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与太郎が破門されますが、なんとか破門は撤回され三つの約束をします。
そこから八雲師匠の過去編になるのですが、とにかく引き込まれて一気読みしてしまいました。
お話を読んでいると登場人物の魅力と落語が混ざって艶のような美しさがある漫画だなと思いました。落語に興味がない人も読んでみたら興味が湧くので是非読んでみてほしいです。
ストーリーは八雲師匠と助六師匠の長い長い回顧談になる。
セリフの言い回し、テンポの良さ、落語独特のユーモア、これらすべてをうまく表現するコミカルな画風は、江戸落語人情噺の世界がそのままコミックに再現されたような趣がある。
雲田はるこ先生の描く人達は、表情が生き生きしている。
実際の落語も座布団の上で、声と表情と身振り手振りだけで全てを表現するからとても合ってると思います。
お堅い師匠は昔の方がお堅かった!たしかに助六さんと与太郎は似てる、、のかな?戦争もあったりで、やりたいように芸事が出来ない時代を生きていたんですね。師匠は色恋も一応経験していたんだなと思って安心しました。笑
与太郎放浪編が終わり、ついにこの物語の柱ともなる八雲と助六編になだれ込んで行きます。
幼気な菊比古とやんちゃ坊主の初太郎、対象的な二人が面白い、オマケ漫画もとっても面白い。
Posted by ブクログ 2016年02月26日
話は現代から戦前の時代まで戻って師匠の昔話に、やっぱり与太郎が出てこない分面白さでは1巻にやや劣るが、ナレーターのように地の文を話師匠の語り口がなんとも良い。助六とのエピソードの見せ場がこの後の控えているだろうし楽しみ。
Posted by ブクログ 2014年03月17日
師匠の昔話がほんとうに面白かった。
登場人物が魅力的で、色気や生活感があって、時代の空気みたいなのも感じられて、素敵な作品です。
助六に憧れます。
Posted by ブクログ 2013年06月30日
物語は一気に八雲師匠の過去、因縁の助六との出会いへ。
少年師匠の線の細さと言ったら!
助六が想像していたタイプとちょっと違ってビックリ。
1巻の感じだと、結構陰のイメージ持っていたのですが。
彼の奔放な落語も聞いてみたい。
Posted by ブクログ 2013年05月07日
「真面目すぎるんだ お前の落語は
型はキチッとしてるが隙がねぇ
色気ってのは隙から生まれるんだよ
完璧な物に色気は差さねぇ
隙ってのは余裕 ともとれるな
そんくれぇのが愛嬌あって親しみわくし
ああ いい落語だなって思うもんなんだよ」
あーおもしろい…
おもしろいし上手い漫画だ…
すごいなー
...続きを読む
2013.05.07
Posted by ブクログ 2013年09月26日
第2巻。
前座としての舞台で大きな失敗をした与太郎は、「自分の落語」とは何か判らず一人思い悩む。そんな与太郎に対し、厳しく当たるも、3つの約束を与える八雲。そして噺は幼少期八雲と今は亡き助六の出会い~青年期前半部への回想へと進む。
与太郎の”ヘマ”から八雲の回想記への流れはいささか強引に感じる部分...続きを読むもあるけれど、1巻では重要人物でありつつも詳細が語られなかった助六について明らかになる。
落語の方向性やタイプは正反対の八雲と助六。でも落語への愛と共通の目標があるからこそ、互いに認め合い、惹きつけ合っているんだろうな。
引き続き、今後の展開に期待です。
Posted by ブクログ 2013年02月15日
2巻。やらかしちまって八雲師匠に破門を言い渡される与太郎。必死に謝る与太郎と、八雲嫌いの助六の娘、小夏に語り始めた師匠と助六の過去の話。
ってなところか?
大師匠の八雲サンの雰囲気がとてもいいけど、若い頃の、取りつく島のない雰囲気の描き方もとても良い。
Posted by ブクログ 2012年12月26日
今回は、与太郎が破門される!?そんな展開から、八雲師匠の過去話へ。
自分より先に死なないことを約束しろと言ってから、与太郎と小夏ちゃんに小夏ちゃんの父・助六との思い出を語って聞かせる八雲師匠。
八雲師匠もとい菊比古と、助六もとい信さんが切磋琢磨し、二人で落語の道を歩んでいく姿はとても心があたたま...続きを読むります。親に捨てられて連れてこられた先代八雲の家。お前が笑わなかったらお客も笑えねぇと、元気付ける信さんは、菊比古の心の支えだったことでしょう。
粗削りだけど、元気のある落語をする信さんと比べられ、お堅く真面目な菊比古は落語に隙がなさすぎて辛気くさいと言われ、落ち込んだり、どんどん進んでいく信さんに焦りを感じたりしていましたが、落語が好きでいられたのは信さんがいたからでしたと語るあたりはじーんときました。そんな二人がなぜ1巻にあったような、血にまみれて片方が死ぬようなことになってしまったのか。本当に八雲師匠が助六を殺したのかなど、続きがすごく気になります。
小夏の母・みよ吉との話もあり、少しずつ過去の出来事が明らかになってきます。
八雲師匠の若かりし頃や、動く助六さんが見られて楽しい巻でした。ツンデレな若かりし八雲師匠と、おおらかで豪快な助六さん。この二人のやりとりは必見!
