青柳碧人のレビュー一覧

  • スカイツリーの花嫁花婿

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    ネタバレ

    章毎に新たな登場人物が出て来て短編と思いきや、後々これまで出て来た人物と繋がりがあり、完結していくストーリー。
    恋愛要素もあり考察していきながら読み進めていく話で面白かった。
    また、曳舟やらスカイツリーやら知っている地名が出て来て親近感が湧く小説だった。

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    2024年08月15日
  • 怪談刑事

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    面白かった!
    オカルト系で処理された未解決事件の再調査する警察庁の部署に異動になった主人公。
    同じ頃娘が連れてきた彼氏が怪談師として有名な炎月で、怪談嫌いな主人公は交際に反対しながらもなんやかんや関わっていく。
    けっこう優秀な刑事なのではないか、怪談を認めず合理的に謎を解いていく。
    特に仏像対決の話はとても面白かった。
    シリーズ化を希望!

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    2024年08月03日
  • むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

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    一話あたりが短くて、それでいて各話は同じ世界での出来事として周知の事実や物語になっている。
    誰もが知る昔話を題材にしつつも、基となった話からはしっかりと離れている。
    だから読みやすくて面白かった。

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    2024年07月28日
  • 怪談青柳屋敷

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     「実話怪談」がテーマの掌編が49篇収録されており、「うわ、怖い」というゾクッとする怪談もあれば『世にも奇妙な物語』のような「怖いというより不思議な話」というテイストの怪談もあってバラエティに富んでいた。また作者のあとがきに書かれていた「本格ミステリーと怪談の共通点」は「作家ならではの着眼点だな。」と感心した。

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    2024年06月22日
  • 怪談刑事

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    所轄の刑事から警察庁の怪奇未解決事件の再捜査を行う部署に異動した只倉。非現実を受け入れられない只倉の娘が連れてきた彼氏が、怪談家で…

    一見怪奇に見えるけど現実の事件だと思いきや、ジワジワと怪奇現象になるのが斬新でした。
    怪談家の彼氏・炎月との奇妙なコンビもお気に入りです。

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    2024年06月17日
  • むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

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    ネタバレ

    目次
    ・竹取探偵物語
    ・七回目のおむすびころりん
    ・わらしべ多重殺人
    ・真相・猿蟹合戦
    ・猿六とぶんぶく交換犯罪

    前作より手が込んでいて、面白かったです。
    一応短編集で、各話に直接の繫がりはありませんが、同じ世界の出来事として周知の出来事になっています。

    例えば、日本に(地球に)初めて探偵という概念を持ち込んだのはかぐや姫。
    これはこの世界の共通認識です。
    で、最後の『猿六とぶんぶく交換犯罪』で名探偵まで登場しちゃいます。

    字面を見ただけでは気づかなかったのは迂闊でした。
    名探偵・猿六と助手の綿さん。(ふたりとも猿)
    「あらゆる可能性を排除していったとき最後に残った説が、真相なんだっぺ。たとえそれがどんなに意外でもな」には笑うしかありません。

    それぞれの事件の真相も一筋縄ではいかず、二転三転、結局「どゆこと?」って読みなおすことも。
    『真相・猿蟹合戦』から『猿六とぶんぶく交換犯罪』へと繋がる事件が読みごたえがありましたが、お気に入りは『わらしべ多重殺人』。
    平安時代を舞台に、結構最近の世相を入れ込んでるなあ、なんてのんきに読んでいたら、しっかりと叙述トリックにやられました。上手い!

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    2024年06月16日
  • 怪談刑事

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    前半の、オカルト的な事件を、真っ向から正当な捜査で打ち破っていく切れ味するどさが、途中から、本当のオカルトチックな沼に入り込んでいく流れは絶妙。
    不思議な話が次々と絡んでいくのも、あり得なさ過ぎて痛快で、存分に堪能しました。

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    2024年06月04日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    大好きなJミステリーシリーズ!
    色んな作家さんのミステリーをしっかり読める。
    今回も読み応えあって面白かった。

    個人的に気に入った話
    "千鳥の契り"
    "わたしの最後のホラーミステリ"

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    2024年06月04日
  • 怪談刑事

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    ネタバレ

    青柳作品はやっぱり面白い。評価4.5って感じ。
    警視庁深川署刑事課、所轄刑事のひとりだったベテラン刑事只倉恵三(55歳怪談嫌い)が、警察庁の本庁地下4階「第二種未解決事件整理係」の怪奇現象めいた未解決を再調査する部署「呪われ係」に配属され、事件を解決?していく。
    そこに25歳の一人娘日向の交際相手和服の怪談師関内炎月(健太郎)が微妙に絡んで関わってくる。
    部署の黒眼帯の牛斧係長、呪いの髑髏を磨く男鴛海(おしうみ)、木札を削る中年女幕場清江(まくば きよえ)、アカヒデさんというわらの馬の置物を大事にする若い女(28歳)柘榴井菜月(ざくろい なつき)、長髪の男黒氏瞬(くろうじ しゅん)という濃い面々との活躍がもっと見たいかも。
    続編ありそうな感じ。

