青柳碧人のレビュー一覧
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娘の婚約者の胡散臭い怪談師と張り合うために怪奇現象まがいの難事件を解決する刑事のコメディミステリ。
面白かった。一見、怪奇現象の仕業にしか見えない迷宮入り事件を調査し、一般の事件として差し戻すための部署に転属になった主人公。怪談など大嫌いなのに、よりにもよってこんな部署に配属され、がっくり来ているところへ、娘から「結婚を前提に付き合っている男性が怪談師だ」と報告される。主人公は怒り心頭。「怪談なんかくそくらえ!」と勢いのままに難事件を次々と解決していく。このテンポの良さが最高だ。
ミステリ部分のトリックはそこまで凝ってはいないものの、伏線が見事に回収される快感がある。「むかしむかしあるところ -
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死体と出会うシリーズ、ハマってます。いつも面白い。マンネリしそうだけど、赤ずきんちゃんが聡明でかっこいいし、なにより童話(昔話)のお馴染みのキャラクターが次々出てくるのでずっと飽きない!今回はピノキオの体探しが全話通してのテーマでありながら、短編それぞれの事件と謎解きも愉快でした。あと個人的には白雪姫の話が好きだったなー。一般的に白雪姫は「性格の悪い継母から理不尽に追放される可哀想な姫」の認識だけど、こちらの継母ヒルデヒルデは…生い立ちと王女になる理念がなんというか現代風で、話としてちょっと深い。
次作「赤ずきん×アラビアンナイト」も読みます! -
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ネタバレこれはまたなんともすがすがしい青春小説ではないですか。
なのにクイズ同好会の面々は、「キモイ」とか「暗い」とか「オタク」とか言われてる。
QuizKnock以前のクイズ好きって、こんな目で見られてたんですかねえ。
ちなみに著者は早稲田のクイ研出身。
7人のメンバーはそれぞれに悩みやコンプレックスを抱え、それは往々にして対立したりもするのだけれど、著者の眼は決して一人の方向だけを向いているわけではなく、メンバー同士の関係も7角形における対角線のように交差している。
勝つためのクイズの解き筋とか、練習の仕方、どんな本をどう読んで知識を蓄えていくのかなども興味深くはあったけれど、一番クイズに情熱 -
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警察庁の地下に存在するオカルトめいた未解決事件を扱う専門部署「第二種未解決事件整理係」。突如そこに配属されたベテラン刑事只倉恵三。「怪談師」なるわけのわからない仕事をしている娘の彼氏を否定するため、オカルト事件を解決してまわる羽目に。。。
言い方は悪いですが、ちょっとバカミスめいた軽い読み物くらいの気持ちだったんですが思いのほか楽しめました。一つ一つの事件の捜査もその語り口も軽妙で、よくよく考えてみたら重苦しい裏事情があったりするにせよ、あまりそれを感じさせない読後感でした。
怪談師炎月氏も主人公からしたらうろんな人物として描かれてるのはやむをえませんが、仕事にも対人にしてもまあまあ誠実にふ -
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赤ずきん、ちゃんと呼ぶには礼を失する明晰さを持ち合わせる少女。今回も健在な観察眼と洞察力です。
白雪姫がそんなことを?考え、従順な小人たちがあらら。悪者のはずの魔女は料理が下手とは、親近感すら抱く。善悪が目まぐるしく入れ替わり、優しいはずのキャラクターが怖くもなる。そのギャップについ可笑しさを感じて先が次々と気になる。
犯行の手段を思い返すと、どれも残虐で狡猾な事件の類に入ると思う。その当事者が人間であればの話である。題名に登場するキャラクターについても、はなからバラバラにされたり、一瞬で踏み潰される程の小動物になったり変幻自在の扱いである。それが故に悪事を暴く状況を作り出すのも良くでき