あらすじ
都立駒川台高校演劇部は、個性溢れる奇人変人揃い。幼馴染で親友のナナコに誘われ、美咲は入部を決める。誘った本人が入院して休部になる中、舞台監督として、変わり者のメンバーと演劇部(ゲキブ)するべく美咲の奮闘が始まる。失踪する先輩、消えた台本の行方、顧問の恋愛問題まで!? 公演成功の鍵はいったいどこに? 演劇部の日常(シナリオ)は謎と刺激でいっぱい。青春ミステリの新シリーズ堂々開幕!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
普通に面白くて2日で読破しました。(前日の昼から読み始めたので実質1日)
もともと舞台や演劇に興味があったけど、学校に演劇部がなくてなくなく諦めたので、こんな青春があったんだぁ~‼️と思いました。
機材なども知らないものや知ってるものまであって、面白いです。
続きが気になるのでさっさと買って読みたいと思います‼️
Posted by ブクログ
青柳碧人の新シリーズの1作目。こちらがあとの掲載になったのは、この本が地元の本屋で手に入らなかったから。
家庭の事情で、高校に入ってからアルバイト生活を送っていた池谷美咲は、友人のすすめで演劇部に入部する。生徒から「変人の巣窟」と言われるだけあって、一癖も二癖もある人間ばかり。しかも誘ってくれた幼なじみは、闘病生活を送ることになった。岬は彼女のかわりに「舞台監督」という重責を担うことになる。果たして彼女は、彼らをうまく御することができるのか?
「幕が上がる」のヒットに触発されたのかも知れないが、専門用語もきちんと詳しく書いてくれているので、演劇を知らない人間も、すんなりと理解できる。作者も出版社も「ライト・ミステリー」として扱いたいようだが、本シリーズは立派な「青春小説」。高校時代自分みたいな「いじめられっ子」には無縁な世界で、こういう青春時代を送ることができた作者とキャラクターをうらやましく思う。そして最後のエピソードに出てくる「ジュリア」の台詞がとても重く感じられる。
Posted by ブクログ
まさに青春って感じで、キラキラして本当に素敵だった。合宿の話が一番好きです。
美咲ちゃんと錦野くんの恋の結末とか、ナナコは最後どうなったかみたいなところは気になりますが、それを差し引いてもすごく面白いと思います。続編とか出して欲しい。
Posted by ブクログ
演劇部の青春のお話。
結構専門用語が出てきたので、全然知らない人には情景を思い浮かべるのが難しいかもしれませんが説明もちゃんとされているので知らない人にもわかるとは思います。
舞台の勉強を少しでもしているとかなり楽しめると思います。
いいなー、楽しそうだなぁ…というのが感想ですねw
Posted by ブクログ
演劇をやったことない人間も楽しめると思うし、演劇をやっていた人間ならば更に楽しめる作品となっていると思う。専門用語もきちんと解説されているし、高校演劇でこれだけ本格的にやるのかは分からないが割としっかりと演劇について描かれていた。
日常ミステリ、というか青春:ミステリ=8:2というような印象。
早乙女先輩が好きです。
Posted by ブクログ
流石の高校演劇感。特異なスキル持ちが多いけれど、あるあるがあちこちに散らばってて好き。
有川浩のシアター!シリーズよりも専門用語の説明多いよね。
Posted by ブクログ
数学が好きなので渚ちゃんも大好きなんですが、みんなで何かに向かって突き進む、作り上げていくっていう青春は読んでいて暖かくなります。ナナコの今後が気になります。ぜひ元気になって美咲たちと一緒に青春してほしいです。
Posted by ブクログ
ブタカンという言葉が何を意味しているのか、
当初はよくわからなかったが、そんなに難しく考える必要はなく、
舞台監督という言葉の略称だった。
それにしても、早乙女先輩のキャラが濃い、とても濃い。
いまどき、こんな高校生がいるのかというぐらい。
Posted by ブクログ
青春だ!って感じ。
キャラが面白かった。
ナナコがどうなったのかが不明瞭なのが残念だし、ミステリーっていうカテゴリになっているけど、この作品は青春モノ
Posted by ブクログ
NEXシリーズ!
いちおライトノベルではないらしい。
河童とか、
数学少女とか、
何かと面白い作品が多い青柳さんの新刊だったので読んでみた!
ミステリーとしては微妙ですが、
学園青春部活小説としてはかなり面白い!
ちなみに、
ブタカンは舞台監督の略でブタカン。
演劇部のお話しなんです!
親のせいで高校1年生のときはバイト漬けでしたが、
ひょんなところから普通の高校生活をおくることができるようになった「池谷美咲」は、
親友の「北条ナナコ」の変わりに演劇部の舞台監督を引き継ぐことに!
ちなみに、
「ナナコ」は病気してしまって入院なうなんです!
ストーリーのテンポも良し、
キャラクターの作り方も良し、
言葉が秀逸で僕は好き!
「青春を燃やすステージと、青春を創るステージ。
俺にはどっちも輝いて見えたから、欲張ることにしたんです」
とか、
中二病全開でいいじゃない!
最後はお涙あって良いよ。
2巻に続くのかしら?!
絶対に読むわ!
Posted by ブクログ
これは良くできていると思います。青柳作品にありがちなオーバーな演出もなく、いい塩梅の青春小説に仕上がっています。これは名シリーズになりそうな予感です。
Posted by ブクログ
青柳 碧人さんの「変じゃない」ストレートな青春小説+ちょっとだけミステリな作品。「変じゃない」けど変な部分は小説内の舞台脚本として健在で、これが高校生らしさを感じさせるいい方向に作用している。
「判決はCMのあとで」の時も思いましたが、この作者、舞台やドラマの脚本かいたら面白そうですね。作中劇は惑星ピスタチオのころの西田シャトナーをちょっと思い出した。
#NEXで初めてアタリだと思った。
#最近は連載が同じタイミングでまとまっているのかもしれませんが、それにしても速筆ですね。
Posted by ブクログ
親友に誘われ入部した演劇部で舞台監督を担当する事となった美咲。
しかしそこは個性のありすぎる奇人変人の集まり‼
失踪する脚本家、噛みつく後輩、ごめんね、粘膜弱くって・・・
新たに始まる演劇部LIFEは前途多難!?
