雲田はるこのレビュー一覧
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もう、猫っ毛は彼らがおじいちゃんになるまで読みたい。なんにも起きないまったりした日常BLだが、目の前にあるものに少しずつ焦点が絞られて、見てたようで見えてなかったものに気付いたりして、日常が積み重なり、ずっと「現在進行形」であるところがとても好きだ。ずっとずっと現在進行形が積み重なっておじいちゃんになっていく様まで見ていたい二人だ。
※ここから完全にネタばれ。
なんだかんだリバらないリバ風味や、BLのプレイの一環としてリバを入れたいだけの説得力のないリバ、マウントの取り合いやってる様だけが面白いだけのリバ、そういうのは数ある、が、みいくんと恵ちゃんの逆転劇はいわゆる説得力さえ自然だった。
3巻 -
Posted by ブクログ
はぁ…ピンクのため息が出そう(〃´ω`〃) 可愛いなぁ~。この二人本当に可愛い♪
浮世離れさした人達が集う怪しい下宿で、特に大きな事件もなく不思議な住人たちに温かく見守られて過ごしているカップルの、みぃくんとけーちゃん。1巻が出た頃はすごくアッサリな作品に思えたけど、これはけーちゃんの恋心の盛り上がりと共に楽しむ作品なんだなぁ~と。
清い身体をみぃくんに捧げてから、けーちゃんは変わった。みぃくんにムラムラして「カワイイッ!」と萌え萌えして、みぃくんの寂しさを垣間見て涙したり、満たしてあげたいと願ったり。穏やかな日常の中で徐々にけーちゃんの気持ちが変化し、みぃくんもそれを受け入れてとうとうリバ -
Posted by ブクログ
助六師匠の「芝浜」は、現実には叶わなかった、もしくは一瞬だった、みよ吉と助六の”幸せな夫婦生活”そのままだったと感じた。
基本、芝浜の落ちは「よそう、また夢んなるといけねぇ!」という笑える感じだけど、助六の芝浜は「…よそう。夢になるといけねえ」という”幸せな夫婦生活から覚めたくない”ような、含みを持たせた描写に感じた。
助六とみよ吉のあの最後の前に、幸せな夫婦生活を感じさせるものとして「芝浜」を持ってくる手腕と、5巻の一貫したテーマとして「名前」を持ってくる演出に感動しました。
小夏の名前、八雲を継ぐ事で現世の自分を捨てた事、みよ吉の名前、助六を継ぐ事、継がせる事。
一生大切にしたい、