宮台真司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ宮台先生のM2で宮台教に入信
触発されて、これまでの読書で引用が多かった(批判的な引用)この本を読んだ。
副題の通りオオム真理教・サリン事件の社会学的考察
時代的な系譜学としてサリン事件を位置づける。連赤から新人類〜ブルセラ〜オウム〜酒鬼薔薇聖斗
そしてその原因を社会学者・若者フィールドワーカーとして、宗教学等の豊富な知識を引っ張ってきて説明している。
今の所それらは説得的に思える。
本書に対する反対する本もあるし、余裕があったら読んでみようかしら。。
僕は何故彼に憧れるのか??
彼が僕の人生を知るのに役立ちそうだから?天才という超越の香りするからか。それ以上にもありそうである。言葉の端的さに惚れてるのかもwwww
あと僕の論理トレーニングとしても読んだ、途中で寝たり、中華食いに行ったりして、断絶したけど最後まで読めた。しかし、僕の国語能力は低いな。この書物から知識を得たい、これが知りたいと心から思って読書した事ってないな〜
宮台氏的に言う「試行錯誤の身につけさせる」教育が僕の国語教育では決定的に失敗してるな。。
まあ、いいや
内容は
最初に事件のキーワード「終わらない日常」「さまよえる良心」の提示
第一章で これまでのオウム分析批判 (宮)連赤との差異・オタク文化が要因となる条件にこそ注目すべきだ(ここは流石!!唸った)・宗教学者がオウム>幸福科学だったのは自我が弱かっただけ。
第二章
「さまよえる良心」:善き事をしたいという良心への志向が強ければ強い程、「何が善き事なのか分からない」という不透明感が切迫し、透明な真理への希求が高まる
↓
「善きこと」が不透明な理由
内面的な「倫理」がもともと存在しない日本に置いて、共同体的な「道徳」が共同体とともに喪失。 「良心」の空洞化・・・(良心ー(倫理+道徳)=?)
↓
神政政治の出現
世代問題
第三章
「終わらない日常」と「核戦争後の終末性」という終末観
前者:輝かしい進歩もおぞましき破滅もない、日常のかでの永遠なる戯れしかない。→ディストピアに映る
後者:廃墟の中での団結や共同性というファンタジー
革命→輝かしき未来→脱力→
終わらない日常を生きる知恵という解決策の提示
第四章
終わらない日常が一番堪えるのは?
①外部がより必要な人②コミュニケーションスキルのより無い人
恋愛も宗教の代替物足り得ない
↓
全体的包括要求を放棄
「まったり」生きる これが「終わらない日常」を生きる知恵・・・農村的な自意識の自足時給
あとがき
社会比して無我複雑になればななるほど、コストの低い認識方法を人々(各人各システム)は選ぶ
予言的中:①援助交際②AC(エヴァ)③親父(マッタリ生きられない)の迷走(失楽園、歴史教科書?)
