宮台真司のレビュー一覧
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一筋の希望の光とともに、この先のエネルギー問題について考えたいひと必読の一冊。
ここでは「3.11以後の日本」について、社会学者の宮台真司氏と環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏ふたりの対話を通じて、おもに「エネルギー」面から論じている。
宮台氏はここまで原発社会をつくってきた日本人の「心性」について、「《悪い共同体》とそれに結合した《悪い心の習慣》」「知識社会」「ガジェットの集積を尺度とした豊かさ」といったキーワードから語っているが、まさに核心をついている。
一方、もともと技術者として原発開発の現場に身を置き、原発行政にも深く関わってきた飯田氏の話も生々しく興味深い。その後訪れたス -
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鳩山首相は自信の政治資金問題で参院選まではとても持ちそうにないが、それで衆議院多数を持つ民主党の政権が終わるわけではない。
そういう点で、もう一度民主党のマニフェストについて再検討し、本当に不都合があるのであれば、次の機会にその修正を行動で示すことができる。
そういう点で、民主党のマニフェスト作成の責任者だった福山外務副大臣と宮台教授による対談形式でマニフェストの背景、狙いが掘り下げられており、ニュースショーの短い時間で且つ、頭の悪い人間による上っ面だけの解説だけではわからない点も理解できる点で民主党の支持者にも不支持者にもおすすめしたい。
政権が変わり、ゲームも変わった、あるいは変えよ -
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社会における計算能力を扱った対談本。
この本での議論は、もはや社会にとって計算機による計算能力やそれによる計算可能性内での意志決定は常態化しているが、その社会的重要性を踏まえられていない情報技術者・研究者(アーキテクト)たちと、そこへリーチできていない社会学という今の日本社会の現実を踏まえて、計算不可能性をキーワードによりよいではないな、もう少しましな社会とそれを支える計算能力への道筋をつけようと努力している。
対談の中で明確な結論と道筋が出ているとは思わないが、その中から拾い出すべきものは多いと考えるし、アーキテクトの末席を汚しているかもしれないぐらいの自分のとっても考えさせられることが -
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宮台真司の学者としての功績は何だ。そこから考えると、こうした思想家然とした学識タレント、一種の芸能人として消費されるポジションは、例え教職や論壇であっても“パフォーマー“という枠を出ないという気がする。
だが、安全圏から発言する卑怯な人間だというつもりはない。現に宮台は暴漢に襲われ、本書はその内容にも触れるものだ。それなりの覚悟を持って露悪的に振る舞っている。
露悪的にしか、日本社会に巣食うアノミーに気付かせる術がない。
ー 日本は、残念ながら失敗した。「クズ=言葉の自動機械・法の奴隷・損得マシン」が不安ベース・不信ベースなのに対し、クズは横に置いて幸せベース・信頼ベースで生きようよと、 -
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現在の社会の問題を構造的に捉えて、その原因が何であるかを考察し、何をしていけば良いのかを対談形式でまとめた本である。
対談形式ということもあり、読み易さがありながらも、問題の深掘りは哲学や実例を交えているため、本質をついてると感じた。
本書を読むことで、主に日本社会で起きている問題を考えるきっかけとなり、自分がどんな社会を良しとするのか?どんな社会に暮らしたいのか?そして、そのために何をしていきたいのかを考える良いきっかけになると思う。
今の政治に一般意志が反映されているのか?という疑問もふと浮かんだ。
さて、私はこの問題に対して何をしていくのか?改めて考えていきたい。 -
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30年前になるのかと思うのと、それを今改めて完全版として再び世に登場させた事が感慨深いというか、やるせないと言うか、複雑な気持ちになる。
しかしお金の為だったり、自分を満たす為に援助交際をしていた女子高生達が、その後不幸な境遇になっている子が多いと言うのも、悲しい話。
プルセラショップがあるからとか、女子高生と大人をつなげるアプリやサービスがあるから、援助交際が広がったという意見は、まあ普通だと思うが、あるからやってしまったという彼女たちはどうなのか、またなかったとしたら彼女たちはどうだったかとかも大きな問題だし、買う大人の側についてももっと深掘りしてほしい。 -
Posted by ブクログ
本書は2009年出版で時代と共に一部劣化した情報もあり割愛した。「この社会」をどう読み、どう国民は考えるべきかを問う本書だ。その中で気になる内容は当時から「防衛は重装備+対米中立」を掲げ「農業は農協+農水省+自民党水族を解体し農業の抜本的な改革」と主張している事だ。現実米国は防衛費の増額を毎年要求し、米国武器の購入、日本の駐留部隊への補助を求めているが、2025年には見直すべき項目でありEU諸国が対米国で動き出したように、いつまでも米国頼りではなく、日本独自開発の重装備が必須であり、米国とは中立的な立場(貿易含め)での交渉が必須となった。また農業に関する「2025年の米不足問題」は農協+農水省
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Posted by ブクログ
知らない言葉が多くて理解しきれていない箇所もあるけど、お話はすごく良かったです
身体性を身につけること、アフォーダンスの重要性、などなど、始終頷いたり、そうかと感嘆したりしながらそこに参加してる気分になって読みました。
ギリ昭和で田舎育ちの自身の環境を振り返るとオーガニックな森のようちえんだったなと思いました。自然の中で過ごした経験は今思えばとても豊かだった。そのような環境に身を置くことでしか育たない感覚や身体性があり、それはとても大きな価値で、子供が成長する上で決して蔑ろにしてはいけないものだと改めて思った。
少し話は逸れるけど、以前、スタジオジブリの鈴木敏夫さんが「走ったり飛んだり、身体