青柳碧人のレビュー一覧

  • むかしむかしあるところに、死体がありました。

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    タイトルからしてパンチの効いたこの本ですが、中身は童話の登場人物が繰り広げられるミステリーでした。

    一寸法師、花咲か爺さん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎…それらをベースに繰り広げられるミステリーは昔ばなしらしい語り口ながら現代風に展開される謎解きは軽妙で面白かったです。

    しかし別々の世界線かと思いきや最後に見事に回収される伏線…いやはや一気に読み切ってしまいました。

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    2025年02月08日
  • 浜村渚の計算ノート 11さつめ エッシャーランドでだまし絵を

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    最初の物語で渚が言う「整数の性質に意味なんて求めませんよ。ただ、面白いから考えるんです」が、このシリーズで扱われる数学全てに通底する考えなのだ。「クッキーが左から順に(中略)だとしたら差は「1」です」の「差」に翻弄され、ずっと甘・中・苦に数を代入して苦悶してしまった。加法の公理から数の代入は意味をなさないのだな。エッシャーのだまし絵は好きだ。それがペンローズ・タイルという数学に落とし込まれることに驚いた。渚の数学に対する純粋さが、最後に武藤と瀬島を救った。あわや黒い三角定規に入らされる寸前の逆転劇だった。

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    2025年01月31日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    作家・青柳碧人が描く、童謡×ミステリー の第1弾。
    昔話×ミステリーを書かれた著者の世界の童話編といった感じの物語。
    童話赤ずきんがある目的で旅をしている途中でたどり着いた街で、
    事件に巻き込まれていく連作短編集。

    それぞれの街では、誰もが知っているであろう有名な世界の童話が展開され、
    そこに、赤ずきんが登場しているという、不思議な展開。
    赤ずきんってのは、赤ずきんを被った少女が祖母の家に届け物をしに行くと・・・
    といった物語。その主人公がある目的のために旅を開始するのですが、
    その目的とは何なのか!?

    4つの連作短編で構成されて、最後の短編はライト文芸かライトノベル的な
    感じで、読みやす

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    2025年01月26日
  • ナゾトキ・ジパング SAKURA

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     日本文化が大好きなロサンゼルスから来た留学生のケビンと自堕落ながらも人望は厚い大学生のヒデが遭遇する事件を解決していくミステリーで、一風変わった探偵コンビに作中に出てくる日本文化の詳細な蘊蓄、ケビンの洞察力抜群の推理力など会話文多めの文体と相まって楽しく読めた。

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    2025年01月26日
  • ナゾトキ・ジパング HANABI

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    「ナゾトキ・ジパング」続編。スタイルは変わらず、短編集。やたら日本に詳しいケビンが謎が解けたときに「What a Japanese!KATANA!」などと、その章に据えられた日本の文化を叫ぶパターンも楽しい。
    第1話 刀、第2話 鮨、第3話 花火、第4話 怪談、第5話 鎌倉(原題はローマ字表記)の最初に新渡戸稲造やドナルド・キーンなど著名な英語での章テーマを語った英語文が掲載されていて、それも知識欲を満たしてくれて良かった。登場人物がコミカルでロサンゼルス帰りの自称美人刑事田中のうけないアメリカンジョークなども笑いのツボ押さえていた。
    あまり秀次と理沙の関係は進まなかったけど、秀次が少しだけし

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    2025年01月21日
  • 浜村渚の計算ノート 11さつめ エッシャーランドでだまし絵を

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    何回読んでも数学が美しいし、渚ちゃんは可愛い。自分の好きなものを心から信じ続けることが純粋で心が温まる。好きを愛するばかり、エゴを押し付けて罪を重ねるのではなく静かに自身の中で愛し続けたい。

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    2025年01月15日
  • 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

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    個人的にこのシリーズはおもしろい!
    本来交わりはずのない物語の主人公たちが1つの物語の中で共存しているのがいい。

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    2025年01月15日
  • 踏切と少女 怪談青柳屋敷・別館

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     青柳先生が蒐集した実話怪談を63編収録した掌編集で、猫にまつわる怪談や水にまつわる怪談、通りにまつわる怪談などシンプルに怖い話もあればどこかコミカルな話もあるのが面白かった。まだまだ続いて欲しい。

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    2025年01月13日
  • ナゾトキ・ジパング HANABI

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    トリック自体は簡単で理解がしやすいものでありながら、様々な工夫で真実がわかりにくくなっており面白かった。

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    2025年01月06日
  • 浜村渚の計算ノート 11さつめ エッシャーランドでだまし絵を

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     迷わず購入するシリーズの一つ。変わらぬ前髪とシャーペンとノートとの再会。愉快な仲間たちとも久々の再会。
     今回の最初のステージは球場だった。野球の心得がない人でも大谷翔平のニュースに関連する情報でベーブ・ルースやハンク・アーロンという名前を聞いたことがあるかもしれない。そんな2人と数学が関連してるとは初めての認識だった。
     確率の問題は数学のカテゴリーの中でも苦手だったのを思い出した。パターンの候補数を伝達の手段として活用するとは、何かで真似たくなるような楽しさも覚えた。
     二次元と三次元の違いをズルく活用すると人の目を欺く形が描けるのは不思議な感覚である。エッシャーさんの絵はずっと眺めてい

