あらすじ
留学生探偵vsロス帰りキレモノ美人刑事?
精南大学のキャンパスに夏がやって来る! 日本文化が大好きで洞察力にすぐれた留学生ケビン・マクリーガルと、学業はからっきしながら人望は厚く寮生代表の秀次は、獅子辰寮のルームメイト。六月の末、秀次の幼馴染・理沙の課題につき合って、二人は銀座の刀剣専門店を訪れた。その後、店に居合わせた男の遺体が発見される。遺体のポケットには、ケビンの名前の書かれたハンカチが入っていた──!!
何かと事件に巻き込まれてしまうケビンと秀次の前には、警視庁捜査一課の田中撫子が部下の浦辺とともに現れる。「ロサンゼル帰りのキレモノ美人刑事」を自称しているが、アメリカ仕込みのウィットに富んだトークは常に空回り。推理についてもケビンのほうが一枚上手で、現場ではあたかも自分が考えたかのように、ケビンの推理を披露する。海パン一丁で阿波踊りを踊ったり、妖怪のコスプレをしたり、獅子辰寮の個性的なメンバーも大活躍!?
KATANA! SUSHI! HANABI! KWAIDAN! KAMAKURA! 日本の名所名物をめぐって起こる数々の事件の謎を解く、絶好調シリーズ第2弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「ナゾトキ・ジパング」第2弾!
冒頭はナデシコ刑事から始まり、相変わらずのぶっ飛んだキャラ。
KATANA!
秀次、危うし!
SUSHI!
今では寿司職人も女性が活躍中。
HANABI!
日本人なら、線香花火。
KWAIDAN!
犯人の動機は、ちっとも理解できない。
KAMAKURA!
源頼朝一族の呪いのような、ドロドロ・・・
鎌倉の刑事はやっぱり、ケビンの推理をパクるのだった。
ケビンとナデシコの出会いである、
リトルトーキョーでの出来事が、
一番気になるナゾである。
次のシリーズで、開かされるのだろうか?
Posted by ブクログ
一作目と変わらず面白い!留学生のケビンと共に過ごす季節……からの主人公の秀次にわりとフォーカスが当たった話が多かったかなと思います。より秀次というキャラクターがわかったというか。
その代わり、理沙のキャラクターがまだ不透明というか……理沙は前作でメインヒロインポジションでお世話焼きの幼馴染、好奇心旺盛で賢い、といったイメージだったけど
主人公秀次の性格がわかればわかるほど、理沙は秀次のことどう思ってる??の部分とか「表情」の部分が隠れてしまっていて、これはあるなら続編(おそらく秋)がかーなーり気になるところです。秀次が人間らしくなればなるほど理沙の人間らしいところが見たかった。最後の話に関してなんか、せっかく鎌倉の謎の多き美女が秀次を「カワイイ」とちょっかい出したのに、その時に理沙がどう思ったのか、理沙が女ったらしのゲス先輩とデートに行くところにヤキモキしてた秀次との対比というか理沙がどうだったのかはめちゃくちゃ気になっていたところなので、そのへんも続編……お願い致します……!
ケビンに彼女がいることも発覚し、ますます気になる獅子辰寮。
Posted by ブクログ
待望の続編!
赤ずきんちゃんシリーズよりも好き。ちょいちょい挟む文学トリビアが嬉しい。
日本好きのケビンのキャラが立つ。シュンとしたり、はしゃいだり感情の起伏が激しくて面白い。
赤ずきんちゃんシリーズも新刊が出るし、こちらのシリーズも続いて欲しい。
Posted by ブクログ
「ナゾトキ・ジパング」続編。スタイルは変わらず、短編集。やたら日本に詳しいケビンが謎が解けたときに「What a Japanese!KATANA!」などと、その章に据えられた日本の文化を叫ぶパターンも楽しい。
第1話 刀、第2話 鮨、第3話 花火、第4話 怪談、第5話 鎌倉(原題はローマ字表記)の最初に新渡戸稲造やドナルド・キーンなど著名な英語での章テーマを語った英語文が掲載されていて、それも知識欲を満たしてくれて良かった。登場人物がコミカルでロサンゼルス帰りの自称美人刑事田中のうけないアメリカンジョークなども笑いのツボ押さえていた。
あまり秀次と理沙の関係は進まなかったけど、秀次が少しだけしっかりしたかな。一度は決めセリフを秀次が言ったし。続きが楽しみなシリーズです。
殺人ばかり起こる(またあなたたちなのっていう、コミカルな推理物あるあるセリフ毎回出てきます)のと、英文を楽しめないと残念なので中学校から。
Posted by ブクログ
日本人より日本大好き留学生・ケビンとLA帰りの刑事田中撫子。コミカルなやりとりがクスッと笑えて好きなシリーズ第二弾。
日本特有の物がテーマで、お気に入りは「KATANA」
殺人に使われた名刀の裏に隠された真実とは?
ケビンの推理がお見事です。
Posted by ブクログ
留年して2回目の大学3年生の秀次と、日本文化が好きだけでなく、豊富な知識のある留学生ケビンとのコンビが活躍する謎解きミステリーの2作目。
前作に引き続き、秀次たちは、何度も事件に巻き込まれ、時には犯人の疑いをかけられたりしてしまうが、そのたび、ケビンの洞察力をもってその謎を解き明かしていくというストーリー。
ただし、せっかく犯人が分かっても、自称「ロサンゼル帰りのキレモノ美人刑事」と自意識過剰な女性刑事に我が物顔ですべて手柄を持っていかれてしまう・・・
個性的な登場人物たちの、軽快で、時にはちょっとハチャメチャなストーリー展開もあるけど、面白く一気に読んでしまった。
さて、幼馴染でちょっと気は強いけど優秀な理沙と秀次は、今後、どうなるのかなぁ~。ちょっと気になる。
3作目出るかな
Posted by ブクログ
大学寮のリーダー的存在ヒデと、留学生のケビンがまたも事件に巻き込まれていく話。
話の流れの癖が分かってきたから、犯人は全部当てられましたけども、なんとなくのトリックも分かったりすることもあったんだけども。
そこに行くまでのみんなのやりとりとか、刑事さんたちの残念感とか、コミカルな部分を楽しめたかなって思いましたんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