宮台真司のレビュー一覧

  • 増税は誰のためか

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    いやはや、財務省のデタラメさに驚き、野田政権の不甲斐なさに落胆し、私はどうしたら良いのか途方に暮れました。(;´д`)
    貧乏非正規母子家庭は、ふんだくられるだけなのか?税金を払ってるという実感は、湧きませんが何か?払うばかりで、公共サービスは、大して受けられないという…。

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    2012年04月24日
  • 愚民社会

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    震災後の極端な二項対立での反原発、がれき広域処理反対を冷ややかに見ていたけれど、それではいけないと感じた。自分も土人であると意識し、自力で思考する、どうすべきか考えるきっかけになると思う。

    著者の両氏とも立場の変遷を素直に話し、誤ったと認めているので、地に足のついた内容になっていると感じた。自論を守るためにまた論を展開されると、ますますついていけなくなるので、、、。
    また、それぞれの主張について、背景や詳細な説明、備考が豊富であるのがよい。難しいと感じた話でもなんとか読むことができた。

    大塚氏が「人は教育によっていかようにも変わることができる」といっている。子供には「空気に従うのではなく自

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    2012年04月01日
  • 愚民社会

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    「土人」としての日本人。田吾作。
    国益。
    民度。
    日米関係。
    巨大システムとその非常時における不能性。

    気づいたのは、この手の対談ものは原則一気に読むべきだということ。途中で他の本を読んだりもしていたが、それが理解を大きく妨げていたようだ。

    あとがきの最後の一文を引用しておく。

    “そうしていつかどこかでその群れが誰かを殺すことに比喩として、あるいは比喩としてでなく、あなたは加担することになるのである。”

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    2012年09月12日
  • 愚民社会

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    震災後の日本に渦巻く『空気』

    常に日本に漂う『空気』

    そしてその『空気』に流され続ける日本人。

    自分で責任を取ることのできない国民が『空気』に流されるのだ。

    『震災後』『脱原発』『非日常』どれも皆『空気』なのだ。

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    2012年03月17日
  • 宮台教授の就活原論

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    著者が批判する「就活マニュアル」や「自己啓発本」をそもそも読んだことが無いのでその辺の話はよくわからないが、まだ就活を考えていない院志望の自分にとっても興味深い内容だった。
    むしろ、就活を考える前にこの本に出会えたことを嬉しく思う。

    「本来の自分」をホームベースに置き「仮の自分」を職場に置くという著者の理想。
    「仕事による自己実現」を謳い「共同体の空洞化」を招いた就職の現実。
    僕が就活をするときにはどちらにバランスが傾いているだろうか。
    でもそれは悩んでも仕方ない、社会が決めることなので、僕らは黙って自分を磨いてりゃいいんでしょうね。

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    2012年04月02日
  • 日本の難点

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    この本を読んで、やっぱり社会と宗教は違うなあと思うんだけど、どこにその本質的な違いがあるのかもやもや。

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    2012年02月09日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    アダルト・チルドレンと宗教の関連性はもっと掘っていきたい。例えば八王子に創価学会があるのもその関係と言えるのだろうか?

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    2012年02月09日
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて

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    東電も官僚も銀行も、自分の利益を守る。強引に狡猾に、また愚直に。法律の例や前福島県知事の例などから強く感じた。
    感情ではなく事実から判断しないといけないということも学んだ。二項対立で、自分の陣地から抽象しているだけではどこにも進めない。国や大手マスコミが流す大本営発表に対し、フリージャーナリストの方々が情報集めて流し、一般市民がSNSで情報を収集できる現状はだいぶよくなったと思う。次は我々が自分の問題として自分の考えを持つこと。
    欧州の経過や現状との対比から、日本の問題点を洗い出している点は興味深い。正直なところ私には内容が難しく、かなりの割合で理解できていないのが残念だが、、、
    エネルギー安

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    2012年02月08日
  • 宮台教授の就活原論

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    個人が攻撃呪文だけじゃなく、防御呪文と回復呪文を発動出来る環境作りこそ必須。個人と環境、どちらにも働きかけたい。

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    2012年02月07日
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて

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    ありきたりな脱原発、自然エネルギー推進議論ではなく、そもそも何が問題なのか、掘り下げた議論を展開。

    飯田氏の濃密な経歴も初めて知れた。

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    2012年01月24日
  • 宮台教授の就活原論

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    常日頃からの宮台の言説を、学生向けにわかりやすく書き直したという感じの体裁です。

    なので、宮台読みには、既知のことばかりですが、改めて読むと、子供たちにどう生きたら良いかをどう教えたら良いのか、自らの生き方をも悩むという再帰性を悩む親世代にもお勧めの本です。

    寧ろ、親世代の常識は成り立たず、これまでの常識を打ち破ることから始めた方が良いくらいです。

    周りから信頼される人になることが、仕事をすることに繋がるのだ。遠いように思えるけど、急がば回れですね。

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    2012年01月17日
  • IT時代の震災と核被害

