むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。

青柳碧人

一世を風靡したといっても過言ではない、日本の昔ばなしをミステリーで読み解いた『むか死』シリーズの最新刊にして最終巻。あっと驚くミステリーのもとになった昔ばなしは「こぶとりじいさん」「耳なし芳一」「舌切り雀」「三年寝太郎」そして「金太郎」――いずれも趣向に富んだ、これまでの作品に勝るとも劣らない作品集。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 双葉社
• 電子版発売日: 2023年08月08日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

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今回も面白かった。
短編ミステリーが最後には全て繋がる
この作家の小説は毎回そうだからなんか凄いなーって思う。

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ついにシリーズ最後ですか、さみしいですね。
いや。まだ帰ってきた昔話シリーズがあるかも？なんて期待さえしてしまう。
今回も昔話モチーフに殺人事件が起きてしまいます。
金太郎や笠地蔵に雪女といった有名なおはなしたちが見事に殺人事件に繋がります。
こぶとりじいさんなんかはタイトルはよく聞くけど内容はどんなだったかな？と思っていましたが、最初にご先祖様のお話…と本家のお話を語ってくれるのでそれも分かりやすくて良かったです！
すごく読みやすく、一気に読みました。

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このシリーズは全部読みましたが、安定して面白いです。
元々何となくでも知ってる昔話が軸になっているのでイメージしやすいし読みやすいです。

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知っているおはなしがベースとなっているのでイメージしやすく、それでいてちゃんとミステリーになっているので面白かったです。これで完結みたいなので、少し残念です。

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面白かったの一言！！
これまでの4作も楽しく面白く読んでいたけれど
最終巻ということもあって？かな？
伏線回収と、え！これが？！みたいたのが多くて
面白くて面白くて最高だった。
最終巻なのが寂しい。できれば続編を読みたい…。
無理なのでしょうか青柳さん……。

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昔ばなしシリーズ最終巻。
毎回どの昔話が題材となるのか楽しみにしていました。
短編集ではあるけれど、各話につながりを持たせているのが好きです。
トリックもしっかりミステリなのが面白かった。

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どのお話も面白かった。
陰陽師、耳なし芳一に出会うが1番印象に残っている。
奥深い設定、次々と明かされていく真実にページをめくる手が止まらなかった。
登場人物たちの独特な喋り方も面白い。

女か、雀か、虎か、も簡単な文体でスラスラ読めた。
どのつづらを選ぶのが最善なのか、考えながら読むのが楽しかった。

金太郎城殺人事件は三年安楽椅子太郎とストーリーが繋がっていて読み応えがあった。
最後の最後で明かされた、太郎が山小屋に長年籠っていた理由には笑った。

[ブクログ · ★★★★☆]

「むか死」シリーズ最終巻。

毎巻楽しく読んでいたので、ちょっと残念。
昔話に死体が出てきてミステリーに変わり、しっかりとした謎解きには昔話の不思議な要素が加わって「めでたし、めでたし」､､､とは一筋縄ではいかない。そこがいいんですよね。
特に好きなのは、
「女か、雀か、虎か」正直じいさんではハッピーエンドにはなれない!?
「金太郎城殺人事件」おしゃべり大好きな可愛いなえちゃんが!?

[ブクログ · ★★★★☆]

なじみのある「昔話」をモチーフにした殺人謎解きストーリー。どうやらシリーズ最終巻らしい。
視点が面白くて好きなシリーズだけど、ずるずる続けるより、ここで終わるのがちょうどいいのかも？！

[ブクログ · ★★★★☆]

「三年安楽椅子太郎」が面白かったです。

昔話だけでなく、往年のクローズドサークル作品を題材にしていて、楽しく読めました。