この巻でも出てくるネタの本質、やるうえで難しい点、笑いどころなどをきちんと理解し、押さえていてきちんと落語漫画ですごくよかったです!
Posted by ブクログ 2012年11月22日
所詮、女子は部外者、と言うのが念頭にあるのでBLを読んでいる気がする。BLから一般誌で描く作家さんの作品は逆に「一般誌だけどBLっぽさ、匂わせてくれるんだよね」って邪な読み方をするので、正当に読めてない。その点、くもはるさんの『昭和元禄落語心中』は群を抜いている。
Posted by ブクログ 2012年10月23日
後輩に貸してたのがやっと戻ってきて落ち着いて読み返しました。
おんもしれえ。
そして絵がうまい・・・><
雲田せんせい最高。大好きです。
Posted by ブクログ 2012年09月10日
師匠…菊比古はやっぱり色っぽかった!あの美しい所作は芸者一家に生まれたからなんだな〜と納得。
そして助六は豪快で真っ直ぐで男前!
ボロボロの身一つで飛び込んで来た子供時代の助六と、刑務所から出て無一文で師匠の元に転がり込んで来た与太郎が重なった。脳天気で度胸やる気は一人前だが、今のところ寄席の最中居...続きを読む眠りしたりといいとこなしの与太郎。
でも、何を言われてもへこたれない強さや明るさ、ひたむきさは師匠が助六の中に見ていた憧れだったり思慕だったりするのかも。うーん切ない(´Д` )
今回登場したみよ吉が鍵になりそうですね。菊比古に言い寄っていたのが気になります。
匿名 2023年07月20日
八雲師匠の過去話しが始まる2巻。
助六と菊比古(八雲師匠)の性格の対比が際立ち、正反対で面白いです。
こんなふうに2人で芸を磨いて居たら、相手に嫉妬してしまいそうだけれど。
Posted by ブクログ 2018年04月15日
“ 惚れ抜く八雲師匠の芸だがオイラにゃできねぇ、気づき始めたこの与太郎。小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした。破門と言われた与太郎と与太をかばう小夏の二人に師匠が語る約束の噺たぁ……!?
与太郎放浪篇から八雲と助六篇へ「長ぇ夜に なりそうだ...続きを読む―」”―裏表紙より。
Posted by ブクログ 2015年09月03日
この巻の途中から師匠の入門時からの話が明らかにされていく「八雲と助六」篇。
夢と希望に満ちた2人の落語家が、互いに様々な想いを抱きながら成長していく。
Posted by ブクログ 2014年11月19日
与太郎の大失態からの、八雲師匠の昔話。
若かりし日の八雲さんと、助六。
助六への友情と、ライバル心と。それがどうなっていくのか目が離せなくて、早く次巻が読みたい。
Posted by ブクログ 2014年02月19日
与太郎くんの主人公定着も待たず、
お話はいきなり八雲&助六の過去編へ…。
ますます与太郎くん影が薄いです(笑)。
天才の奔放な芸と、
努力の積み重ねに培われた芸。
どの世界にもあり、
お互いに焦がれ合う関係ですねぇ…(´・ω・`)。
しかしみよ吉!
かわいさと儚さの同居した魅力があって、
これは...続きを読むほっとけない女性だなぁと思いました(^^;。
Posted by ブクログ 2013年08月11日
1巻の最後の話がすごく熱くてよかったんだけど、2巻はいきなりどうした?っていう出だしに戸惑い‥。
もしかして間違って2巻とばして3巻を手に取ってしまったかな?と思うほどの戸惑い。
与太郎がすごく魅力のあるキャラクターでハマった漫画だったけど今回はほとんど出番なし‥。
八雲と助六の話がメインになって...続きを読むいきます。
これもこれで面白くないわけではないけど‥。
Posted by ブクログ 2013年07月03日
この作風誰かに似ている……。
と、読んだときに思ったのですが、今思い出した。
20年ほど前、マニアな人が読む雑誌に書いていた○○○○太郎さんだ!
