青柳碧人のレビュー一覧

  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    ネタバレ

    青柳碧人作品二つ目

    前作のむかしむかし〜 は短編集だったけど今作は連作短編だったので他の話とのつながり、伏線もありより楽しめた。

    個人的に面白かったのはヘンゼルとグレーテル
    サブタイトルが 兄弟が作ったお菓子の家の密室の破壊と グレーテルにとっての解放のダブルミーニングで終わったこの章の読後感が良かった。(途中の兄弟間の関係の匂わせが童話のオマージュということを加味してとんでもなくえぐかった)

    どの話も童話の設定をしっかり元にしているのにも関わらず、人間のドロドロした負の部分を持ったキャラクターになっていたのも面白かった。

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    2026年04月18日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    いや~ 平井 太郎さんのエピソードが面白いなぁ〜
    岡本一平、田谷力三って、もしかして〜
    Google ポチポチ 、、、
    うわっ!! 実在の人物だ!! しかも本当に後援会を作ってる!!

    あれ!? これは、ノンフィクションだったけ!?
    違う!? やっぱりフィクションだわ!?
    いや! もうノンフィクションとしか思えない!

    大正から昭和にかけて激動の時代を鮮やかなにえがかれていて、乱歩と千畝がそれぞれに悩みながら生きている姿が時に痛々しく、時に清々しい。

    時代が、二人を取り巻く人々が、乱歩と千畝の人生に影響をあたえていくたびに、気をもみ、そして、胸をつまらせてしまう。

    「愛・命・運・縁・恩

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    2026年04月17日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    面白かった!
    杉原千畝をこのような形で読みやすく、面白く紹介している本に初めて出会った。
    どこまでがフィクション?と線引きができないくらい江戸川乱歩、平井太郎との接点が本当っぽい。ほんとなのか⁉️ 乱歩と千畝のそれぞれの視点からの話が続く、そこに関わる人々がまた既知の人でその関係性にたまらない

    平井からつながる横溝正史〜最後は三島由紀夫まで、鳥肌モノ!大正、昭和初期の作家好きにはたまらない繋がりかと…

    江戸川乱歩の書けない、書けない、と逃げ出しながらも、怪人二十面相の明智小五郎、子ども向けには、小林少年などのキャラを確立

    横溝正史の金田一耕助『本陣殺人事件』
    この時代からの先駆け

    助け

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    2026年04月16日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    めちゃくちゃに良かった。
    推理小説3つは面白いけど、まあこんなものかって感じだったけど
    似鳥鶏の「学生時代の母の原稿」が最高。
    いきなりファンタジーが始まったり、全然毛色が違うけどかなり好みの作品だった。

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    2026年04月10日
  • クワトロ・フォルマッジ

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    とあるピッツェリアで、客の不審死事件が起こる。
    クワトロ・フォルマッジ(4種類のチーズを使ったピザ)という題名の通り、4人の従業員の視点が順繰りに移りながら話が展開する。
    登場人物それぞれが、他人に明かしていない“秘密”を抱えており、同じ出来事でも、視点が変わると違った見え方になって、いろいろな視点を重ねていくことで、立体的というか、ホログラムみたいな感じで、真実が浮かび上がってくる感じ。
    構成がとても上手く、この先どういう展開になるのだろう?と気になって、手が止まらなくなった。
    ライトな導入やコミカルな要素わ良い意味で裏切る、しっかりとしたミステリー。

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    2026年03月31日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    面白かった!
    浜村渚シリーズでハマり、著者の作品をいくつか読みましたが 幅が広い作家だなあと感じました。
    「乱歩と千畝」はノンフィクションとフィクションが混ざり合い、読みやすい文章と展開。探偵小説や近代の歴史への関心が掻き立てられます。乱歩が戦後少年探偵団シリーズを描いたように、ティーン層にも是非読んでもらい、生き方を考える機会にしてほしい一冊です。

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    2026年03月26日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    傑作!進む道は違うが似ている2人。それぞれの人間性や夢への熱量と苦悩に胸を打たれ、2人の人生の交差が絶妙でワクワクしたり悲しくなったり、最初から最後までぐいぐい惹き込まれながら読みました。
    あと、この時代の著名作家がちらほら出てくるのがたのしい。

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    2026年03月24日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    真面目な歴史小説かなと思いきや、結婚の話をして今日家に来てくれというところまで行ったのにお金がないから結婚式あげられないと直前で気づくような間抜けなストーリー展開もあってかなり読みやすい。最初らへんにあった乱歩と千畝にあった接点の書き方も面白い。何回でも読みたいと思うほど長いけど小気味いい小説でした
    soy

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    2026年03月14日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    この作品に出会えて、本当に幸せだった。
    ここまでリアルな伝記を、痛切に訴えかけてくる人々の熱い思いを…小説で体験できる日が来るなんて思いもしなかった。

    早稲田の蕎麦屋三朝庵で偶然出会った太郎(乱歩本名)と千畝。ふたりは同じ愛知五中の出身から意気投合する。当時太郎は職を転々として、千畝は金銭面が貧しく留学ができずお互い苦しんでいた。しかし食事を終え外に出ると太郎の顔に『官費留学生候補ヲ求ム』の公告が飛んでくる。そこから千畝の外交官としての道が開けたのだった…
    その出会いからふたりは親交をしていき、乱歩は執筆で紆余曲折あったが小説という道で、千畝は外交という道で生き続けた。途中戦争がふたりの分か