酒鬼薔薇聖斗は反社会ではなく「脱社会的」。 -
Posted by ブクログ
主としてコミュニケーション能力に起因する問題について議論が進められていき、エリート目線の宮台に東が疑問を提示する形でのやり取りなどは読み物としても非常に面白い。
しかし、ちょうど同年代の幼い娘をもつ父親としては、まったりと子育てを語る第1章に惹かれる。
実際に幼児を抱えて世界の見え方がガラリと変わってしまう体験をしている身として、ただ単純に共感しちゃうんだもの。
子供を介しての地域ネットワークへの繋がりとか、ショッピングモールなどに対する見方とか。
この感覚はおそらく子供のいない方には理解不能なものだろうし、逆にもっと子供が大きく成長してる親御さんにとっては「はぁ?」というものであろうけれど。 -
Posted by ブクログ
宮台真司×福山哲郎(民主党)の対談書。
対談書って内容が薄く、結論もまとまってない印象があったけど、本書は秀逸でした。
あまりに民主党寄りで、あまりに前向きすぎる感が否めないけど、この本で、日本という国に可能性というか、希望が見えてきます。
対米,対アジア関係、マスゴミ、政治への参加主義、環境問題etc・・・・
・与党は実績で、野党はマニュフェストで勝負。
・現前性(生々しさ)が変われば、空気が変わる。
・「外から」要件と、「カオス」要件のロジック。
・フォアキャスティング的思考からバックキャスティング的思考へ
・リソースは変わらない、その組み換え。
なんか幻冬舎新書、質がイイネ! -
Posted by ブクログ
頭の悪い私は途中から議論についていけなくなった…(涙目)
そんな身分でレビューを記すのはあれなので、備忘録的に自分が思ったことを記しておく。
自分は「親」でありたい。
親になれば、子どもの存在が故に、
地域その他色々なコミュニティに否応がなしに関与することになる。
この本でいうところの「グルーブワーク能力」が求められる。
人ってのは色んな顔を持っている存在であって、各コミュニティで担う役割も違ってくる。
また、全ての役割を担うこともできないから、相互のコミュニケーションで扶助し合うことになる。
「親」とはそれを実践する存在であって、その背中を見て、というか真似して育つ。
そんな親子関係が築けたらいいなと。
でも、実はそういう関係性を築く素地というのは、
自分が親を真似て育ってきている以上、親の影響が大きい。
私の場合、親には精一杯努力してもらったと感じているが、果たしてどうなるだろうか。
少なくとも大学に入った頃は、
まさにこの本のいう「不幸せそうな◯大生」だった訳で、非常に前途多難(笑)
なので、子どもに様々なコミュニティでの人間関係構築を体験させたいという思いと同時に、
自分も様々なコミュニティに積極的に参加する姿勢が求められるような気がした。
そんな学びを得られたので、読んでよかったと思う。 -
Posted by ブクログ
能力の高い2人が話すだけで、こんなに面白いのか。
神成さんに関しては、寡聞ながらこの書籍で初めて知ったが、この人の頭のよさには脱帽した。宮台さんもアーキテクチャに関しては専門分野ではないにもかかわらず、社会学的な視座からまともな話を展開していて、頭いいぜこいつ、という印象。
1.5次現実のくだりには啓蒙された。1次現実をよりよくするため(そして2次現実へのコミットを防ぐため)の、アーキテクチャを存在させるというコンセプトは頭の隅で考え続けよう。
「便利をもとめても、現在の延長線上でしかない」という旨の発言は、常々思っていたことなので、深く同意した。 -
Posted by ブクログ
民主党の外交・環境政策のプロデューサーである福山と、彼と親交のある実践派社会学者・宮台との対談形式で、現在の民主党政策のココロを知識層向けに解説する。
現役の政府メンバーである福山は、マニフェストを外れる野放図な発言はできない。ほとんど宮台が喋っていて、福山は相槌が多い。
・自民党の小泉の「権威主義」−「市場主義」は行き詰まった。民主党は「参加主義」−「談合主義」を目指すべき・
・マニフェスト実現に向け当初は躓くこともあるだろうが、技術論細部よりも日本の方向性を早く立て直すことが肝心。
・低炭素社会をキーとする世界的な「ゲーム」に乗り遅れることが国益喪失につながる。 -
Posted by ブクログ
宮台先生が、最近の本で繰り返し主張する概念が、ITアーキテクトの現場での具体例を参照して議論されているので、宮台本が今までよくわらないまま終わってしまった人にでも、理解しやすいと思います。
内容は
0、宮台先生と神成さんの対談を通して、
?コンピュータは人間のどういった部分を補う存在であるべきか。
?コンピュータと人間の共生、人間が追求する人間らしさって何?
?理論上のコンピューティング、社会学は、社会を構築しうる存在なのか?
?社会の仕組みを作る人材を育成するために必要なこと
?タイトル通り 計算不可能性を設計するとは。
宮台先生の本は、自分が普段言葉にはできないけど、なんとなく気がついていることを明文化してくれて、いい!
なので、コンピュータと人間学や、あるべき社会システム論とかに興味がない人でも、日々もやもやしている思いを晴らしたい!って気持ちがあるなら是非読んでみるべきだと思います。