あの人のデッサンがくるってるのか正しいのか、古いのか新しいのか、カオスで惹かれる絵柄とどことなしに似ている。
ようするにマニアなのか…。
タイトルかっこ...続きを読むいいし、中身見て納得。
好みではないけれど、雰囲気があって家に置いておきたくなる漫画です。
落語の書き方も、落語の漫画を描くのではなく、落語を語る人の色っぽさやかっこよさをいろいろな角度で絵にしているところが、本筋を離れていなくてよい。
すっごく好き! 面白い!というには好みではないけれど、人にすすめたくなる漫画ではあるなと思います。
Posted by ブクログ 2013年05月19日
この巻の途中から、八雲と助六編が始まりました。
もうね、八雲(菊)さんと助六(初太)さんのかっこいいこと、かっこいいこと!
二人の出会いの頃の菊はかわいすぎるけど!
今までの絵から想像していた助六さん、もっと余裕のあるおじさまって感じでしたが、全く違いました(笑)
でも、突拍子もないところが面白く...続きを読むて、かっこいいです。
こういう人って人間味があふれてて、昔の落語家さんっぽくてよいですね。
そんな助六さんに劣等感をもつ八雲さん。
でも、八雲さんは八雲さんで素敵なのに。
自分にないものが欲しくなるのは人の性みたいなもので、仕方ないんだけど、八雲さんだって十分天才だろうに…。
ただ、八雲さんってだいたい楽しくなさそうにしてるなあ。
そういう人が落語をやってるってのがまた面白いですね。
二人の関係性って、私にとってとても新鮮です。
面白い。
次の巻も楽しみです。
Posted by ブクログ 2013年01月18日
師匠が与太を破門でドキッとしたけどここから過去話が始まるのね。
「八雲と助六篇」、師匠が小さくて可愛いよ。案外素直な子や。
そして安定の松田さんの癒し!
落語のいくつかの作品が戦中に禁演になったと知って、文学界だけじゃなかったのかと改めて当時の日本というのを少しわかった気がする。
あと戦後、落語を...続きを読む聞きにくる人が助六の言うとおり、たくさん来て、震災で避難所暮らしをしてた子供たちの間で一冊のジャンプがボロボロになるまで読まれたというニュースを思い出した。
“娯楽”って私たちの精神的安定、ゆとりのためになくてはならないものなんだ。
信さんと坊の本名が知りたいよ。
みよ吉さんが坊にちょっかいかけてるけどこれからどうやって助六と関わるんだろう。次巻に期待。
Posted by ブクログ 2012年10月15日
今まで最後の大名人としての八雲師匠しか見てこなかったから、過去をみるとまた印象が変わってくる。でも若い頃から色っぽかったんですねぇ。
みよ吉を巡って何かある感じだけど、どうなるんでしょう。小夏がみよ吉をちょっと恨んでるって書いてあるのも気になる。
Posted by ブクログ 2012年08月25日
信さん、落語好きなんだな~って思いました。こういう人がいると、どんどんのめり込んじゃうのもナットク。好きだから、楽しいから、面白いからやってるって言えるかどうかってやぱ大事ですね。うん。
Posted by ブクログ 2014年02月26日
戦時中に落語とかがどういう風にあつかわれていたかなんて考えてもなかったけど、そういうことか~と驚くような八雲師匠と助六さんの昔話。なかなか面白い。
でも、与太郎くんが主人公だろうけれども・・・?
Posted by ブクログ 2013年06月08日
師匠・八雲の若い頃編。
戦前に弟子入りしてるみたいだから八雲の年は70くらいなのかな?
だとしたら、1巻での八雲は若すぎる…。
やっぱり絵は下手なんだな。
顔とか色気はあるけど、話自体は上手いけど、マンガとしてはやはり絵の上手下手が関係する。
話は面白いです。
Posted by ブクログ 2012年10月08日
「自分の落語」を探し始めた与太郎。 師匠を敬愛する気持ちだけでは自分の芸に繋がらないジレンマ。
そして物語は、師匠と師匠のライバル・助六編へ―
運命のいたずらのような2人の出会い。 全く正反対なのに本当に良い関係で、嫉妬しつつもお互いが居てこそ自分の姿が確認出来る、これぞ好敵手という2人が見ていて...続きを読む愛しい。
みよ吉の登場で役者が揃った…ハズなのに、幸せの匂いはしないんだね(´・ω・`)