雲田はるこのレビュー一覧

  • 昭和元禄落語心中(9)

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    泣けてくるなぁ…
    くもはるさん、漫画が本当に好きなんだろうなぁ…って『落語心中』の9巻読んでて思う。そして、当たり前なんだが、人間を描くのが漫画であり、創作であり、文化の一つなんだと思う。
    絵を描くのが好きで漫画描いてる人と、漫画と言う文化そのものが好きで描いている人と、具体的には言えないけど、そこに差がある気がする。頭の中の架空のお話を二次元にする、と言う作業は結果として同じになるけど、頭の中の物語を絵にするのと、頭の中の空想や妄想を絵にするのとは違う気がする…。
    漫画は、この人の生きてる姿を描き写したい、じゃなかろうか。イラストは妄想をパッシャっと写真撮るみたいに紙に写し取る作業、って気が

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    2016年02月08日
  • 昭和元禄落語心中(9)

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    過去の話が終わって、これからどうなるの?と呑気に構えていた自分を殴ってやりたい第9巻。
    皆が歳を重ねて、このまま色々なものを抱えたまま終わらせて……はくれない感じ。

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    2016年02月08日
  • 昭和元禄落語心中(9)

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    まさかまた八雲師匠の死神が見れるとは...思わず涙した。
    自殺未遂にも近いあの結末と、助六の本意が気になる。そして八雲師匠を守る、二代目助六こと与太郎は段々チート化してきたなww与太郎が出てくるだけで安心してしまう。

    一番の驚きは小夏も幽霊みよ吉が見えてたっていう新事実!!!いやー、すごい盛り上がりの巻だっただけに次巻の結末が気になって仕方ない。とりあえず八雲師匠にだけは誰よりも幸せになって欲しいなぁ。

    美しい桜色の表紙が、ハッピーエンドを期待させる。最終10巻はなんとなく白かなと予想。1巻との良い対比になるのでは。

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    2016年02月05日
  • 昭和元禄落語心中(9)

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    ネタバレ

    与太郎改め三代目助六が八雲師匠も小夏も同席する高座にかけたのは、初代助六が最後にかけた「芝浜」。八雲師匠は慰問で「たちきり」をかけ、みよ吉の亡霊に若旦那の小糸への思いのたけを語る。与太ちゃんの「居残りの会」にふらりと現れた八雲は、ひーさんに「品がない」などと酷評するが、お守り代わりにずっと持っていた初代助六の扇を与太ちゃんに託す。一方、萬月は八雲師匠から「応挙の幽霊」の稽古をつけられ、ひーさんに「つまらない」と言われながらも与太ちゃんにできない落語を継ぐのが萬月の使命だと諭す。

    与太ちゃんつまり三代目助六と萬月という次世代に託すべきものを託したと感じたのか、八雲は終業した雨竹亭に現れ、誰もい

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    2016年02月24日
  • 昭和元禄落語心中(4)

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    良い。菊比古のぐらりと揺れて揺れていく感じ。まったくの孤独となったところから編まれる『死神』。まだ菊比古に対して敬意がある頃の小夏。ここからどう転がるのか不安で仕方ない。

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    2016年01月30日
  • 昭和元禄落語心中(8)

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    電子書籍での最新刊を読み終わり。与太郎の明るさがストーリーを引っ張りますが、八雲の人生の暗い場所が渦を巻くように展開します。

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    2016年01月17日
  • 昭和元禄落語心中(8)

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    助六の死の真相と、八雲師匠の、周りに対する気持ちと、自分の思う落語ができない葛藤。それを救うかのような与太郎の一言。すごい詰まっていた深い一冊だな。私も師匠にはまだ続けてほしいよ

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    2016年01月16日
  • 昭和元禄落語心中(7)

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    信ちゃんが可愛すぎて辛い…八雲師匠もなんだかんだでお祖父ちゃんポジションがしっくりはまってて可愛い…与太郎も…大人になって…(涙)

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    2016年01月16日
  • 昭和元禄落語心中(6)

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    ヨタと姉さんが夫婦になっていくのがすごく素敵。好き同士じゃなくても、寄り添って支え合って作っていく夫婦の形。与太郎の成長とともに見守って行きたい

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    2016年01月16日
  • 昭和元禄落語心中(5)