~たった1秒知らない誰かを笑わせるために、百時間でも千時間でも悩み抜く。それがエンターテイメントってもんでしょ~
Posted by ブクログ
本の帯を見ていると、ミステリーを思わせる内容かなと思ったが、全く謎はなく、これこそ「ザ・青春小説」という感じだった。部活を巡って主人公が悩み、乗り越え、成長するという定番のパターン。
ただ、それにしては、最後の感動も弱く、トラブルも深刻なものは多くないので、揺り戻し的に感動することもないのが残念。ずっと緩やかな波に乗っている感じかな?
だからこそ、読書初心者の方が読んだーって感じやすい文量と読みやすさではあるかな。
でも、どの層におすすめしようか悩んでしまう。
Posted by ブクログ
ブタカンというのは、舞台監督のことだった。
高校の演劇部の話で、演劇をするキャストやスタッフがいるので
最初はだれがだれだかわかりづらかったが(ニックネームとかもあるし)、
人物設定が分かってきたら読みやすくなってきた。
それにしても、高校生の演劇って熱いなぁ。こんなに熱かったっけ?と
思うぐらいの熱さだ。こういう熱さっていうのも、いいものだね。
Posted by ブクログ
諸事情で今まで部活動ができなかった主人公が
友人に頼まれてやる事になったのが、演劇部の舞台監督。
文化祭までの、連続短編4話分。
家の恐ろしい事情のせいで、ようやく青春…というか
青春だらけというか、面倒ばかり、というか?w
脚本家は逃亡、キャストの台本は行方不明
お約束の合宿もあり、そして本番に向けて…で
登校してみたらえらい事に、だわ。
この合間合間に、人間関係衝突あり、恋愛あり
思わぬところに4話目の伏線あり、で面白かったです。
まさに青春取り戻したぞ! な主人公が。
気になるのは、最後に結局どうなったのか分からない
こうなるきっかけをくれた友人。
現状維持、だとは思うのですが…どうなのでしょう?
後は、女子三人の証言あり、の先輩の事。
しかしこういうのって、気が付かれてなんぼ、なので
言った彼の方が、まだ潔いかと。
教訓として、脱サラするなら、駄目だった場合も
きちんと考えましょう…w
Posted by ブクログ
シリアスありコメディありで、それぞれの分野のプロフェッショナルがいるとある高校の特に目立たない演劇部で、いきなりブタカン(舞台監督ってそう略すのか)だった親友の代役を引き受ける話。最後の章で少し盛り上がったがそれまではわりとのんびり特に大きな山場もなく進む印象。
あっと言う間に読める。シリアスな病人がいるのに、全体としてはあまりシリアスに感じないのがいいのか悪いのか。これは完全に次巻に続くストーリーになっているので次巻以降に期待かな
Posted by ブクログ
高校演劇部、それも演技者ではなく制作側を描いた青春小説。惹句ではミステリを強く打ち出しているが、そんな要素は単にエピソードの一部に過ぎず、そのようなものがなくても十分面白い良質の青春部活小説だと思う。
ただ、ミステリ要素を含め、先生のエピソードや、運動部とのトラブルなど、要素を詰め込みすぎているようにも思う。もっとシンプルに舞台制作に携わる6人の女子部員にスポットを当てて、呼称や表象や機能で記号化やカリカチュアライズするのではなく、人間としての肉付けをおこなって欲しかった。
続編が期待できる終わり方なので、是非とも次回作を楽しみに待ちたい。
その際は、扉のイラスト付き人物紹介は不要。イラストも、書かれているテキスト情報も不十分で意味が無い。
絵なしでフルネームと愛称と役割と学年やプロフィールを一覧にしてくれた方が助かる。
Posted by ブクログ
文化祭のクラスの出し物が演劇中心だった高校時代と、芸術学部という場所柄演劇に関わることが多かった大学時代、とちょっとだけ舞台をかじった身には、とても響くタイトル。本筋以外の設定でちょっと無理を感じる箇所やもうちょっとドラマ性を欲しい箇所もあるが、全体としては真っ当な青春小説で、舞台を知らなくても楽しめる。けど知ってるとより楽しい。
Posted by ブクログ
”ブタカン!~池谷美咲の演劇部日誌~”青柳碧人著 新潮文庫nex(2014/10発売)
(イラスト:文倉十)
・・・入院した親友のかわりに演劇部の舞台監督=ブタカンとなった美咲。
変人揃いの演劇部&慣れない仕事に奮闘するが問題は次々と起こる!
失踪する先輩、消えた台本の行方、顧問の恋愛まで。果たして舞台は成功するのか?
・・・公式のあらすじにはミステリと銘打っていましたがそれはどうよ!?(笑)
演劇部に入った主人公の奮闘ものですわな。
そう考えて読むと可もなく不可もなくという位の作品。
Posted by ブクログ
あくまで青春小説であってミステリでも何でもないし設定がもしドラっぽいのも気になったが、何より演劇モノは好きなんだよねということで個人的には悪くなかったです。
ただ余計な小細工なしでストレートに青春演劇小説やってたらもっと面白くなったになあとは思うんでその辺は惜しいなあと、まそれじゃ売れないからなんだろうけどさ。