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「不思議を不思議のままで終わらせられる、それが怪談の魅力」と語る無類の怪談好きミステリ作家が贈る実話怪談短篇集の第二弾。踏切で遭遇した老女の手を握る奇怪な少女とは(踏切と少女)、病院に響き渡る声の主は?(アコが来たぞ!)、愛猫が急死した意外なワケ(猫が死んだ理由)など、日常のすぐ隣にある怪異を描いた奇妙な実話63篇を収録。
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Posted by ブクログ
ミステリー作家・青柳碧人さんが実際に体験したり、聞き集めたりした怪談をまとめた短編集の第二弾。 今回の怪談たちも面白かったし、ぞくっとした。猫にまつわる怪談は、たくさんあるんだなぁ。犬とか他の動物はそんなに怪談を聞かないけれど、猫という動物の特性だろうか。「猫が死んだ理由」の怪談の猫...続きを読むがいじらしくて、怖いというよりかは悲しくなった。 「まえがき」で記されている、前作の刊行時の青柳さんの体験談が不可思議で怖かった。
前作に引き続きやはり面白い。 そして怪異集まり過ぎていてスゴイ。 日常の中にスっと入り込んでいるもの…なのかもしれない。 又聞きの又聞きも私は好き。なにもわからないけれど。笑 猫好きとしては辛いものもあったけどね… 次作も期待。
伝聞の形の怪談集。 あまり関係ないけど、子供のころの俺は寝ると東西南北どちらの方角を向いて寝ているのか感覚で分かっていた。 いつも寝る方向は東向き、でも祖父母の家で寝たときは西向きだったから違和感があった。 成長するにつれ、いつの間にか失った感覚だ。 さて、本書は怪談集63話。 子...続きを読むどもが出会った怪異、猫にまつわる怪異、病院の怪異、道で出会う怪異など。 この話を読んで、子どもって謎の感覚を持っているよな、と自分の子供時代を思い出した。 ちなみに私は経験から山の神の存在を信じているけど、幽霊や怪異といった類は信じていません。
怖い話を集めた覚書のような短編集。 ゾッとする様な表題作、少し切ない「アコが来たぞ!」「猫が死んだ理由」など聞いたままに広げている。そこに解を求めない聞きっぱなし書きっぱなしの怖い話。
2023年に刊行された『怪談青柳屋敷』の続編で63篇が収録された実話怪談短篇集。 私自身は金縛りに遭った事もなければ視えた経験もないだけに、この作品集は未知の世界で、それ故に本当に恐ろしい。 「子ども部屋」「猫ちぐら」「医務室」「仏間」「渡り廊下」「浴室」「暗い書斎」「行き止まりの階段」 各章の...続きを読むタイトルだけで読み進めるのを躊躇するほど不気味。 フィクションならいざ知らず、全話実話。 1篇読むごとにゾワゾワ、背筋が徐々にひんやりしていった。 たった二頁なのに強烈なインパクトを残す『公園のトイレ』。 この作品が一番の恐怖。
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