雲田はるこのレビュー一覧
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みいくんの過去はどんな哀しい事があったのかなと、最初から構えて読みました。
母親との確執もあったけれど、何と愛しいけいちゃんの存在。
初めて紹介しあった時に
「みちゃむろ?」
と無邪気に返したけいちゃんに微笑んでしまいました。
小さい子供には言いにくいみい君の名前を懸命に言い直すけいちゃん。
雪の中の微笑ましいやり取りに心が温まりました。
結局
「みいくん、てよんでいい?」
「いいよ。」
に治まり今に至るのですね〜♡
それにしてもみいくんは、高校生の時も今も全く変わらないのです。
直ぐ泣くし、横にけいちゃんが寝ていれば「可愛い〜♡」と
でれでれするし。
けいちゃんは一件頼り無さげですが、芯 -
Posted by ブクログ
これは猫っ毛1.2巻読んだ方なら是非読む事をお勧めします。あの甘々な関係がどういう出会いを経てどういう経緯で育まれてきたのか、それは決して甘くなく悲しみや苦しさを土台にして出来上がった事を知りました。
みぃくんはヘタレイメージだったけれど、過去はかなり辛い運命に見舞われていてそれがまだ17歳の時で、そんな時全てを受け止めた恵ちゃんは、当時のみぃくんにとって全世界だったように思います(涙)
それを無自覚ながら天然の明るさで受け止めた恵ちゃん!この頃からかなり男前だったようです。まだ恋も愛も分からないような二人でしたが、ただ二人にはお互いが必要だという事は分かっていたんですよね。なんて愛おしい二人 -
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今回は、与太郎が破門される!?そんな展開から、八雲師匠の過去話へ。
自分より先に死なないことを約束しろと言ってから、与太郎と小夏ちゃんに小夏ちゃんの父・助六との思い出を語って聞かせる八雲師匠。
八雲師匠もとい菊比古と、助六もとい信さんが切磋琢磨し、二人で落語の道を歩んでいく姿はとても心があたたまります。親に捨てられて連れてこられた先代八雲の家。お前が笑わなかったらお客も笑えねぇと、元気付ける信さんは、菊比古の心の支えだったことでしょう。
粗削りだけど、元気のある落語をする信さんと比べられ、お堅く真面目な菊比古は落語に隙がなさすぎて辛気くさいと言われ、落ち込んだり、どんどん進んでいく信さん