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    菊比古と助六の過去編ラスト。助六がやった芝浜の最後で、また夢になるといけねえって終わるところ、助六と重なっていると思うとグッとくる。そして衝撃のラストから、静かに涙を流して名前を次ぐことを決める師匠に胸が苦しい。自分が死ぬ時落語も死ぬと、心中する決意をする師匠と、それを変えることができるのか与太郎くん!!!ますます引き込まれますねえ

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    2016年01月09日
  • 昭和元禄落語心中(4)

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    尊敬してるし、疎んでもいる、落語家としての根っこであり、個人として素が出せる。二人の関係絆の深さと、これから起こるであろう悲劇を思うと…とても苦しいです

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    2016年01月09日
  • 昭和元禄落語心中(1)

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    落語界の世界がのぞき見れる。
    読んでいて落語家さんの噺がちゃんと再生できないのが残念。
    生で聞いてみたくなる。

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    2015年12月23日
  • 昭和元禄落語心中(1)

    tao

    購入済み

    落語版寅さんの世界を感じます

    人情味あふれる古き良き日本が描き込まれた漫画。八雲も与太も他のキャラクターも、スマホや携帯がなかった頃には本当にいたかもしれない。一巻を読んだ今、日本の庶民の心を魅せる落語版寅さんの世界と感じます。
    落語って奥の深い芸なんですね。

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    2015年08月14日
  • 昭和元禄落語心中(8)

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    タイトルの「昭和元禄落語心中」の意味が巻を重ねる毎に痛切に分かってくる。
    今回も鳥肌。
    落語とは噺家にとっての全てなのだ。
    心中してもいいほどに。

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    2015年08月14日
  • 昭和元禄落語心中(1)

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    ああ、凄いな。
    ああ・・・、マンガって良いよなぁ。としみじみ感じさせてくれる良い話です。
    登場人物が皆、人間味あふれてて、人との繋がりがありありと描かれてて。
    続きもそのうち読みたいです。

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    2015年08月09日
  • 昭和元禄落語心中(7)

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    物語中では、過去編も描かれたりして、時間軸も長いものになっているけど、そこは上手に利用されていて、作品に深みを与えることに成功していると思う。落語に興味が沸く作品である以上に、三世代にわたる親子(実のではないけど)事情も味わい深い。祖父に当たる師匠が倒れてしまったけど、これからさてどうなりますか。

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    2015年07月28日
  • 昭和元禄落語心中(5)

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    これ、やっぱり面白いですね~。特に思い出話編に入ってからは好きだったけど、そこでの悲しい結末を経て、再び戻った現代編。ますます落語に対する興味が大きくなってきました。といっても、やっぱりまずはある程度の勉強からかな。

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    2015年07月23日
  • いとしの猫っ毛 小樽篇

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    猫っ毛は、高校生、自分の地元から近いということに惹かれて小樽編から読み始めました。
    メガネロン毛のみいくんから入っていたら私はダメだったかも。単純に高校生が好き…

    ただ出ている全巻読み終えて猫っ毛全部が大好きになった。みいくんもけーちゃんもギャップ萌えが激しい。二人ともお互いが大好きであったかい。複雑な事情を抱えていたりするけれど愛の力でなんでも乗り越えちゃう。まわりの人も個性的で素敵です。

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    2015年06月06日
  • しゃばけ漫画 佐助の巻

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    仁吉の巻と同様にしゃばけファンには必読の書。

    それにしても、萩尾望都先生の描く若だんなのかわいいことかわいいこと。
    佐助や仁吉ならずとも一生お守りしたくなること必至である。

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    2015年05月02日
  • いとしの猫っ毛4

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    みいくんと恵ちゃん見てると、誰かの目に止まるように「特別でなければならない」と踏ん張らなくていいと言うのは実は特別の事なんだなぁ、と心底思う。恵ちゃんも普通のリーマン、出世欲とは程遠そう(笑)みいくんはエロ小説書いてるだけで難しい本読んでそうだけど自分で書こうとはしてないかもしれない…この二人、平凡なんだよね。それが互いにとっては空気の様に透明で見えないけどかけがえがなく、かけがえがないと言う事に対して構えていない。みいくんが母親の死に折り合いが着けられてない事や、恵ちゃんの家族の事など、考えなきゃいけない事はあるけれど、二人が愛し合っている事を理解して貰わなきゃならないとキバってはいない。こ

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    2015年05月07日