宮台真司のレビュー一覧

  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    この本が出されてから丸一年以上が経過し、鳩山をはじめとする民主党のカスぶりがこれ以上ないような状態でさらけ出されている今日、書かれた内容も寒々しく聞こえるのは仕方無いところ。。
    一方で、他の著書でも言われているような宮台氏の見解というものには非常に納得できるものが多いと思うのも事実。
    民主党うんぬんは置いといて、日本の政治を考える上でとても良い材料になるのは間違いないと思う。

    しかし…政権交代直後の上梓ということもあって仕方がないとは言え、ルーピー鳩山を買いかぶった内容の部分は読んでいて恥ずかしいばかりです。。

    0
    2011年02月24日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

    Posted by ブクログ

    オウムのような新興宗教にハマる人たちは、いったい何に惹かれているのか、自己啓発やヒーリングといったブームも根底は同じであり、終わりなき日常を生きる知恵を持たないものが引き寄せられる。
    70~90年代のSFの変遷などと絡めた内容は、10年前の著作ながら、
    今でも十分な説得力をもっていると思う。
    現在のスピリチュアルブームも同じように理解できそうだ。

    0
    2011年03月24日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    福山さんと宮台さんの対談。子供手当てのメッセージ、自民党の既得権益、国民の「お任せモード」、イデオロギーは無いが自明性には強く反発する日本人の体質、外交としての環境対策、環境句対策による国益、マスメディアはゴミメディア、戦後から安保再定義からの2プラス2意向の保障の変化など、面白いお話がたくさん詰まった本。消化不良になった部分は否めないが、今後勉強していくき、再度読んだとき、さらに理解を深めたいと感じた一冊。

    0
    2010年12月18日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    宮台真司×福山哲郎(民主党)の対談書。
    対談書って内容が薄く、結論もまとまってない印象があったけど、本書は秀逸でした。

    あまりに民主党寄りで、あまりに前向きすぎる感が否めないけど、この本で、日本という国に可能性というか、希望が見えてきます。

    対米,対アジア関係、マスゴミ、政治への参加主義、環境問題etc・・・・


    ・与党は実績で、野党はマニュフェストで勝負。
    ・現前性(生々しさ)が変われば、空気が変わる。
    ・「外から」要件と、「カオス」要件のロジック。
    ・フォアキャスティング的思考からバックキャスティング的思考へ
    ・リソースは変わらない、その組み換え。

    なんか幻冬舎新書、質がイイネ!

    0
    2010年11月20日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    『日本の難点』では「社会」に関する言及が多いですが、こちらは「国家」について述べるウエイトが大きくなっています。当時、外務副大臣であった福山哲郎氏との対談形式で、日本の現状について議論がなされています。全体を通して、福山氏が立場上言えないようなことを宮台氏が代わって意見しているといった印象がありました。

    0
    2010年10月15日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    普天間にしろバラマキ批判にしろ、こういう風に説明、交渉していくべきだと対談の中で方針が出ているのに、結局、失敗してしまった。福山さんは内心悔しさや恥ずかしさで一杯だろう。
    菅直人政権に活かして欲しい。

    0
    2010年06月08日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    寄り道読書を完了。「日本の難点」の応用編といったところ。宮台さんの議論は、説明の難しいものも社会学、政治学をはじめ考えのレファレンスを示してくれる点、勉強になる。また福山さんの発言も、現政権の外務副大臣であり、実際に起きている出来事とリンクして背景にある考え方を知ることができる。出版された当時の、民主党政権への期待感を受けてか明るいトーンで終わっているが、失望感が広がる今こそ、政権交代の意義をはかる評価軸を示してくれている点で有益な本。

    0
    2010年05月06日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    本当に色々なことが良く見えている(だろう)人たちだと関心。

    僕らのいる底辺のレベルアップは国力アップにはかかせないなぁ。

    ということで、頑張ろう。

    それと、2+2って大変なことになっているみたいね。

    0
    2010年02月01日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    社会学者宮台真司と外務副大臣福山哲郎の対談集。

    相変わらずのマスコミ批判は置いておくとして…
    民主党政治に変わったことで日本がどう変わって行くのか。
    民主党が手がける政策の根本的な意味などが割とよく分かるかと思います。

    やはりテレビや新聞などの早さを売りにするメディアでは伝えきれないことがある。
    新書っていうのも一つの情報発信メディアなのね、としみじみ思いました。

    0
    2009年12月13日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

    Posted by ブクログ

    民主党の外交・環境政策のプロデューサーである福山と、彼と親交のある実践派社会学者・宮台との対談形式で、現在の民主党政策のココロを知識層向けに解説する。
    現役の政府メンバーである福山は、マニフェストを外れる野放図な発言はできない。ほとんど宮台が喋っていて、福山は相槌が多い。
    ・自民党の小泉の「権威主義」−「市場主義」は行き詰まった。民主党は「参加主義」−「談合主義」を目指すべき・
    ・マニフェスト実現に向け当初は躓くこともあるだろうが、技術論細部よりも日本の方向性を早く立て直すことが肝心。
    ・低炭素社会をキーとする世界的な「ゲーム」に乗り遅れることが国益喪失につながる。

    0
    2018年10月14日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

    Posted by ブクログ

    厄介なことに、私の中にある宮台さんのイメージっていうのは彼の著作からではなくて、ゴー宣とかで小林よしのり氏が批判的に語ってたような宮台さん像が強固であって(ああ小林さんの漫画の持つ影響力・インパクトって、中高生にとって、でかかったんだなあ・・・って今更ながら思いますが・・・)宮台さんの著作にちゃんと目を通す度に、そんな自分を猛省しています。
    私はこの『終わりなき日常を生きろ』が、連赤とオウムの比較を試みていることなんて、本開くまで全く知らなかったので、自分の勉強不足を恥じています。

