宮台真司のレビュー一覧

  • 経済政策の射程と限界

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    新聞やテレビを見てるだけではちっとも分かる気がしなかったので読みました。
    難しいけど、論点だけはある程度読めてきたかな、と。

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    2014年03月08日
  • おどろきの中国

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    隣国でもあり分かっているつもりでいるので、積極的に理解しようとしない。実際には知らないことばかり。我々にとって中国とはそんな国なのではないでしょうか。
    三国志は読んだことあるけど、文化大革命についてはよく知らない・・・私もそんな状態でした。

    中華という思想、儒教と文化大革命、国家というよりも共産党の支配、「帮」という集団意識、中台関係、日中関係の歴史などなど
    学者三名の討論を通して多くの事柄が紹介されていきます。

    少し難解なところもありますが、中国関連のニュースに触れた時にこの本の関係箇所を読み返してみたいと思います。

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    2014年03月01日
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて

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    福島直後の対談をもとにした脱原発の本。

    あれから3年経過して、状況が変わっている部分も多いので、改めてお二人の話を聞いてみたい。

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    2014年02月15日
  • 民主主義が一度もなかった国・日本

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    希望に満ちた書。
    地震の前に読んだが、地震の後はこれは無理だと実感。非常によいビジョンだが、地震なくてもズルズルいって達成しない気もする。

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    2013年12月29日
  • おどろきの中国

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    経済的にも文化的にも大きな関わりを避けられない隣の大国のことを、自分があまりにも知らないので、読みやすそうな本書を買いました。
    政治体制が変わっても中国社会の根底にある人間関係の規範のことが何となくわかったような気がします。

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    2013年10月19日
  • おどろきの中国

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    なかなか。
    三人の中国通対談集。
    中国は本当に国家なのか。毛沢東の間違い。鄧小平について。
    参考になった。
    少々、読み応えが有り過ぎる。

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    2013年09月28日
  • おどろきの中国

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    ネタバレ

    中国は帮(ホウ)の世界だ、三国志の劉備の関羽・張飛の関係だ。 その中に入れば親密で親しいがその外では完全な敵となる

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    2013年09月27日
  • 宮台教授の就活原論

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    「行政に従って褒美をもらう社会から善いことをすると儲かる社会へ」 に共感。サークルで「相手の立場や状況を理解し、相手や社会に働きかけることで、それを動かす力」が磨かれていると実感。

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    2013年07月14日
  • 愚民社会

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    東日本大震災と福島原発事故をきっかけとしてこの国は変わる、いや変わらなければならない、とあのとき思った。そして東浩紀の「一般意志2.0」を読み、未来に対して希望を持った。しかし2年が経ち、日本の恥部の一部が露呈しただけで一向に変わる気配がない。どうもおかしい。
    本書によると「たかだが地震ごとき、たかだが原発事故ごときで変わるはずがない」、それほどまでに深刻な状況に陥っているという。近代化への努力を怠った愚民、田吾作、土人が今更何を言うか!という痛烈な批判。
    暗くなる未来予測だが、「今いる『土人』たちはどうしようもないが、次の世代までそのことにつきあわせる必要はない」という大塚氏のあとがきに、ほ

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    2013年07月02日
  • 父として考える

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    正直、余り内容の濃い本ではなかったが、読みやすく、今の私にはそれなりに示唆的な本。
    また、宮台氏の著作や思想は比較的好きだったが、今回は、彼の限界のようなものを感じた。

    東氏との対比で浮かび上がったものだが、宮台氏は非常に鋭く、分析的で構造的なのだが、人間に対する洞察が深くないような気がする。早い話が頭の良いおぼっちゃん、という印象。
    子どもを捉える視線が、我が子であってもただの観察対象でしかないような気がしてしまう。
    もちろん、本人は子どもを愛している、というのだが、自己愛の延長線上にある愛のような気がする。

    一方の東氏は、歯切れが悪い。だが、そこには、自身にすべてを委ね、そして日々新た

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    2013年04月15日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    ここではないどこかを求めて煮詰まっちゃうと、現状への不満に対してその原因と解決策をぽんと出してくれちゃう宗教にはまっちゃいやすい、今楽しけりゃイイじゃん的なちゃらんぽらんはそういうのに絶対はまらない、みたいなはなし

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    2013年03月26日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    ネタバレ

    アダルトチルドレンが良い子になるのは家の中にセキュリティがないから
    失敗しても帰るところがないので予測可能なことをやる
    オウム信者は失敗したり薄汚れた自分に耐えられない<アダルトチルドレンぽい

    幸せになれるかどうかは個人のコミュニケーションスキルにかかってくるのは難しすぎる
    勉強できてもコミュニケーションスキルがないと生きていけないということか…
    (勉強もできないが)