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    2024年06月03日
  • 浜村渚の計算ノート

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     教養科目(特に数学)が軽んじられ芸術科目に重きを置かれた日本が舞台で「数学の復権」を掲げる数学テロ集団『黒い三角定規』とそれに対抗する警視庁&数学好きの女子中学生である浜村渚の攻防を描いたストーリーで、全体的に軽い文体で読みやすく、4色問題、0の存在、フィボナッチ数列、円周率といった学生時代に取り組んだり一度は聞いたことがあるような分野が分かりやすく書かれていて、「ミステリーというより数学の面白さに重きを置いた作品だな。」と感じた。個人的にはライトな明智小五郎VS怪人二重面相の構図も魅力の一つだった。

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    2024年05月26日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    光文社文庫編集部・編『Jミステリー 2024 SPRING』光文社文庫。

    第5弾となる人気ミステリー作家たちの新作書下ろし短編6編を収録した贅沢なアンソロジー。

    本体価格1,200円ということは6編収録だから1編200円に相当するが、書下ろしであれば妥当なところだろう。誉田哲也、五十嵐律人、真梨幸子と素晴らしい短編が並び、1編200円も破格ではないかと思ったのだが、青柳碧人、五十嵐貴久、澤村伊智と駄作と凡作が続き、前半と後半の余りの格差に驚いた。

    誉田哲也『心のお話』。姫川玲子シリーズの最新作。『ドルチェ』で主役を務めた魚住久江が姫川の部下として登場する。この短編の山場での姫川のLGBTに対する発言は当にその通りだと溜飲を下げた。中野の複合商業施設の女性更衣室で22歳の焼肉店の女性店長が刺殺体で発見される。監視カメラの映像からあっさりと容疑者は特定されるが、姫川は監視カメラに写っていた事件とは無関係の男性に目を付ける。★★★★★

    五十嵐律人『千鳥の契り』。実は五十嵐律人の文庫本を3冊ほど積んでいる。面白いという評判なので購入したものの、初読み作家というと躊躇してしまうのだ。本短編が読み始める切っ掛けになると良いのだが。と思いながら、本作の著者紹介を読むと、我が生まれ故郷の岩手県盛岡市出身ではないか。今の今まで知らなかった。さて本短編。まさかの展開に息を飲む。五十嵐律人、なかなかやるじゃないか。10年以上一緒に暮らす夫の哲治に不倫の疑念を感じた古浦仁美は偶然投函されていたチラシの浮気・不倫調査専門の千鳥探偵事務所に調査を依頼する。事務所に出向いた仁美に対応したのは、弁護士兼探偵の肩書を持つ千鳥暁。30万円という破格の成功報酬の代わりに千鳥は仁美に探偵の助手を務めて欲しいと依頼して来た。★★★★★

    真梨幸子『インクリボン』。ワープロ用の熱転写式インクリボンとは懐かしい。超弩級の詐欺のカモリストを印字したインクリボンを売却して大金を手に入れようとする女性。それに今流行りの頂き女子が絡むという昭和と令和をつなぐミステリー。最後の最後に真梨幸子らしいオチがある。★★★★★

    青柳碧人『空白の女』。ここまでの3作全てが面白かったのに4作目にしてズッコケた。余りにも面白くない。マンションのベランダで発見された女性の絞殺死体。事件を捜査する2人の刑事。★

    五十嵐貴久『THE KIDNAPPING』。五十嵐貴久にしてはキレの無い短編。ミステリーを描こうとしたのか、感動話を描こうとしたのか。6日後に選挙を控える政治家の幼い娘が誘拐され、犯人から五千万円が要求される。★★★

    澤村伊智『わたしの最後のホラーミステリ』。これもまた面白くない。心霊探偵は一瞬で相武紗季の真似だと思ったら、その通りだし。自身をモデルにしたような作家が登場したりとシッチャカメッチャカ。★★

    本体価格1,200円
    ★★★★

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    2024年05月19日
  • 浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン

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    9さつめからずっと、最新刊の発表を待ち望んでいました。
    長らく最新刊の情報が掴めなかったため、もしや見逃してしまったのか?と
    自らに問いかけるほど、心待ちにしていました。