    0
    2009年10月07日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

    Posted by ブクログ

    一時期この言葉が自分の中の合い言葉になっていた時期があった。
    「終わりなき日常を生きろ」
    そうやって世界の端っこからものを見ている感じに憧れていた。
    だけど、終わりなき日常はもう乗り越えた。
    日常はそんなに、泣きたくなるほど空虚ではない。

    日常は終わらない。
    だけど「生きろ」というほどの未成年的な激しさを乗り越えた。あるいは乗り越えてしまった。

    制服少女にいい本だ。

    0
    2009年10月04日
  • 音楽が聴けなくなる日

    Posted by ブクログ

    音楽を聴くフォーマットが劇的に変わり、従来的意味では聴けなくなる、って意味のタイトルかと思っていたら、全然違ってました。てへぺろ。本書の駆動力は、電気グルーヴ(ってかピエール瀧)の作品を、発売メーカーが自主回収したことに端を発するもの。その頃は、そこまで熱心に音楽を聴いていなかったこともあり、なんとなくスルーしてしまっていた問題。あらためて、作品の価値とアーティストの素行は基本的に関係ないし、問題とされる行動に対しどう向き合うかは、個人の判断に帰されるべきってこと。その背景や、それに対する反応をまとめた1・2章はかなり興味深く読んだんだけど、最後3章でガクンと興ざめ。たぶん、名前は知っていた氏の論考には、ここで初めて接したんだけど、なんだかガッカリ。同時に”リベラル疲れ”新書を読み進めていたこともあり、まさにこういうことを言っているんじゃないか、と思えた次第。ガチガチの正しさ論理で武装しながらいたぶるかのごとき論調に、グロテスクさまで感じてしまった。”クズ”って表現も、それを読まさている方が悲しくなってくる。

    0
    2026年09月18日
  • 宮台式人類学 ――前提を遡る思考

    Posted by ブクログ

    螺旋的に知識を深める。

    ・普遍の人類史から特殊な近代を見る社会学。特殊な近代から普遍の人類史を見る人類学。

    ・自然、社会、精神の全てにまたがる生態学的全体性を把握する必要性

    0
    2026年06月21日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

    Posted by ブクログ

    現時点で読んでみると、國分功一郎『暇と退屈の倫理学』と極めて近い問題意識があることに気付く。とても興味深い。

    しかし現代において脅威なのは「オウム」ではない。もっとマイルドで、システマチックで、名指して批判できないものなんだろう。だからこそ、宮台さんや國分さんの警告の声は届かないのだろう。

    0
    2026年05月27日
  • 聖と俗 対話による宮台真司クロニクル

    Posted by ブクログ

    祭りの太鼓が鳴りやみ屋台の灯が消えると、日常は何事もなかったように戻ってくる。その切り替わりの瞬間にこそ「聖」と「俗」の境目がある。宮台真司は制度や物語が弱まった社会で、聖が失われ俗だけが肥大する危うさを指摘する。一方、近田春夫は大衆文化の只中から、俗の側にこそ本音と時代精神が宿ると見抜いた。高尚さと軽さは対立ではない。聖は俗に降り、俗は聖を必要とする。両者が往復を失ったとき、社会は空洞化する。いま求められるのは浄化でも迎合でもなく、その緊張を保つ感覚なのだ。

    0
    2026年01月17日
  • ルポ 日本異界地図

    Posted by ブクログ

    いわゆる一般的な生活というものを送っているらしい僕らの世界とは、また違った生活を送ってこられた方の集落を、異界、というらしい。

    基本的には、世俗で平平凡凡と暮らしているのではなく、戦後闇市、色街、ドヤ街…などがなぜ発生して、どう盛り上がり、どう衰退したのか。
    ところで、「異界」というが、あくまで、この本に紹介される基準は「衰退したこと」である。
    そこにあるのは、そこにはいたくなかったという忌避感と、何故かノスタルジック。
    だが、当時はそれが当たり前のものとして存在していたはず。

    では、人工知能黎明期、
    50年後に、「昔は、選挙とかで選ばれた、顔だけの政治家ってひとが、屋根のとんがった建物に集まって、どーでもいい議論をクソ真面目にしてたんだって。今では全国民の希望を即座に集められるから、国民の代表なんていらないのにね。」
    ってなるかもしれないし、

    いつか国会議事堂も異界扱いになりますか?

    0
    2026年01月09日
  • 経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~

    Posted by ブクログ

    構造的問題(新興国の農園、孤独死)とは実は悪者がいないなかで起こること。
    各プレイヤーに与えられた役割の中で最善を尽くすと起こり得る問題が多い。
    要は部分最適になっている状況と理解できる。
    別で読んだ、「組織不正はいつも正しい」に近い内容かと。

    0
    2025年01月05日
  • おどろきの中国

    Posted by ブクログ

    現代中国において、「指導部が正しい」という前提以上に踏み込むことがアウトのライン。中国社会は他の官僚制に比べて、「幇」や「単位」や「档案」の徹底によってはるかに社会の末端まで支配の根をおろしている。

    0
    2024年12月23日
  • ルポ 日本異界地図

    Posted by ブクログ

    アンダーグラウンドな世界に興味があり、これまでに何冊か読んできたが、結構ガチ目な本で、ボリュームが多かった。知っている場所が多かったが、詳細な説明によって関心を持って読めた。自分にとっては気持ちが乗らない場所があったり、細かすぎて必要性を感じない記述があるところがマイナス点である。

    0
    2024年03月26日