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    2026年03月09日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    みなさまにおすすめしたい一冊
    歴史を知らない人も読めば江戸川乱歩と杉原千畝に興味が湧くと思います。
    人生は色々なつながりと出逢いによって生まれることを体感でき、
    大正から昭和の激動を行きた人のストーリー
    面白い要素もありながら歴史や生き様を楽しく学べます。
    平和の尊さも感じることのできる一冊になっています

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    2026年02月28日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    2人の運命的な出会いと各々の苦難の道。この前読んだ「カフェーの帰り道」の時代とのリンクも相まり想像が膨らみました。事実を織り交ぜた物語や豪華な著名人らとの交わり、伏線回収まで楽しめる奥深い歴史エンタメ。おもしろかった!あぁカツ丼食べたいっ。

    〈心に残った言葉〉
    "私たちはともに、信じた道を行き、迷いながら心の底から楽しみ、知り合う人に大いに恵まれ、それがゆえ時に自身の力のなさに嫌気がさす"

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    2026年02月25日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    西洋童話をベースとした連作短編の形で一貫して赤ずきんが解決していくが、各話の解決は論理展開にキレが感じられて良かった。連作短編としての最終的な終わり方もとても好み。童話の振り返りもできる良いシリーズです。

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    2026年02月24日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    涙あり笑いありで最初から最後まで飽きずにぐいぐい引っ張っていってくれるお話。最高のエンタメ小説でした。直木賞候補の中で1番興味惹かれたので手に取ったけど、読んでよかった〜

    岡本太郎の親父出てきたところ、あまりにもびっくりおもろかった。というか、諸々どこまで史実通りなの…?出てくる著名人は知ってたり知らなかったり色々だったけど、特に探偵小説界隈の知識あればより楽しい感じだったね。これやから歴史(改変)小説はやめられねえ!
    中盤の怒涛の有名人登場ラッシュ、興奮しまくってた。夢野久作も絡んできた!おもろ!みたいな。あとはじめましての史実ネタ(だよね多分?)「萩原朔太郎とゲイバー」。いやなにごと?深

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    2026年02月19日
  • むかしむかしあるところに、死体がありました。

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    昔話をベースにミステリ要素を取り込んでいてどの話も完成度が高くてかなり面白かった。つるの倒叙がえしが好みだったが、やっぱり絶海の鬼ヶ島が昔話版そして誰もいなくなったで超面白かった。

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    2026年02月18日
  • 浜村渚の計算ノート

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    数学が絡んだミステリ。
    歴史とか民俗学に絡んだミステリはあっても数学に絡めるのは珍しい。
    数学学者がテロ行為の首謀者になり、地図の四色問題やゼロの概念、フィボナッチ数列に関係した事件が起こる。ゼロの話は非常に面白く、知識として勉強になった。

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    2026年02月18日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ああ…良いわ、良い話だわ…。
    もう直木賞、これで良かったわ。
    これで良かったじゃない。ブレイクショットも捨て難いけどこれで良かったやん…解せん!!

    とは言えこれは私の意見。大分贔屓目が入っています。
    何故ならば、私は杉原千畝さんを大尊敬しているのだ!!
    まさか杉原さんが主人公の小説に出会えるとは!それだけで青柳さんに土下座したい。しかも江戸川乱歩との夢のコラボ。
    面白くないわけがない、と思っていたらやっぱり面白かった。

    江戸川乱歩はもう今更説明も要らないので、杉原千畝さんについて少し。(知ってるわい!な方は読み飛ばして下さいね。←既に少しにするつもりが無い)

    父親の希望で医大を受験するも

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    2026年02月18日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    同じ高校と大学を卒業している江戸川乱歩と杉原千畝を主人公にした近代史小説。
    史実上2人の接点はなさそうなので、IF小説ではあるが、まるで実際にあったかのようなリアリティがあって、非常に面白かった。

    史実に沿った出来事、千畝のユダヤ人亡命にビザを発給し続けたことや、乱歩のミステリー傾倒や創作、評論活動など、を巧みに盛り込み、その合間に架空のはずの2人の友情譚を挟んでいく、その整合性がミステリーでトリックを構築していく巧みさにも似ている。

    と言っても核心は謎解きやSFのような異世界譚ではなく、二人の友情を中心とした、温かな人間ドラマ。
    2人の奥さん、乱歩の妻隆子も、千畝の妻、クラウディアも幸子

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    2026年02月17日
  • むかしむかしあるところに、死体がありました。

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    ネタバレ

    再読。有名な日本昔話の登場人物たちが殺人事件に巻き込まれていく様が愉快で面白い。この人が殺されるのか!と導入からもう興味ひかれる。誰が犯人なのか予想してもそれを上回る展開が待ち受けているから毎回驚かされる。
    好みは「つるの倒叙返し」。再度断片的に読み返すことで結末が明らかになる仕組み。
    1回目読んだあとと2回目読み返したあとで、異なった物語が成立しているのが鳥肌もの。
    ただ動物が残虐な目にあう場面がいくつかあってそこはしんどかった。

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    2026年02月13日
  • 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

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    ミステリーとしても童話としても面白かった。

    ミステリー部分にも納得感があり、童話としても人間の汚さがうまく描かれていて素晴らしかった。
    個人的に、第三幕の後味が悪くてしんどくなってしまったけど。それでも読んでよかった。

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    2026年02月09日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    誰もが知ってる童話をベースに進んでいく。短編ではあるが主人公は通して赤ずきん。それぞれ短い中にミステリーのいろんな要素が入りつつ、また童話ベースなのにしっかりとした事件が起こることに引き込まれました。

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    2026年02月08日