雲田はるこのレビュー一覧
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ネタバレ▼あらすじ
数日もすると苦味は、逃げようともしなくなった。
ゲイビデオに売られるため、仕込みヤクザ・サクマと同居し同性とのセックスを
覚えさせられた桧山苦味。
やがてポルノスターとなった苦味はサクマをヤクザ生活から抜け出させたいと思うようになるがーーー?
大人のままならない十数年間を描いた連作ラブストーリー、後日談「Lucky Boy」を17P描き下ろし!
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表紙で損してると思うのは私だけでしょうか…(笑)
少なくとも私は表紙だけで判断して買わずにいたのですが、ひょんな事から購入に至り、読んでみたところこれでもかってぐらい萌えました。
もっと早くに買っておけば良かったと本気で後悔 -
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ネタバレ第3巻。
八雲(菊比古)と助六の回想・青年期中盤部。落語における助六の人気に、菊は焦りを感じる。自信をなくしていた菊を支えたのは芸者・みよ吉。彼女に背中を押されながらも、ある演目をきっかけに菊は頭角を現し、”自分のやりたい落語”を掴みはじめる。
自分の落語を目指せば目指すほど、少しづつすれ違いを見せる菊と助六。芸を極めるためにみよ吉から離れようとする菊、そんな彼を真っ向から皮肉るみよ吉。皆素直でなくて、読んでいて切なくなる。けれど、この回想自体が1編の落語を聞いているようで、目が離せません。
次の巻で回想は一段落するとか。忘れかけていた主人公・与太郎の登場にも期待’(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ第2巻。
前座としての舞台で大きな失敗をした与太郎は、「自分の落語」とは何か判らず一人思い悩む。そんな与太郎に対し、厳しく当たるも、3つの約束を与える八雲。そして噺は幼少期八雲と今は亡き助六の出会い~青年期前半部への回想へと進む。
与太郎の”ヘマ”から八雲の回想記への流れはいささか強引に感じる部分もあるけれど、1巻では重要人物でありつつも詳細が語られなかった助六について明らかになる。
落語の方向性やタイプは正反対の八雲と助六。でも落語への愛と共通の目標があるからこそ、互いに認め合い、惹きつけ合っているんだろうな。
引き続き、今後の展開に期待です。 -
Posted by ブクログ
2013/04/12
【好き】読み切り3話(苦味(くみ)×勉強は出来るがおバカなカタギリくん、サクマ×組長の息子、モデルの斎木くん×レニくん+苦味)と、苦味とサクマの過去話(借金のせいで893:サクマのところでゲイビモデルに仕込まれた:苦味。 何故か苦味はサクマに懐き、サクマも気が付いたら絆されていた。 モデルで稼ぐようになった苦味はサクマを組抜けさせ、ゲイビ会社を経営) 描き下ろしで苦味とサクマの関係が恋人っぽくなっていていいなと思ったが、きっとこの二人は家族的な愛情や絆も同じくらい持っているのだろうな。 読み切りはライトに過去話は切なくのバランスが良かったが、読み切りに登場したキャラたち -
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ネタバレ1巻と2巻でなんか印象がまったく変わったなという感じ。いい意味で。
1巻はまあみんなに慣れてないのもあるけどなんとなくぼやっとしてほわっとしてるって印象受けて、みぃくんとけいちゃんについても、萌えとも燃えとも言い切れないなんか不思議な違和感で終わったんだけれど。
2巻はすっごい萌えましたー!最初のカラーページから引き込まれてしまったー。
なんていうか…あとがきで雲田さんも書かれてるけど、けいちゃんのいきいきっぷりがはんぱねえ。生きてるー!って感じ。けいちゃんの色んなことに素直で率直なところが大好きです。気持ちいいくらいに男前。そんなけいちゃんに大きく振り回されてるみぃくんも好きです…。色んな表 -
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過去編が2巻から続行。
今回は助六と菊さんの二人が真打ちになるまでが描かれています。
年の功か、いまは八雲になった菊さんは澄ましてて欠点の無さそうな食えないおじさんだけど、昔はちょっぴり弱気で後ろ向きでなんだか可愛いよな。それを型破りで底抜けに明るいその性格で引っ張っていくのが助六さん。
八雲師匠が偏屈になったらそれを引っ張っていくのは与太郎なんだろうなぁとおもったり。
与太郎も小夏も助六も菊比古も師匠たちもたくさんの人がいろんな想いを持っているものの、形は違えどみんな落語を愛しているんだなぁとつくづくよく伝わってくる漫画ですね。今回は助六と師匠が落語の行く先について意見をぶつけあって