青柳碧人のレビュー一覧

  • むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。

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    昔話を絡めたミステリー。最終巻なんですね。
    今回は最初から最後の物語への伏線だったように感じました。

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    2025年11月03日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    再読!
    サクッとテンポよく読めるミステリー(?)
    どの話もコミカルな感じで描かれてるけど、ちょっと悲しかったりゾッとしたり…
    特にヘンゼルとグレーテルは想像を膨らませながら読むとゾワゾワした。

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    2025年11月02日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    子供の頃に読んだ童話のミステリー短編集です。
    童話といっても子供の頃に夢見ていた憧れの童話の世界ではなく、登場してくるのは探偵の赤ずきん、性悪なシンデレラ、眠れるたぶん美女なオーロラなど…愉快なキャラたちです。
    内容は読みやすくて、面白かったです。他のシリーズも読みたいと思いました。

    子供でも読めるとは思いますが、童話の世界観を壊したくなければ、大人になってからダークファンタジーとして楽しむのがおすすめ。
    シンデレラやオーロラ姫のメルヘンな世界観が好きな方はおすすめしません…!笑

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    2025年11月02日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    探偵小説家の江戸川乱歩と、多くのユダヤ人の命を救った杉原千畝。その2人が若きときに知り合い、友となったという設定で書かれた、ノンフィクションとフィクションを合わせた本書。

    何者でもなかった2人が、抱いた夢を実現すべく、時に迷い、立ち止まりながらも歩み続ける。その姿、また彼らを支える人々に引き込まれた。

    彼らのように歴史的に大きなことを成す人はほんの一握り。天賦の才というものはあるのだと思う。けれど、誰もが経験するように、悩み、迷い、立ち止まり、時に自信をなくす。そしてまた、そんな彼らを支え励ます友がいる。それが清々しい。

    読後感がよく、楽しめました。


    2人を取り囲む人々も魅力的にある

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    2025年11月02日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    シリーズ第4弾。前作の続きというか帰る途中で事件に巻き込まれます。一つづつ解き明かしていきながら、なんとか帰ろうとする逞しさは健在です。
    教訓の中に寛容さを取り入れる懐の広さ。イソップの脅威と対峙しながら信頼できる仲間を得て殺人事件を解決していきます。

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    2025年11月02日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    江戸川乱歩と杉原千畝という、予想もしない二人の人生の交錯を描いたフィクション

    青柳碧人氏の作品を読むのは初めてだったが、読ませる筆力に感心させられた

    有名な杉原千畝の話に江戸川乱歩を絡めることで、双方の物語に深みが出たのだろうか

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    2025年10月31日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    歩む道は違えど信念を同じくした乱歩と千畝。交錯する2人の人生があまりに面白くて夢中で読んだ。2人が残した功績は果てしなくすごい...。if小説とはいえ、こうあって欲しいとさえ思った。

    2人ともいつもどこか孤独だったんだと思う。そんな中絶望の淵に立たされても信念を曲げられそうになってもなんとか立ち上がり向かっていく背中にグッときた。「悩んだら優しい方を選ぶ」ってとてもいいフレーズ。

    また有名な作家さんが出まくっていてこれはミステリー好きは必読だな...と思ったり。横溝正史との関係値、最高すぎる。私の知識だと聞いたことはあるけど読んだことはない方も多くて、おかげで読みたい本が増えました笑

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    2025年10月28日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    私の好きな作家さん4人の短編集。初めて本格的な大人のミステリーに触れるのにぴったりです。怪盗レッドの秋木真さんがこのメンバーに入ってるの、児童文学読みにはニヤリとさせられます。4人(4作品)なのは、作品順にホワイダニット、フーダニット、ハウダニット、そして叙述トリックをテーマにそれぞれ書かれているから。作品の表紙に気をつけて読むべきポイントなども示唆してあり、本当にミステリー入門書を意識したつくりになってます。内容は小学生でも大丈夫だけど、やはり殺人など出てくるし、装丁が大人向けなので、中学校以上向け。

    「ヤンキー、ミステリと出会う」青柳碧人
    WIND BREAKER な感じのヤンキー高校(

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    2025年10月27日
  • オール電化・雨月物語

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    ネタバレ

    「雨月物語」‥タイトルは聞いた事ある、コワイ話なんだろうな、ぐらいの認識で、読んだことはない。
    でも、これを元にしてるのだったら読んだ方がいいでしょう、と思い、「雨月物語を一編」→それを元にした本書の一編」という感じで読むことにした。

