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実は無類の怪談好きだった著者が、自ら体験あるいは学生時代から蒐集し続けている怪異譚の中から、とっておきの49篇を収録――深夜に帰宅したのは誰だったのか?(「夫の帰宅」)。心霊スポットの海岸で少年たちを襲った異変(「そこは海」)。夜毎バーに現れる奇妙な少女(「防空頭巾とタバスコ」)――人気ミステリ作家が書き下ろした初の実話怪談短篇集。
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Posted by ブクログ
ミステリー作家・青柳碧人さんが経験した怪談や知人から聞き集めた怪談の短編集。どのお話も面白い。ぞくっとくる。
怪談好きの作家青柳碧人が体験または他者から聞いた実話から選んだ49話。細々としたちょい話がリアル怖さを感じさせ、なかなか面白く読んだ。 見える人、感じる人がこの世の中には結構居るのだなぁーと思った。青柳屋敷というネーミングと表紙カバーのセンスがよき。[購入本]
怪談短編集で読みやすかった 電車の中で読んでいたが、きりがよく 読めた ぞっとする話や不思議な話が多かった 話の終わらせ方もふわっとしていたが そこが自分には良かった 実際の怖い話もこんな感じで終わると 思うのでリアルでした
「実話怪談」がテーマの掌編が49篇収録されており、「うわ、怖い」というゾクッとする怪談もあれば『世にも奇妙な物語』のような「怖いというより不思議な話」というテイストの怪談もあってバラエティに富んでいた。また作者のあとがきに書かれていた「本格ミステリーと怪談の共通点」は「作家ならではの着眼点だな。」...続きを読むと感心した。
映像のホラーは苦手なんですが、文章のホラーは大好き。 その中でも怪談は聞くのも読むのも大好きなんですよね。 更新はできていないのですが、怪談師の方の書籍化とかも数冊読んでいた後に、この本に出会った。 ミステリーも好きなので「あれ?赤ずきんちゃんの先生では?」くらいな勢いで帯とかも読まずにレジに行って...続きを読むました。 怪談、されど文章。 改めて思い知らされた気がします。 読んだら分かる・・・この文章の違いよ。 「趣味、怪談」の作家先生増えないだろうか。 【怪談師〜本を出す】じゃなくて【小説家〜怪談本】。 怪談は聞くのは良いけど、文章になると好きじゃないって方、けっこう居ると思うんですよね。 そういう人、騙されたと思って読んでみたら楽しめるかも!
実話怪談なのでそこまで怖くはないけれど、あとがきの怪談好きは民度が高い人が多いというのはその視点になるほどと思った。 怖いながらも楽しめる感性はいいよね。
短い怪談の寄せ集め。 似たような話はまとめて章ごとに編成されている。 元々怪談は読まないし、何も見えないので、淡々と読みはしたのだけど、この作者様の文章は好きなのでサクサク読めて楽しかった。 満足度は高め。 いくつか、結局その先どうなったんだろう…と気になってしまって、そういうのがまた怪談のいいとこ...続きを読むろなんだろうなーと改めて思った(ミステリなら回収してくれないと困るものねぇ)
テンポ良かった感じでした。 怖いやつも何個かあったり少し面白いものや不思議なものもありました。 個人的にホラーは解決しない方が好きなので楽しめました。
趣味が「怪談」だという著者が集めた怪談集。 各話短めだしサクサク読めました。 人から怖い話を聞く系の、オチがなかったり答えがなかったり、な怪談話。 何かわからないのが逆に不気味。 「相部屋ゆうれい」のコメディ系も面白い。仮名の付け方からギャグなんだもん(笑) いつか屋敷が増築されるのも楽しみ。
実話怪談は好きなのに、超短編がいくつも入っているせいか、読んだ端から忘れてしまう。 それなりの量を読んでいるはずなのに覚えていないので、知っている怖い話を披露できる人が羨ましい。 今回の話で印象に残ったのは、「押し入れの女」。 霊を見たということよりも、校長先生のプロ意識というか考えの深さにとても...続きを読む感動。 「炎天下」も、たしかにイミカワで可愛い。 そういえば、お地蔵様をちょっと乱暴な遊びに巻き込んで(?)いた子どもたちを叱った大人が、「せっかく子どもたちと遊んでいたのに!」と逆にお地蔵様に叱られて高熱を出してしまったという話を珍しく思い出す。 お地蔵様である地蔵菩薩は子どもの守り神とも考えられているので、子どもとのエピソードが多かったりするのだろうか。 覚えてないけれど…。
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