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    あの日、IT企業で何が起こっていたか、から、あの日から、僕らはどこへ向かっていくのか、まで。
    引き受けて考える、ことが、紹介されてる色んな人たちに通奏低音になっていて、宮台さんの文章でしっかりと言語化されて、締まった感じ。いわゆる理系と、いわゆる文系をつなぐ一冊。編集、お疲れさまでした。

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    2011年12月31日
  • 宮台教授の就活原論

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    【リード】
    社会を空洞化させる企業行動・人生を空洞化させる仕事の仕方

    【内容】
    ○ 10年後に企業が何を作っているか、どんなサービスを提供しているか定かでない。そのために、「適応」ではなく、「適応力」が求められるようになっている。
    ○ ホームベースがあるものは燃え尽きずにモチベーションを維持できるが、ホームベースのないものは、途中でモチベーションを失う
    ○ ワークライフバランスとは自由な時間に趣味を楽しむという意味じゃない
    ○ 内定を取りまくるのは、「自分は何でもやれます。実際こんなことをやってきました」という学生


    【コメント】
    『日本の難点』の著者。首都大学東京の元就職

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    2011年12月11日
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて

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    大震災の後、トータル的に自然エネルギーについて語れる人はこの人しかいないという状態になって、ずーとマスコミに出っ放しになっている飯田哲也氏の震災後初めての本になった。時間がないから対談本になっているのは仕方ない。いつかきちんと整理した自然エネルギーシフトへの啓蒙書を出して欲しいと思う。

    対談相手は、私は初めてだが、社会学者の宮台真司氏。氏によっておそらく今回の対談は歴史的な広がりを持った。今回の原発問題が、何度も繰返してきた日本の社会システムの過ちをまた繰返していることが明らかになった。歴史の教訓からどのように未来デザインを描くのかをある程度は示した。

    今回の原発問題が、戦前の大本営の失敗

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    2011年12月08日
  • 宮台教授の就活原論

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    宮台著書を拝読すると、「そうできたらいいのになああああ!」とか「そうなったらいいのになあああ!」と思うことばっかりでいつも悶えます。自分なりに噛み砕いて、あるいはちまちまとでも実践して、でも感染してもらえるほどには自分が至らないのでほんと凹む(笑)

    シュウカツ生ではないのですが、ちょうど「年長世代の自明性を打ち破ってなおかつ人間関係を破綻させ」てしまい辞職した時だったので諸々突き刺さりました。処方箋過ぎて困る。。。でもどうやるのかはやっぱり自分で練習していくしかないなとか。それでもビジョンをすっきりはっきりさせて貰えるだけで相当ズルしてるなー申し訳ないなーダメだなーくらいには思います。これも

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    2011年12月01日
  • 宮台教授の就活原論

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    就活についての本のようにも見えるが、仕事と生き方の本である。

    一度就職した今では、就職活動が遊びに見える感覚があるが、それは視点が「就職する」から「どんな仕事をするか」に移ったため。

    本書は、大学生が就職をするための先に視点を移す事が出来る良い本だと思う。

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    2011年11月30日
  • 宮台教授の就活原論

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    原論」と名のつく通り、内定をもらうための小手先のテクニックを書いた本とは真逆の骨太な内容。タイトルに「就活」と入っているが、大学3年生だけでなく、むしろ高校生、大学1年生が読むべきものだと思う。また、社会人が読んでも、自分のキャリアを考えるための良い教材になると思う。

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    2011年11月13日
  • 父として考える

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    この二人が「父親」として語るとは。
    関係ないけど、子一人親と子二人親の違いが、実感として読み取れておもしろい。

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    2011年11月10日
  • 日本の難点

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    社会システム論の観点から、重層的な日本の思考的再編を試みている。
    「コミュニケーション」「教育」「幸福」「米国」「日本」の5つの章からなる構成。

    面白かったのは第2章「教育」。
    「ダメなものはダメだ」と言えることと、「本気を感染させられるすごい奴」の論考は興味深かった。

    「『いじめたらいじめられる』なんて理屈で説得できると思うのはバカげています。
    世の中、弱い者いじめだらけだし、それで得をしている大人がたくさんいるのですから。

    そうじゃない。『いじめはしちゃいけないに決まってるだろ』と言う人が
    どれだけ『感染』を引き起こせるかです。
    スゴイ奴に接触し、『スゴイ奴はいじめなんかしない』と

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    2011年10月25日
  • 宮台教授の就活原論

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    ネタバレ

    帯に惹かれて神保町の三省堂で衝動買い。就活生ももちろんだけど、就活をする前の大学生と、大学のキャリアセンター職員の皆様に読んでほしい一冊。講談社と某中小出版社の両方に内定した学生に対して著者が行ったアドヴァイス(実話)は、就活の本来の目的に立ち返るという意味でも、非常に示唆に富んでいました。文体は極めて平易なので、移動中に読めました。

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    2011年10月24日