    「雨月物語」の話をベースに、時代は現代に置き換え、アレンジして、電化製品を必ず物語にからませる。アレンジはいいとして、何故電化製品を?このキテレツな設定は、普通は考えつかない。発想の勝利だと思う。

    元々の話が、うすら怖い感じの怪談で、オール電化でも雰囲気はそのまま、うまく現代風にしてある。電化製品のからませ方も違和感なく、なるほど〜という感じ。だいたい、後味

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    2025年10月25日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    全員作品を読んだことがあったので、それぞれの良さなどを改めて感じながらそれぞれの章ごとのコンセプトを楽しめた。

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    2025年10月21日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    赤ずきんさんがキレッキレだった
    不実であっちゃいけないけど許す寛容さも大事
    人のうえに人をつくらず 的な教訓も勝手に感じ取った

    前作に引き続きもともとの作品も読みたくなる
    と書いていて前作のときも読んでないので 年内には絶対読もう

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    2025年10月20日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    who,how,whyダニット、叙述トリックを集めた初心者向けミステリアンソロ。日常系が3/4。お気に入りは、盗まれた絵を探す秋木真「将棋部、無実を証明せよ」。将棋部メン好き。青柳碧人「ヤンキー、ミステリと出会う」からミステリ全般に興味持ってくれたら嬉しいね。相沢沙呼「屋上の雪解け」は、幻視探偵暁玄十郎と摂理と藍莉が元気に活躍する短編。暁玄十郎の幻視が炸裂‼︎……するのではなく、藍莉と摂理のW助手によるハウダニット。3人の活躍もっといっぱい読みたいです。

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    2025年10月19日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    1話目と2話目は本格ミステリ感があって良かった。ピントが露骨で推理しやすいから初心者向けかも。
    最後の話も叙述トリックがなかなか面白かったものの、推理にあまり影響しないのが勿体なかった。
    ちょっと尻すぼみ感は惜しい。

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    2025年10月12日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    愛知五中の同窓会にて、江戸川乱歩と杉原千畝が映っている集合写真を取り上げていた新聞記事を読んだのをきっかけに、手に取って読んだ1冊。
    ふたりのことについての知識が教科書レベル程度のものであったので、フィクションとはいえふたりのことを知るいい学びにもなったし、ストーリーもすっきりと仕上がっていてとても読みやすかった。

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    2025年10月12日
  • 怪談刑事

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    2025.10.11
    著者は自分の作品り求められているものをよく理解している。よい意味でいつものテイストの funnyな作品が並んでいた。

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    2025年10月11日
  • カエルみたいな女 怪談青柳屋敷・新館

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     怪談好きの作家・青柳碧人先生の怪談集3作目で、『白蛇の夢』『そこですよ』『高千穂』など正統派の怪談や『グレイの話』『二つの記憶』などUFOが絡んだ怪談、世界各国の怪談やよくわからない怪談まで幅広いジャンルを網羅していて、不気味なものからヒトコワと様々な怪談を楽しめた。

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    2025年10月08日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    トリックはかなり突拍子もないものが多いですが、読みやすく、トリックよりも、物語の楽しさを求める方向けかなと思います。伏線回収もあり、非常に楽しい作品でした

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    2025年10月05日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    歴史小説。実在の人物と出来事がベースにあり、フィクションとわかっていても実際こんなこともあったのでは…と思い描くのが楽しい。外交官と小説家、住む世界は違うがそれぞれにどこか似たような孤独ややるせなさを感じ、言葉にせずともお互いに通ずる感情があったのかもしれない。杉原千畝、江戸川乱歩のことがもっと知りたくなり、ちょっと調べてみたら、東洋のシンドラーが近所の岐阜県美濃出身と知ってさらに感慨深くなった。
    命令よりも困った人を助けたい、勇気ある行動と功績を知ることができてよかった。

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    2025年10月02日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    まさか、このタイトルの本で泣かされるとは…
    どこまでが史実なのか…なんてことは、もうどうでもよくなるくらい。次々と知っている人物も登場し、それぞれが生き生きと動き回っているのも楽しい。時代に翻弄され、それを乗り越え、ほんの数回会うだけの二人。でも、深いところで繋がっている友情。死を間近に回想するシーンに涙が止まりませんでした。

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    2025年09月30日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    ネタバレ

    今回のテーマはイソップ童話。
    正しくない行いをするとイソップに凍らされると、恐ろしい仕打ち。

    イソップが黒幕だと思っていたけど、ラスボスはまさかの人で驚きでした。
    最後まで気が抜けない展開でスッキリでした。

    次はどんな物語がテーマなのか楽しみです。

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    2025年09月18日