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    2025年01月05日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

    購入済み

    良い

    昔話の設定の中で赤ずきんが探偵として謎を解いていく。赤ずきんがいたら絶対に謎が解明されるという安心感がある。

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    2024年12月30日
  • 浜村渚の計算ノート 11さつめ エッシャーランドでだまし絵を

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    数学テロ集団『黒い三角定規』と渚達とのリアル野球盤等今回も楽しめた。だまし絵の数学的構造等新たな数学に関する知識も得られ苦手なはずの数学が少しわかったような気持ちになる。大好きなシリーズ。

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    2024年12月22日
  • 浜村渚の計算ノート 11さつめ エッシャーランドでだまし絵を

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    読みやすいし面白いシリーズです。

    エッシャーのだまし絵は、絵自体も重要だと思うので、色々と載せてくれると嬉しかった…です。

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    2024年12月22日
  • むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

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    前作「むかしむかしあるところに死体がありました」の続編です。今回は「かぐや姫」「おむすびころりん」「わらしべ長者」「サルカニ合戦」「ぶんぶく茶釜」の5つの作品がプロットとなっておりました。また、サルカニ合戦とぶんぶく茶釜はセットで読むことをオススメします。
    この本の最大のメリットは1冊でたくさんのミステリーを体験出来るところ。それと、有名な昔話で殺人が起きるというなんともワクワクした世界観に世界中の人が魅了されます。
    短編集なので気軽に読めるし、シリーズの順番もほとんど関係ないので手に取りやすいのではないでしょうか。

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    2024年12月21日
  • 浜村渚の計算ノート 11さつめ エッシャーランドでだまし絵を

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    今回も楽しい数学の世界に引き込まれました。
    エッシャーのだまし絵が数学的だったこと、ペンローズの三角形、ペンローズタイルなど、また新しい数学の知識をいただきました。
    ストーリーは実際にはありえない世界だけど、現実味があって、数学がちょっとわかった気がして、ハッピーエンドで終わる、安心して読める数学ミステリー。
    渚ちゃん、良いですね!

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    2024年12月17日
  • 怪談刑事

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    娘の婚約者の胡散臭い怪談師と張り合うために怪奇現象まがいの難事件を解決する刑事のコメディミステリ。

    面白かった。一見、怪奇現象の仕業にしか見えない迷宮入り事件を調査し、一般の事件として差し戻すための部署に転属になった主人公。怪談など大嫌いなのに、よりにもよってこんな部署に配属され、がっくり来ているところへ、娘から「結婚を前提に付き合っている男性が怪談師だ」と報告される。主人公は怒り心頭。「怪談なんかくそくらえ!」と勢いのままに難事件を次々と解決していく。このテンポの良さが最高だ。
    ミステリ部分のトリックはそこまで凝ってはいないものの、伏線が見事に回収される快感がある。「むかしむかしあるところ

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    2024年12月12日
  • 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

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    死体と出会うシリーズ、ハマってます。いつも面白い。マンネリしそうだけど、赤ずきんちゃんが聡明でかっこいいし、なにより童話(昔話)のお馴染みのキャラクターが次々出てくるのでずっと飽きない!今回はピノキオの体探しが全話通してのテーマでありながら、短編それぞれの事件と謎解きも愉快でした。あと個人的には白雪姫の話が好きだったなー。一般的に白雪姫は「性格の悪い継母から理不尽に追放される可哀想な姫」の認識だけど、こちらの継母ヒルデヒルデは…生い立ちと王女になる理念がなんというか現代風で、話としてちょっと深い。
    次作「赤ずきん×アラビアンナイト」も読みます!

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    2024年12月09日
  • 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

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    方程式懐かしい〜
    『オペラ座の未知数』はみんな歌い出すから何事かと。
    ドクターピタゴラスが亡くなって新しいトップに変わるであろう黒い三角定規、どうなるのか...!?

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    2024年12月01日
  • 怪談刑事

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    読んでいて謎が解けるミステリーなのがいい。読んでいくと「あれ、ここ違和感があるな」って部分があって、そこを気にしていると案外謎がとけるのでワクワクする。ホラーではなくミステリーなんですよね、怪談刑事だけど(でも最後の話はホラー要素強めだったから間違ってはいないか)

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    2024年11月30日
  • 双月高校、クイズ日和

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    ネタバレ

    これはまたなんともすがすがしい青春小説ではないですか。
    なのにクイズ同好会の面々は、「キモイ」とか「暗い」とか「オタク」とか言われてる。
    QuizKnock以前のクイズ好きって、こんな目で見られてたんですかねえ。
    ちなみに著者は早稲田のクイ研出身。

    7人のメンバーはそれぞれに悩みやコンプレックスを抱え、それは往々にして対立したりもするのだけれど、著者の眼は決して一人の方向だけを向いているわけではなく、メンバー同士の関係も7角形における対角線のように交差している。

    勝つためのクイズの解き筋とか、練習の仕方、どんな本をどう読んで知識を蓄えていくのかなども興味深くはあったけれど、一番クイズに情熱

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    2024年11月29日