青柳碧人のレビュー一覧
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ネタバレこれはまたなんともすがすがしい青春小説ではないですか。
なのにクイズ同好会の面々は、「キモイ」とか「暗い」とか「オタク」とか言われてる。
QuizKnock以前のクイズ好きって、こんな目で見られてたんですかねえ。
ちなみに著者は早稲田のクイ研出身。
7人のメンバーはそれぞれに悩みやコンプレックスを抱え、それは往々にして対立したりもするのだけれど、著者の眼は決して一人の方向だけを向いているわけではなく、メンバー同士の関係も7角形における対角線のように交差している。
勝つためのクイズの解き筋とか、練習の仕方、どんな本をどう読んで知識を蓄えていくのかなども興味深くはあったけれど、一番クイズに情熱 -
Posted by ブクログ
警察庁の地下に存在するオカルトめいた未解決事件を扱う専門部署「第二種未解決事件整理係」。突如そこに配属されたベテラン刑事只倉恵三。「怪談師」なるわけのわからない仕事をしている娘の彼氏を否定するため、オカルト事件を解決してまわる羽目に。。。
言い方は悪いですが、ちょっとバカミスめいた軽い読み物くらいの気持ちだったんですが思いのほか楽しめました。一つ一つの事件の捜査もその語り口も軽妙で、よくよく考えてみたら重苦しい裏事情があったりするにせよ、あまりそれを感じさせない読後感でした。
怪談師炎月氏も主人公からしたらうろんな人物として描かれてるのはやむをえませんが、仕事にも対人にしてもまあまあ誠実にふ -
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赤ずきん、ちゃんと呼ぶには礼を失する明晰さを持ち合わせる少女。今回も健在な観察眼と洞察力です。
白雪姫がそんなことを?考え、従順な小人たちがあらら。悪者のはずの魔女は料理が下手とは、親近感すら抱く。善悪が目まぐるしく入れ替わり、優しいはずのキャラクターが怖くもなる。そのギャップについ可笑しさを感じて先が次々と気になる。
犯行の手段を思い返すと、どれも残虐で狡猾な事件の類に入ると思う。その当事者が人間であればの話である。題名に登場するキャラクターについても、はなからバラバラにされたり、一瞬で踏み潰される程の小動物になったり変幻自在の扱いである。それが故に悪事を暴く状況を作り出すのも良くでき -
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ネタバレ目次
・竹取探偵物語
・七回目のおむすびころりん
・わらしべ多重殺人
・真相・猿蟹合戦
・猿六とぶんぶく交換犯罪
前作より手が込んでいて、面白かったです。
一応短編集で、各話に直接の繫がりはありませんが、同じ世界の出来事として周知の出来事になっています。
例えば、日本に(地球に)初めて探偵という概念を持ち込んだのはかぐや姫。
これはこの世界の共通認識です。
で、最後の『猿六とぶんぶく交換犯罪』で名探偵まで登場しちゃいます。
字面を見ただけでは気づかなかったのは迂闊でした。
名探偵・猿六と助手の綿さん。(ふたりとも猿)
「あらゆる可能性を排除していったとき最後に残った説が、真相なんだっぺ。