青柳碧人のレビュー一覧

  • 浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学

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    『2さつめ』で期待していたトポロジーが、「クレタ島・嘘つき迷宮」で見事な形で表現された。「アイシテルの正弦」での三角関数の説明も楽しかった。角度の単位は中学生が読むことを前提に度数で表現したものか? 函館を舞台にした「武田斐三郎の街で」では、五稜郭の築城が数学的にも美しいものであることが理解できた。斐三郎の設計と施工技術が素晴らしい。ドクター・ピタゴラスの反撃が始まった。次はどんな数学で楽しめるだろう?

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    2020年09月09日
  • 国語、数学、理科、誘拐

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    作者さんの「浜村渚の計算ノート」のファンで、その流れで読み始めました。

    色んな立場の人がいて、色んな勉強との向き合い方があるよなぁと改めて感じました。小説の面白さと勉強の向き合い方といろいろとためになりました。

    学生の頃に読みたい小説だった!
    勉強が好きになる。やってみようかな?って思える。そんな作品でした。

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    2020年08月18日
  • 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

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    今回からイラスト付き登場人物紹介がついてイメージ湧きやすくなったシリーズ5冊目。猿にテレビ局がジャックされた中で起きるクイズ対決や特殊な折り紙での殺人事件や病院での連続毒殺事件の解決に数学が貢献する。渚ちゃんの説明がとても判りやすくて数学愛に溢れていて楽しい。ルートや方程式、モンティ·ホール問題とか比較的取っ付きやすい物が多かったからかな。愛を示す事で周りがどんどん数学の魅力に気付いていく(大山さんの進化ぶり!)渚ちゃん方式は黒い三角定規達も取り込むのか?と一瞬思ったけど最後にどんでん返しが来た。どう布陣が変わっていくのか。次も楽しみ。

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    2020年06月20日
  • 浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト

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    ドクターピタゴラスって、小説を成り立たせるための無理矢理な設定だけど、日本に実在するとしたら、志村けんなのかなぁ、とふと思ったり。

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    2020年04月02日
  • 猫河原家の人びと―一家全員、名探偵―(新潮文庫nex)

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    謎と推理大好き一家猫河原家の夕食のお供は実際に起きた事件。推理を披露して皆を納得させられないとご飯にありつけない。家族は喜々として自分の得意分野で推理するけど4人兄姉末っ子の友紀はこれが嫌で仕方がない。なのに事件に遭遇してピンときてしまうと真相に向かって推理してしまう。始めは間抜けな迷推理だけどちょっとした齟齬を土台にしてきちんとした推理が組み上がっていくのは楽しい。スマホカツ事件とBBQ事件が綺麗にまとまっていると思う。占い師事件はちょっと散漫かなー。家族の濃いキャラが合うか合わないかが楽しめるかの分かれ目の気がする。

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    2020年01月20日
  • 浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト

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    本書は数学の本質的な楽しみ方をポップに教えてくれます。ストーリー構成がハラハラドキドキであり、キャラクターの個性も豊かなので、数学の要素を抜きにしても十分面白いです。
    そこに思わず人に話したくなるような数学の知識も盛り込まれており、楽しいの相乗効果が生まれているような気分になりました。

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    2020年01月13日
  • 西川麻子は地理が好き。

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    完全犯罪に果敢に挑むのは、『地理』をこよなく愛する地理ガール探偵『西川 麻子(にしかわ まこ)』。

    真っ赤に塗られた密室の殺人現場や、遺言状に隠された地図記号の謎、アフリカ タンザニアにある赤い死の湖、などなど。

    短編が6編収められており、それぞれ世界地理の知識無くては、解けない難問揃い。

    ストーリーは、あまりシリアスにならず、軽い文体でスラスラ読め、豆知識も付きます。

    最初に犯行シーンが描かれる『倒叙ミステリー』の書き方は、古畑任三郎や福家警部補などと同様、個人的には大好きです。

    なお、警察官が民間人に捜査内容を漏らすのは、ご愛嬌でしょうか?(笑)

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    2019年10月01日
  • 浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学

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    数学者テロリストと対決する渚ちゃん達の活躍を描く三冊目。パソコンのウイルスを解除するために数学的論理パズルを解いたり、解決編が不明の館もの!の推理小説を数学で証明したり、函館でテロリストと直接対決したりとどれも溢れ過ぎる数学愛にまみれていて楽しい。新登場の函館の名物刑事達が濃くて今から再登場が楽しみだし、キューティー・オイラーが外連味たっぷりな敵役でこれも先が楽しみ。テロリスト側の信念が武藤刑事達に伝わったけどこれが先の展開に影響しそう。数学要素が難しくなっているけど説明が判りやすくてありがたい。三角関数を恋愛で例えるの秀逸!

