青柳碧人のレビュー一覧
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完全犯罪に果敢に挑むのは、『地理』をこよなく愛する地理ガール探偵『西川 麻子(にしかわ まこ)』。
真っ赤に塗られた密室の殺人現場や、遺言状に隠された地図記号の謎、アフリカ タンザニアにある赤い死の湖、などなど。
短編が6編収められており、それぞれ世界地理の知識無くては、解けない難問揃い。
ストーリーは、あまりシリアスにならず、軽い文体でスラスラ読め、豆知識も付きます。
最初に犯行シーンが描かれる『倒叙ミステリー』の書き方は、古畑任三郎や福家警部補などと同様、個人的には大好きです。
なお、警察官が民間人に捜査内容を漏らすのは、ご愛嬌でしょうか?(笑) -
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ネタバレこのシリーズは、娘が中学の頃、一緒に読み始めました。
数学の難しいことをわかりやすく書いてくれています。
読むのは今は私だけ。
3と1/2さつめ もあったので、これは10冊目になります。
つるかめ家の一族 という副題のとおり、方程式がNGの設定。
小学生では方程式を習わない⇒≒使ってはいけない
ので、塾講師時代に苦心したことから発想した「方程式を使うと死ぬ村」を舞台に
数え歌もプラスして
ステリー仕立てになっている番外編です。
ちょっとこんがらがってしまいました。
ミスリードされているので仕方ないですね。
そして、方程式より気になるのが、私にとって鬼門の行列!
それにしても P48 の2行目の式が??? ミスプリなのかな?
変だとは思うけど、正しくはどうなのかまではわからないので
今大学生の子どもに聞いたら、「何これ?」と逆に聞かれてしまいました。
今は、高校で行列を習わないらしいです。 -
Posted by ブクログ
『1/2さつめ』が示すように、これまでの浜村渚シリーズからは雰囲気の変わったお話。
舞台は本拠地となる東京・千葉から離れた田舎町。そこで黒い三角定規のカードと書類が出てくることから、これまでのようにテロに関する事件が起きるのではないか……そう思ったところ、起きた事件は遺産相続に伴った殺人事件。
浜村渚シリーズならではの、どこか憎めないテロ組織と浜村渚の数学語りからはやや離れたミステリーものとなっています。
シリーズの雰囲気から離れていたり、主人公の渚の出番があまり多くなかったりと、異色の作品ではあるものの、非常に完成度の高い作品だと感じました。
タイトルの『つるかめ家』はかの有名な『犬神家』から、そして事件自体は綾辻先生のかの作品からのオマージュであったりと、今となってはミステリーの定番を詰めた構成で、言い換えれば、ミステリーとして誠実な作りになっています。
それが浜村渚シリーズという、比較的低年齢向けを意識した作品と合わさることで、名作と呼ばれるミステリーへと入り口になっているのではないでしょうか。
もちろんこれまでの浜村渚シリーズのようなお話を期待してしまうと、予想以上の話(肩透かし、ではなく)に驚き、受け止め難いかもしれません。
ですが、浜村渚シリーズでミステリーをやるとすればどうなるのか。
そんな展開を見事にまとめた作品ですので、決して悪い評価に結びつけるのは勿体なく感じました。