    恋愛はアダルトチルドレンをリカバリーする 子供の頃からやり直せる

    より多くの人間が等身大のコミュニケーションを享受するようになれば、それが出来ないものは、そのコミュニケーション「からの」自由を求めるようになる<だから自分は

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    2013年03月03日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    読んだきっかけは、「東日本大震災、そして原発事故によって、『終わりなき日常』はもう終わった」という記載を読んでいたから。何で読んで気になったかを忘れてしまったのが残念…

    その後もたびたび「終わりなき日常」という表現を見かけたこともあり、そもそもの定義、どういう本なのかを知りたくて、手に取った。

    オウム、連赤、SF、コミュニケーション・スキル…
    今読んでも、古くないと思う内容。

    もう1年か2年くらいしたら、また読み返そうかな。

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    2013年01月29日
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて

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    よきも悪きも東日本大震災後から明らかになった日本社会の歪みを、エネルギー専門家の視点と社会学的な視点とのコラボで解説されている。

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    2013年01月11日
  • 日本の難点

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    平易に書かれている雰囲気なんだけど。。。分からない事は、調べることにして、いっそガイドブック的に。

    2009年に書かれたもの。2012年が終わろうとしている現在でも、ここに書かれている日本の問題がさっぱり減っていないような気がして、少しさびしい。

    現代の日本社会には、何かと問題がある、かどうかはわからないが、少なくとも、多くの人がそう認識している、ということは言える。そういう世の中で、学問の世界の人々は、どういう理論に基づいて、何を考えているのか。そんなことに興味を持ったら読んでみると良いかも知れない。

    ただ、ある程度社会学などの素養が無いと、そもそも何を言っているのか分からない箇所があ

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    2012年12月03日
  • 日本の難点

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    とにかく内容が難しい。

    そして、言葉遣いが難しい。

    でも、難しいからこそ、立ち止まって、意味を理解しようとゆっくり読めるのかもしれない。

    おかげで、通読に時間がかかった。

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    2012年09月11日
  • 父として考える

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    前に読んだ堀江さんの本と同様、贅肉をそぎおとして、とんがった表現にて、「父として考える」ディスカッションを実施し、Twitter導入後の社会変革なども両者の独自の主眼にて論旨展開。異論反論は、あるだろうが大変面白かった。一つ残念なのは、後半はこども論的なトピックから離れてしまい、論段が難解になり少なくとも僕はついていけなくなってしまった点。引用を二件、

    社会システムにおいてはオフラインの欠落をオンラインでは埋められない。「現実」にダメなやつが「ネット」で回復できるのは自意識においてだけで、社会の枢要な領域では「現実」にダメなやつは「ネット」でどうあろうが永久にダメだということです。

    こども

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    2012年08月06日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    タイトルになっている「終わりなき日常を生きろ」というフレーズはとても共感するし、素晴らしいものだと思う。ただ、本の内容からすると、筆者はこの「終わり無き日常」に永遠の若さが前提となっているような気がして違和感を感じる。
    終わり無き日常が本当に何も変わらない日常であるならば、そこから抜け出すためにハルマゲドンを願う人がいるのは想像の範囲内だろう。しかし実際の「終わり無き日常」は毎日少しづつ変わってゆき、数年もすれば多くの場合すっかり様変わりしているものだ。なぜなら、時は公平に流れてゆくものだから。その中で多くの人は変化に翻弄されながら生きてゆく。「終わり無き日常」が実は同じもののように見えて少し

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    2012年11月22日
  • 終わりなき日常を生きろ ──オウム完全克服マニュアル

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    何かにすがって生きていかなければならないという状況自体は、特に珍しい現象ではない。むしろ、資本主義というある種のイデオロギーで生きて行き易い人たちの存在も居るだろう。特に、この本で描かれているようなブルセラ少女、ナンパ族とは、一体何処の誰で、どういう属性を持ち合わせているのかが重要になってくるだろう。例えば、援交少女という現象を一つ取っても、それ自体には、「少女」や「女性」といったような集合的な主語を使う事は無意味だろう。なぜなら、いくら学校制度が、外部の学者によって、その制度が批判されようとも、幾分かの生徒には、その制度に適応し、無事平穏な生活を営む事が出来るだろうからだ。つまりは、この本で

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    2012年06月25日
  • IT時代の震災と核被害

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    東北の震災の際に関わったITのお話。パーソンファインダーとかUstとかポジティブな面と、人間のダイレクトな関係が支えたあの時期についての考察をさまざまな方がしています。今回ほどSNSが重要な役割を果たしたことはなかったと思う。でもいろいろと課題もあったのも実際です。私がもし使いこなせなかったらどうだったんだろう…気になったのは書き手の差かな?いろいろな人の観点から見れるのは面白いけど、明らかに当事者だった人と取材して他人事だった人の文章は違うと感じました。

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    2012年04月16日