【感想・ネタバレ】昭和元禄落語心中(8)のレビュー

あらすじ

八雲(やくも)が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口(ひぐち)の案内で与太郎(よたろう)こと三代目助六(すけろく)が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは――? ある者は寄席を守り、ある者は再び高座を目指す。昭和落語の最後の灯が行く末を照らすその日まで――。

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助六親子

事故の真実。
八雲師匠がひた隠しにして、全て自分で引き受けてきたこと。
それはあまりに残酷だった。
でもすでに今の生活がある。
残り2巻、幸せな最後であってほしい。

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2023年06月04日

ネタバレ 購入済み

真相

全てを隠していた八雲師匠。小夏と小夏の中の二代目助六とみよ吉さんを守るための嘘だったんですね。ずっと側にいた松田さんも本当に辛い思いをされていたんですね。
こんな時の与太郎はすごく心強くてみんなを丸く包んでくれる感じが本当に素敵。

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2021年01月19日

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落語

八雲師匠にとって人生が終わるときは落語家でいられなくなるときなのかなぁと思う。それだけ1つの事にひたむきに生きてきたことを羨ましいと思う反面、失ったときの喪失感は大きいんだろうなあと。

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2019年11月27日

Posted by ブクログ

「来る」なあ、「応える」なあ…。
この作品を読んでいると、とにかく胸が心が締めつけられます。
読者として、また「表現」を追いかけようとする者として。
そしてこの想いは、できれば「自分が感じた」ままにしておきたい。
だから、「別物」とはわかっていても、
やはりアニメ版に手を出そうとは思えませんでした。
続きから目が離せません。

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2019年05月31日

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ウシャねこ

間違いなく面白いです。落語とかあんまり聞いた事も無いけど、この本を読んでると落語はとても面白いのだろうなぁと思いました。

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2018年10月26日

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ネタバレ

まさかの真実が予想もしなかったところから語られる。

つらいなこれは。
みよ吉ってなんだったんだろう。
菊比古に未練だったのかな。やっぱり。

しかし本当にこの漫画上手だなぁ。
表情がここまで描けてるからこそこのキャラたちの落語が聞いてみたくなるんだよね。

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2016年11月20日

Posted by ブクログ

芸人の身の処し方。芸人に限らず、引退は等しく訪れる瞬間だけど、そこには各人の美学が付きまとう。昭和きっての名人と謳われた師匠の、その引き際に当たっての苦悩が描かれる。周囲の期待、それに添えないことが怖い自身の葛藤。言ってしまえばありがちな展開ですが、そこはさすがの本作、サブキャラの魅力も手伝って、哀愁漂う良い感じの物語に仕上がっています。これからクライマックスに向け、どういう決断が見られるんでしょうか。期待大です。

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2016年03月22日

Posted by ブクログ

電子書籍での最新刊を読み終わり。与太郎の明るさがストーリーを引っ張りますが、八雲の人生の暗い場所が渦を巻くように展開します。

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2016年01月17日

Posted by ブクログ

助六の死の真相と、八雲師匠の、周りに対する気持ちと、自分の思う落語ができない葛藤。それを救うかのような与太郎の一言。すごい詰まっていた深い一冊だな。私も師匠にはまだ続けてほしいよ

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2016年01月16日

Posted by ブクログ

タイトルの「昭和元禄落語心中」の意味が巻を重ねる毎に痛切に分かってくる。
今回も鳥肌。
落語とは噺家にとっての全てなのだ。
心中してもいいほどに。

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2015年08月14日

Posted by ブクログ

ページをめくる手が止められない。真相が分かる第8巻。いつも優しいヨタ。みんなに愛される八雲。愛憎からむアネさん。一巻の中に、盛りだくさんだった。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

やっと小夏の両親の真実まで辿り着けた。
これが気になってたんだよねー。
キクさん、落語と心中しようとしてるけど、これでまた一皮むけるのかな?
後世に残したい「芸」っていっぱいある。
先日、西田敏行が亡くなってかなりショック。
西田さんが残した映像がたくさんあってよかったけど、同世代を生きれたことが良かった。
今も噺家さんたくさんいるけど、生で聴ける喜びを味わいたい。

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

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『昭和元禄落語心中』8巻

著 : 雲田はるこ



過去の因縁と業にケリをつける、
八巻。

八代目有楽亭八雲は積み上げられた
人としての魅力に満ち、
年齢を重ねることの美しさが在ることを
感じさせられます。

彼の生き方、佇まいから醸し出される美しさは
人の美しさは内面より溢れ出るものである事を
思い出させてくれます。

一言で「儚い」等と形容することが、
今、私が肌で感じているこの感覚を表現できず
勿体なく感じてしまうような、
薄絹を摘むような体感の連続でした。

芸事の世界に惚れ込むこと。

懸命に生きること。

心地好い瞬間をきりとる。

嫉妬も情も。

なにより、
「あのほんの一時の為めに
アタシぁ何もかも奪われても惜しくないよ」

胸に刻むように読む一冊でした。

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2022年08月02日

Posted by ブクログ

“ 八雲が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口の案内で与太郎こと三代目助六が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは―?
ある者は寄席を守り、ある者は再び高座を目指す。昭和落語の最後の灯が行く末を照らすその日まで―。”―裏表紙より。

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2018年04月15日

Posted by ブクログ

小夏の幼き頃の真実。
悲しすぎる。

八雲師匠、どんどん弱気になっているな…
もう本当に師匠の落語を聞くことはできないのか心配。

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2017年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

8ミリの中に残った先代助六の映像。
山ちゃんの名調子が、
アニメでも復活するのか。
凄絶な、みよ吉たちの転落事故の真相。
どんどん背筋が寒くなる。

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2016年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

6〜8巻一気読み。物語が与太郎に戻って、助六襲名してからの話。
親子会の最中に倒れた八雲師匠、在りし日の助六の映像、八雲師匠が秘めている秘密。

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2015年12月27日

Posted by ブクログ

身体が衰え、芸へのこだわりも薄れ、すっかり気弱になった八雲師匠。
抱えてきた闇を昇華していた落語…。失えば、"死"に囚われるしかないのか?
人の情も彼を留めることは出来ないのか?
昭和落語の最後の灯火が揺れ動いています。

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2015年09月06日

Posted by ブクログ

八雲の言葉。「人の情てエのはぬぐってもぬぐってもまとわり付いてきゃあがる。死んじまうにはこの世はあまりにも愛おしい。けどそれじゃあ芸の神様にお会いできないんだ。
あのほんの一時の為めにアタシぁ何もかも奪われても惜しくないよ」という言葉にこの漫画のタイトルの意味を知る思い。この先八雲は再び高座に立つ事が出来るの?次巻を待ちたい。

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2015年09月04日

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