青柳碧人のレビュー一覧
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数学大好きな中学2年生 浜村渚がテロ組織『黒い三角定規』に立ち向かう物語4さつめ(実は5巻目なのだが)です。
今回も、それぞれの章は常用対数を用いて表され、各章の小節番号は√で表されるという凝った部分は相変らずですが、第log10000章(つまり第4章)『オペラ座の未知数』の小節番号には驚かされました。
はじめから順に
440.000,493.883,523.251,587.330,659.255,698.456,783.991,880.000
となっています。
この数列を見ただけで瞬時に「ハハァ~ン あれだな」と察しが付く人は相当鋭いか、病的なマニアでしょう。私はこの目次を5分間ほど見 -
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「浜村渚の計算ノート」シリーズ3と1/2さつめです。
今回は「フェルマーの最終定理」をテーマに、シリーズ初の長編になっています。「4さつめ」になっていない理由は、今回の事件が数学テロ集団「黒い三角定規」によって直接引き起こされたものではないため、本筋からやや離れているからだそうです。
瀬戸内海の小島「増留間(ふえるま)島」にあるホテル・ド・フェルマーを舞台にした密室殺人事件に挑む浜村渚&「黒い三角定規」特別対策本部(主には武藤刑事と大山刑事)の活躍が描かれるのですが、今回のこだわりはフランスの数学者です。
ホテルの支配人はパスカル、副支配人はルネ、女性バーテンダーはソフィ、シェフはガロア、 -
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昨夜、一人の少女が――
「はじめまして。千葉市立麻砂第二中学校二年の浜村渚といいます」
「あれ、キミは……。どうしてこんなところに?」
「最近あるネットのサイトで、『tenkiya友の会』という数学サークルができたという情報が入りまして、ひょっとしたら数学テロ組織『黒い三角定規』と関連があるのでは……と武藤さんが言っていたもので。あ、武藤さんというのは警視庁の『黒い三角定規・特別対策本部』の方です。武藤さんはまだ来ていませんか?」
「来ていませんが」
「困ったなあ。ちょっと待たせてもらっていいですか?あなたがtenkiyaさんですよね?」
「ええ、ボクがtenkiyaです。待ってもらうのは構 -
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天才数学者・高木源一郎(通称:ドクター・ピタゴラス)率いる数学テロ集団「黒い三角定規」と闘う中学2年生浜村渚&特別対策本部の活躍を描くシリーズ第2弾。今回も各章は常用対数で表されています。
そのタイトルと数学的内容は
第log10章「その処刑台、カラフル」……ルービック・キューブの話
第log100章「麗しのルイ様」……指数の話
第log1000章「割り切れなかった男」……剰余の話
第log10000章「不思議の国のなぎさ」……n進法の話
となっており、エピローグとして「ケーニヒスベルクの夢」という章があります。
「黒い三角定規」のメンバとして登場するキャラクタは、第1弾より洗練され -
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青柳碧人の新シリーズの1作目。こちらがあとの掲載になったのは、この本が地元の本屋で手に入らなかったから。
家庭の事情で、高校に入ってからアルバイト生活を送っていた池谷美咲は、友人のすすめで演劇部に入部する。生徒から「変人の巣窟」と言われるだけあって、一癖も二癖もある人間ばかり。しかも誘ってくれた幼なじみは、闘病生活を送ることになった。岬は彼女のかわりに「舞台監督」という重責を担うことになる。果たして彼女は、彼らをうまく御することができるのか?
「幕が上がる」のヒットに触発されたのかも知れないが、専門用語もきちんと詳しく書いてくれているので、演劇を知らない人間も、すんなりと理解できる。作者も出版 -
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ネタバレ青柳碧人による数学ミステリーシリーズ第5弾。
本作ではモンティ・ホール問題というクイズ番組から生まれた数学の確率論や折り紙と数学の関連性、バーゼル問題や音楽と数学の関連性など、いろんなテーマで物語を構築している。最終章のようにミュージカル仕立ての章などもあり、バラエティーに富んでいて、かつ相変わらずの軽妙な文体で非常に読みやすい。
数学にまつわる解説もたとえ話や図などをうまく使って非常にわかりやすくまとめてあり、数学が苦手な人でもきちんと理解できるように配慮されているあたりはシリーズ通しての特徴だろう。
本作ではドクター・ピタゴラスがあまり登場しなくなり、キューティー・オイラーらシリーズ通して