青柳碧人のレビュー一覧
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赤ずきん、ちゃんと呼ぶには礼を失する明晰さを持ち合わせる少女。今回も健在な観察眼と洞察力です。
白雪姫がそんなことを?考え、従順な小人たちがあらら。悪者のはずの魔女は料理が下手とは、親近感すら抱く。善悪が目まぐるしく入れ替わり、優しいはずのキャラクターが怖くもなる。そのギャップについ可笑しさを感じて先が次々と気になる。
犯行の手段を思い返すと、どれも残虐で狡猾な事件の類に入ると思う。その当事者が人間であればの話である。題名に登場するキャラクターについても、はなからバラバラにされたり、一瞬で踏み潰される程の小動物になったり変幻自在の扱いである。それが故に悪事を暴く状況を作り出すのも良くでき -
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ネタバレ目次
・竹取探偵物語
・七回目のおむすびころりん
・わらしべ多重殺人
・真相・猿蟹合戦
・猿六とぶんぶく交換犯罪
前作より手が込んでいて、面白かったです。
一応短編集で、各話に直接の繫がりはありませんが、同じ世界の出来事として周知の出来事になっています。
例えば、日本に(地球に)初めて探偵という概念を持ち込んだのはかぐや姫。
これはこの世界の共通認識です。
で、最後の『猿六とぶんぶく交換犯罪』で名探偵まで登場しちゃいます。
字面を見ただけでは気づかなかったのは迂闊でした。
名探偵・猿六と助手の綿さん。(ふたりとも猿)
「あらゆる可能性を排除していったとき最後に残った説が、真相なんだっぺ。 -
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ネタバレ青柳作品はやっぱり面白い。評価4.5って感じ。
警視庁深川署刑事課、所轄刑事のひとりだったベテラン刑事只倉恵三(55歳怪談嫌い)が、警察庁の本庁地下4階「第二種未解決事件整理係」の怪奇現象めいた未解決を再調査する部署「呪われ係」に配属され、事件を解決?していく。
そこに25歳の一人娘日向の交際相手和服の怪談師関内炎月(健太郎)が微妙に絡んで関わってくる。
部署の黒眼帯の牛斧係長、呪いの髑髏を磨く男鴛海(おしうみ)、木札を削る中年女幕場清江(まくば きよえ)、アカヒデさんというわらの馬の置物を大事にする若い女(28歳)柘榴井菜月(ざくろい なつき)、長髪の男黒氏瞬(くろうじ しゅん)という濃い面 -
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光文社文庫編集部・編『Jミステリー 2024 SPRING』光文社文庫。
第5弾となる人気ミステリー作家たちの新作書下ろし短編6編を収録した贅沢なアンソロジー。
本体価格1,200円ということは6編収録だから1編200円に相当するが、書下ろしであれば妥当なところだろう。誉田哲也、五十嵐律人、真梨幸子と素晴らしい短編が並び、1編200円も破格ではないかと思ったのだが、青柳碧人、五十嵐貴久、澤村伊智と駄作と凡作が続き、前半と後半の余りの格差に驚いた。
誉田哲也『心のお話』。姫川玲子シリーズの最新作。『ドルチェ』で主役を務めた魚住久江が姫川の部下として登場する。この短編の山場での姫川のLGBT -
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9さつめからずっと、最新刊の発表を待ち望んでいました。
長らく最新刊の情報が掴めなかったため、もしや見逃してしまったのか?と
自らに問いかけるほど、心待ちにしていました。
相変わらず”黒い三角定規”の起こすテロ活動は大変恐ろしく、
主人公・渚さんの数学愛には感服するばかりでした。
好きなものを何があってもただ純粋に好きでいることは、
時として難しいのかもしれません。
しかしながら、原点に立ち返るという考え方を
蔑ろにしてはいないだろうか・・・と内省されられる場面もありました。
余談ですが、ラマヌジャンの話を読んだ後、
カレーが食べたくなり、夏野菜のカレーを作りました。
美味しかったです。