ちゃんの苦悩、皆の見せ場などもしっかりあって、読後の充足感もダントツでした。
●あやかし帳:オリジナル展開ですが、作家色としゃばけシリーズの世界観が上手く調和しており、もし若旦那が現代に転生していたらこういうこともあるのかもしれない…と妙に納得してしまいました。
●狐者異:本編読後に感じた後味の悪さの輪郭を、これでもかとくっきりはっきり描かれ目前に突き出されたかのような迫力を感じました。
弱さゆえに自分で自分の幸せを壊してしまう愚かさは、あまりにも人の心そのものですよね。
●しゃばけ4コマ:最後の、揃いのアイドル衣装を着たみたいになった鳴家が可愛すぎました。やはり、鳴家いっちばん! -
無料版購入済み
BSで放送していたミュージカル版がとても面白かったので、長いこと気になってた原作漫画も読んでみた
1巻は与太郎と八雲と小夏メインで進むのね
独特な絵柄が作品世界とマッチしており、主な登場人物が皆、どこか色っぽくて魅力的。落語をリアルの舞台(寄席ではない所)で見たのは結構前だけど、久しぶりに聞きたくなった。