    相変わらず”黒い三角定規”の起こすテロ活動は大変恐ろしく、
    主人公・渚さんの数学愛には感服するばかりでした。
    好きなものを何があってもただ純粋に好きでいることは、
    時として難しいのかもしれません。
    しかしながら、原点に立ち返るという考え方を
    蔑ろにしてはいないだろうか・・・と内省されられる場面もありました。

    余談ですが、ラマヌジャンの話を読んだ後、
    カレーが食べたくなり、夏野菜のカレーを作りました。
    美味しかったです。

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    2024年05月17日
  • 浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン

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    このシリーズ、そもそも設定に無理があることはさておき数学が苦手、数学が嫌い、な人に薦めたい。

    他の方も指摘しているが、あとがきで作者は主人公は天才ではないといっているのに解説では天才と書かれている。何が解説なのやら

    渚は数学が好きだから得意、掘り下げていったから詳しい、いわゆる数学オタクであり数学の天才ではないと私も思う。

    このシリーズを読んでいると理系科目を蔑ろにする事は
    我が国における基礎研究を蔑ろにする事と同義な気がしてならない。
    シリーズ完結の暁には理系を教えない国は滅びるのではないか。

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    2024年05月16日
  • ヘンたて 2 サンタクロースは煙突を使わない

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    シリーズ二作目。
    へんたてメンバーも活動も個性的で仲が良く、こんなサークル楽しいだろうな。
    ゴルフの選考は亜可美が大活躍していただけに、とっても惜しかった。

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    2024年05月15日
  • 怪談刑事

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    「繰り返す男」
    「猫に憑かれた女優」
    「トンネルとマヨイガ」
    「物の怪の出る廃校」
    「対決・仏像怪談」
    「生霊を追って」
    6話収録の連作短編集。

    主人公は、警視庁・深川署の刑事課から、警察庁に属する『第二種未解決事件整理係』に転属命令が下った只倉恵三・55歳。

    娘の恋人で怪談師の関内炎月と共に奇怪な未解決事件を追っていく。

    数々の怪奇現象めいた事件は人ならざる者の仕業なのか?
    怪談嫌いの只倉が科学的根拠で真相を暴いていく姿は流石の一言。

    普通はゾッとする怪談も全く怖くないのがミソ。
    ミステリ×怪談+ユーモア小説。

    装丁もイケてる。

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    2024年05月05日
  • 浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学

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    数学が教育から排除された日本で起きたテロリスト、
    「黒い三角定規」の数学と対峙するために警察に協力する、
    中学生「浜村渚」の物語の第3弾。

    かつて北海道函館にて数学エリート教育所として存在した、「斐三郎進学会」
    の卒業生が、黒い三角定規の一員となりテロを画策しているという情報が入り、
    解決のために、武藤刑事と共に浜村渚は函館に向かう。

    1弾からずっと数学がらみで、結構難しい問題が次々と登場するも、
    教育で数学がなくなったり、
    あまり数学が得意じゃない警察だったりで、浜村渚がいいように扱われ
    ている節がある。数学が得意な人は数学を楽しみ、苦手な人は、
    文学として数学は傍観して楽しめるので、数学ミステリーではあるが、
    そこまで気張って読むこともない。
    今作に登場するとある牛柄を好むキャラが、こち亀に出てくる、
    特殊刑事の1人に見えて、オマージュなのかと思えてくる。
    少し違うのは、横柄な態度をとらないやさしさがあった(笑)。

    解説で、当時東大大学院生でタレントの木村美紀さんが、
    解説で登場する数学の問題を解説してくれてるので、作中で
    解らなくても、少しは理解できるようになるかも?知れない。

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    2024年04月30日
  • むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

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    毎作、伏線回収がすごくて面白いです。
    わらしべ多重殺人は何回も読み返さないと誰がなんなのか忘れてちょっと難しかったです。

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    2024年04月28日
  • Jミステリー2024~SPRING~

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    2024.04.21
    読み比べができることがよい。
    誉田哲也の姫川玲子の新作はうれしい。
    五十嵐貴久は昔からからファン。

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    2024年04月21日
  • ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

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    幹館大学・ヘンな建物研究会というサークルに入った大学一年生の亜可美が、同級生や先輩たちと変な建物を巡りながらいくつかの謎解きをしていく物語。
    なかなか無い設定で、斬新で楽しかった。
    図面など書いてありミステリっぽい感じ。

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    2024年04月12日
  • 浜村渚の計算ノート 10さつめ ラ・ラ・ラ・ラマヌジャン

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    原点に返って個々の数学者のテロを短編で描いている感じ。なんとなくだけど、次は大きな事件が起きる感じがありますね。

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    2024年04月07日