宮台真司のレビュー一覧

  • 父として考える

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     そこはかなとなく、ホモソーシャル臭がぷーんと香っていた。
     注釈がある程度充実しているので楽しかった。ミードといえば、マーガレット・ミードを思い浮かべるが、ジョージ・ハーバート・ミードという方もいらっしゃるらしい。
     四章に書かれている虚数の話がおもしろかった。ロマンチシズムや余白なしの、リアリズムはない。
     「絆コストなくして絆なし」、っていうのは覚えておきたい。
     字面や主義主張、研究者のパーソナリティーなどにとらわれすぎずに書物を読むやり方を今後模索したいものだ。

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    2010年11月23日
  • 父として考える

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    人を幸せにできるひとだけが、幸せになれる。他者と交わるノイズ耐性やグループワーク力のない子供や若者、親が増えている。
    昔で言う地元で、ガキ大将がいて、他者と交わって、教えてくれる仲間をリスペクトしたり、という事が必要だ。
    それを変えるには、①男性もWMのように仕事と家庭を混ぜて、ノイズに強くなる生活にしてみる。制限された中で対応する力が必要。②コミュニケーション能力=コネを競い合う階級社会にする。親子も複数のコミュニティーに属し、自分がリーダーになれる時もあれば、人に教えてもらう立場も経験することが必要なのだろう。③自分がハブになる。ツイッターでフォロワーの立場だけの人も必要だが、ハブになるこ

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    2010年11月16日
  • 父として考える

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    2章までは2人の話がかみ合ってて面白いんだけど、3章からは宮台さんの研究発表に東さんが相槌を打ってるだけみたいになってしまうのが残念。
    それと、父親になると地域社会にコミットせざるを得ないと言うけれど、大学の関係でとある市の子育て支援課にインタビューに行って聞いてきた話によると、父親は依然として地域の子育てコミュニティに参画していない・できない現状があるそうだし、実際自分の父親もご近所付き合いなんて一切しない人で、それでやっていけていたのを目にしている。そりゃ、大学教授みたいな職業なら、論文書く気分転換にお散歩に出てご近所さんにご挨拶する機会なんかは多くなるのかもしれないけど・・・なんだか、宮

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    2010年11月06日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    いまさらwwwですが読んでみたい。
    「終わりなき日常」そうなんだよねー。そんな気分ですよ。
    でも、その中を生きてゆかなければならないのであって。
    世界は多分、変わらないんだと思っています。

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    2010年05月23日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

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    091205 by BS book review   新書ランク3位
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    じつは豊かな時代に民主主義は不要だった。日本の政治家は密室談合して地元に利益誘導すればよいだけだったからだ。しかし経済が収縮する時代は、民主主義が機能しないと、それはそのまま国土と人心の荒廃に直結する。そうして今回の政権交代が起こった。多くの国民は気づいていないがこれは革命だったのだ。だが、まだ油断は禁物だ―。日本を代表する危険な社会学者とマニフェスト起草に深く関わった民主党の頭脳が、この革命の中身と正体について徹底討論した。

    福山 哲郎
    1962年東京都生まれ。外務副大臣。参議院議員(京都、当選二回)。同志

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    2009年12月06日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    高2の夏に初めて見た…井上嘉浩(オウム真理教最年少幹部)の中学校3年のころの詩が偶然載ってた…。
    宮台さんの言うとおり、終わりなき日常の中で漠然と「正しいこと」を考えてたら、いたずらに逡巡して、迷走を繰り返すだけなのかもしれない。
    人って学ばない。ただあまりにも可塑的なだけ。

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    2009年10月04日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    95年のオウム事件、今となっては相当古いテーマだなぁ、と思ってしまいがちだが、その内側にある、「反社会性から突き抜けた脱社会性」というテーゼは、現代においても用いることのできる図式であるように思う。

    しかし、上祐とか、懐かしいな。

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    2009年10月04日
  • 計算不可能性を設計する ITアーキテクトの未来への挑戦

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    「計算不可能性」ということの意味を知ってみたくて購入してみた。ITアーキテクトとして育ちたいと思っているわけではないけれど、予測不可能な将来のビジネス環境をどこまでシステム設計で考慮するか?について何か考えようがあるのかもしれないと思ったので、これから楽しんでみたい。

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    2009年10月07日