青柳碧人のレビュー一覧

  • 浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ

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    1たす1はなぜ2になるのか?という質問に答えられるか。

    ペアノの公理なんて、授業で聞いたこともなかったけど、渚の説明で納得。
    読んで、基本的なことを深く理解することも大事だと改めて感じた。

    授業では○○の定理とか、××の解とか、丸暗記して、テストの問題に備えるだけだったけど、大人になって、学校で教えてくれない話(経済や税金の話だったり、政策の話だったり)を学ぶときの土台なるんだなぁと気づく。

    でも、初めになぜこうなるんだろう?という疑問および好奇心から入る学習は上記より覚えが早いし、忘れない。
    若い時にそういった疑問に答えられるように、心のゆとりをいつも持っていたいな。

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    2017年08月18日
  • 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

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    ネタバレ

    選択問題に確率の話を交え、
    折り紙の折り目を関数で表し、
    二乗数の暗号解読で暗殺を阻止する。

    思った以上に日常は数学で表現、解決できることで溢れていることを認識させてくれる。

    扱われる数学の問題も充実しているけれど、各登場人物の背景も(極端なのだけれども)「そういう関わり方が原因で数学が好きに(嫌いに)なることがあるんだな」という気づきもあったりして。

    この小説を読むと、学校で学ぶこと(方程式とか)も、愛着が湧くような表現で紹介するから見方が変わる。

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    2017年07月23日
  • 浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理

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    黒い三角定規を直接的には追わない番外編にして、初の長編。

    サイモン・シン著の「フェルマーの最終定理」が
    大学生の頃に流行っていた記憶があるけれど、
    その作品の中で描かれるドラマに対して
    本作品の登場人物は共感し、愛し、崇拝しているのだろうなーと。

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    2018年08月15日
  • 泣くなブタカン!~池谷美咲の演劇部日誌~(新潮文庫nex)

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    すごくきれいにシリーズを完結させましたね。最終巻は終始シリアスで、湿っぽくない別れを見事に書ききってます。高校編はこれで終わりですが、大学編に繋げられそうな感じは残してますね。

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    2017年05月31日
  • 浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト

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    ルービックキューブや裁判員制度など、
    日常にあるものに関連する数学をテーマに
    事件が起きる。

    「不思議の国のなぎさ」は問題作。

    作者お気に入りの作品らしく、
    かなり話の構成として難しいので
    「不思議の国のアリス」とセットで
    読み返してみたくなるような
    手の込んだ作品だと思うが、
    個人的にはこれは数学で良いのか?
    と思ってしまう。
    (まあ、n進法の話なので数学なんだよな…)

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    2017年05月27日
  • 西川麻子は地球儀を回す。

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    青柳作品のなかでも、比較的デフォルメがなくまとまっているシリーズだと思う。毎回都合良く地理的な話になるのはまぁご都合ですが、それでも無理なく地理に結びつけてるように見えるあたりは、結構頭をひねってるのではないでしょうか。

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    2017年04月15日
  • 双月高校、クイズ日和

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    クイズを題材とした高校生たちの青春物語。

    クイズ同好会を新たに作り、大会出場を目指していく。その過程に起こる「青春をかけている」がゆえの問題を乗り越えていく過程を楽しむ小説である。

    何もないところから新たに始めて快進撃を続けていくサクセスストーリーはそこにはない。
    あるのは極めてリアルな、いつの時代も色褪せない若者特有の悩み。

    それぞれ魅力的な個性をもった登場人物たちが、それぞれ抱える背景をもとに、クイズを通して青春を過ごしていく。

    クイズネタにはあまり興味がないので、その点について特に違和感はないが、所々表現や文体が読みにくいのが個人的にはマイナス。

    だが、人間味あふれる登場人物と、その葛藤には大変心を動かされた。
    ただし、登場人物ごとに背景描写に濃淡があるのが気になる。
    青春よろしく一気に駆け抜けるように読み進めることをオススメする。

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    2017年03月28日
  • 国語、数学、理科、誘拐

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    ネタバレ

    子ども向けの小説かな、とも思ったんだけれど
    以前娘と『浜村渚の計算ノート』を読んでいて、それ以降
    結構、青柳さんの小説読んでます。

    そして『西川麻子は地理が好き。』の主人公の麻子さんが
    出てくるというので読んでみました。

    なかなか面白かったです。

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    2017年03月26日
  • 浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ

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    今回も面白かった。   
    物語の本筋が結構切り込んだところまで進んだ。   

    謎の彫刻家さんが好きだった。

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    2017年03月17日
  • 綾志別町役場妖怪課 暗闇コサックダンス

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    舞台を北海道の片田舎に移しての、妖怪課続編。これをやってしまうなら、この先日本中どこでも妖怪課を続けられますね。しかしこの人は歴史をでっち上げて、その上でもっともらしいお話を展開するのがうまい。

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    2017年02月28日
  • 浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ

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     前巻から一年以上、いったいいつになったら新巻でるんじゃ!と待ちに待った計算ノートシリーズ7巻目がやっときた。

     数学が廃止された日本で、数学の復権をもくろむ数学テロリスト「黒い三角定規」と、ぼーっとしてるけど数学好きな中学生二年生の浜村渚との数学バトル、という基本設定は変わらず。

     1足す1はどうして2になるのか、
     (-1)×(-1)はどうして+1になるのか。
     今巻では常識をあえて考え直す。

     今巻では、実軸と虚軸、ギリシアの三大作図問題、誕生日のパラドックス、ペアノの公理を考える。

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    2017年02月24日
  • ブタカン!~池谷美咲の演劇部日誌~(新潮文庫nex)

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    流石の高校演劇感。特異なスキル持ちが多いけれど、あるあるがあちこちに散らばってて好き。
    有川浩のシアター!シリーズよりも専門用語の説明多いよね。

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    2017年01月02日
  • ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

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    いわゆるトマソンと呼ばれる意味のないパーツ、どこにも通じてない階段や入れない門など、を持つ建物を追い求めるサークル・へんたてのメンバーが建物にまつわる謎に頭を悩ませたり、青春したりする青春ミステリー。主人公がカマトト過ぎて辟易したり、青春の内容がある意味リアルな薄っぺらい大学生感でげんなりするところもあるけど、とりあえず変な建物が好きな人は楽しめるかな。思わず私はトマソンについて調べました。

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    2016年11月25日
  • 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

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    シリーズも五冊目となり、そろそろこのノリにも慣れてきました頃です。
    数学の問題を出してくれるのは嬉しいです。……解けませんでしたが。
    挿絵がありましたが、あれはちょっといらなかったかなあ。
    (2013/05/10)

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    2016年08月20日
  • 国語、数学、理科、誘拐

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    巻末の謝辞に作者の想いが詰まっていますね。青柳作品の中でも最高傑作と言っていいんじゃないでしょうか。勉強することの意味についてまっすぐに答えてますし、勉強することを楽しいと思わせてくれる物語でした。

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    2016年08月18日
  • 浜村渚の計算ノート 6さつめ パピルスよ、永遠に

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    メルセンヌ素数、完全数、エジプト分数、ナポレオン。。。 バラバラの話なのにどこか繋がっている。そんな感じがよい。

    また、空集合は孤独ではないという話から強引な理屈で犯人をも説得し、事件の解決に繋げる。これが浜村渚の真骨頂でこのシリーズの醍醐味。

    ただ最後のピラミッドの話は、あまり渚が活躍していないように見えた。できれば、エジプト分数を駆使した渚の数学理論による痛快な解決策を見てみたかった。

    どどど、どもるがーん! がツボ。

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    2016年07月30日
  • 浜村渚の計算ノート 6さつめ パピルスよ、永遠に

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    エジプト数学の考え方は面白かった。なかなか現実的。これで7冊目ですが、どうも黒い三角定規の迷走感が強くなってきたなぁ。数学愛はぶれないけど、テロ組織としてどうしたいんだろう。

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    2016年07月25日
  • 浜村渚の計算ノート 5さつめ 鳴くよウグイス、平面上

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    後書きを読むと、数学ガールの結城先生は、まだ本音では、このシリーズを認めてないのかな?
    丁度、イチローの日米通算安打記録を認めないピートローズのように。
    確かに大学レベル以上の高等な数学も扱う数学ガールに対して、浜村渚の扱う数学は、少し数学をかじった者にとっては常識で初歩的なものばかり。
    しかし、数学ガールが淡い青春物語を絡めた「数学解説書」なのに対し、浜村渚は数学を使った「ミステリー小説」だ。分野も違えば読者ターゲットも違う。
    この作品の妙味は、毎回、事件に数学がどんな風に関わってくるのかという奇想天外なアイデアの斬新さと、結城先生も指摘した鳩の巣原理のオチのように、テロリストをも改心させる浜村渚の数学愛に溢れた解釈の面白さにある。

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    2016年07月05日
  • 西川麻子は地理が好き。

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    地理や雑学が好きな人の為のミステリー。地理に関わることをこれでもかと入れ込んで、無理やりにでもミステリーに繋げていく。読物としては面白いけれど、地理に興味がない人は面白いのだろうか…。軽い気持ちで読めるけれど、地理の知識は相当コアなものが出ていて、地理好きには良い読物でした。

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    2016年06月13日
  • 玩具都市弁護士

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    ネタバレ

    「浜村渚の計算ノート」「ブタカン!」の青柳碧人さんの作品。世界設定が面白く「廃棄されたおもちゃの都市でパン屋を営む弁護士」という設定が良い。「玩具=ギャング」を連想させる。その点はいいなあと思った。ただ、ちょっと文章は読みづらいかなあ。ちゃんと読んでいくと内容は面白いなと思うのだけど。その点がマイナス。感想はこんなところです。

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    2016年06月02日