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    2019年09月28日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    旅のお共として借りたけど家にいるときに読んでしまった。こういうアンソロジーは旅にぴったりだよね。面白かった。若手作家さん、ってことで『新鮮』になったそうだけど、はずれなかったな。まぁ強いていえば岡崎琢磨「夜半のちぎり」は先が読めて全然どんでん返しじゃなかった。似鳥鶏はトリッキーで面白かった。筒井康隆っぽい。解説でそれぞれの作家さんの過去の作品が紹介されてて、どれも面白そうだった。みんなまた読んでみよう。

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    2019年09月03日
  • 浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト

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    前作より渚ちゃんの人となりがより判る2冊目。数学以外は苦手でテストに悩んだり友達が出てきて普通にじゃれあったりして可愛い。でも事件に数学で挑む姿は相変わらず頼もしい。今回の数学はルービックキューブやn進法の説明等苦手な身としてはよりややこしくなっていたけど本文中にあるように「数式を覚えるのではなく理解する」と面白さが増した。その点では「麗しのルイ嬢」「割り切れなかった男」が良かった。「不思議の国のなぎさ」は魅力的な幹部が出てきたり元ネタを上手く絡めていたりでいいけどファンタジー強めでちょっと浮いてるかなー

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    2019年08月10日
  • 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法

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    毎回、面白いキャラが現れて、楽しく読み進められる。
    最近、2回目読んでしまった。「10さつめ」はいつ出るのだろうか? もう3年も経っている。

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    2019年05月31日
  • 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法

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    いつもよりもラブ要素が多めな9さつめ(シリーズ11作目)。   
    2番目の話が好き。   
    レピュニット数はなかなか面白かった。

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    2019年05月21日
  • 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法

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    レピュニット数と集合とマーチンゲール法
    通算11冊目の1話目がレピュニット数の話だなんてお洒落すぎる!!

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    2019年05月05日
  • 浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学

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    ①クレタ島・嘘つき迷宮、②アイシテルの正弦、③「プラトン立体城」殺人事件、④武田斐三郎の街で、⑤マダム・エミーの部屋、なかなか苦戦しながら読んだ感じ、③でのマダム・エミー交えての話が一番好きだったかな

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    2019年04月28日
  • 浜村渚の計算ノート 9さつめ 恋人たちの必勝法

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     シリーズ11巻目。
     毎度おなじみ数学少女、浜村渚とその他大勢。
     説明不要の展開で、今回のお題はこちら。

    ・レピュニット数
    ・不等式
    ・順列Pと組合せC
    ・マーチンゲール法と期待値

     今回は話的には進まなかった全4編。
     次巻であの人が再登場(何度登場するんだ...。)

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    2019年04月23日
  • 浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト

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    ①その処刑台、カラフル、②麗しのルイ嬢、③割りきれなかった男、④不思議な国のなぎさ、エピローグ:ケーニヒスベルクの夢、ルービックキューブ王子始め、悪役面々もなかなか一癖二癖あって面白い。

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    2019年04月13日
  • 浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理

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    フェルマーとか、パスカルとか、デカルトとか、名前だけ知ってる数学者(デカルトは哲学者としてだけど)の発見した定理とかはすごく有名だけど、それを証明しろというと、・・・汗、となる。数暦もほとんど知らなかったし、クラインの壷も、本のタイトルだけ知ってた。
    今まで、勉強が嫌いではないと思っていたけど、好奇心と興味を持って深くまで調べたことってなかったな、と反省。

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    2019年03月18日
  • 浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族

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    ネタバレ

    このシリーズは、娘が中学の頃、一緒に読み始めました。
    数学の難しいことをわかりやすく書いてくれています。
    読むのは今は私だけ。
    3と1/2さつめ もあったので、これは10冊目になります。
    つるかめ家の一族 という副題のとおり、方程式がNGの設定。

    小学生では方程式を習わない⇒≒使ってはいけない
    ので、塾講師時代に苦心したことから発想した「方程式を使うと死ぬ村」を舞台に
    数え歌もプラスして
    ステリー仕立てになっている番外編です。

    ちょっとこんがらがってしまいました。
    ミスリードされているので仕方ないですね。

    そして、方程式より気になるのが、私にとって鬼門の行列!
    それにしても P48 の

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    2019年02月10日
  • 猫河原家の人びと―一家全員、名探偵―(新潮文庫nex)

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    本職刑事(父)、家政婦探偵(母)、作家探偵(長兄)、エンジニア探偵(次兄)、飲食探偵(姉)の家族。こんな猫河原家の末子、女子大生(探偵になりたくない)の友紀は早く家を出たい。家庭内捜査会議にて推理せざる者、食べるべからずの夕食はたしかに自立の動機になる。スマホのから揚げ、めらめら観音、BBQ高級ゆずこしょう、ネガテイブ占い師、それぞれの事件をふにゃあと推理して名探偵にされていく友紀。楽しい一冊でした。

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    2026年01月12日
  • 浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族

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    今までの浜村渚シリーズとは全く異なる作品!
    数学(算数)のエッセンスはそのままに、つるかめ家の一族に次々と降りかかる不幸の真相に迫る完全なる推理小説!

    過去作のどこかほのぼのとした雰囲気は今作にはほとんど見受けられません。
    渚ちゃんの登場シーンも武藤さんとの絡みも少なめです。

    人間の怨念はとてもとても恐ろしい…
    ハッピーエンドな物語を好む方にはあまりおすすめできませんが、ミステリー好きな方には是非一読頂きたい一冊です。

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    2018年11月17日