青柳碧人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
約2年かけて探し回った本書を、ようやく読み終えた。
通信販売スタイルの古物商を営むユリオは、誰もがガラクタとみなすものを欲しがる変わった人物だ。
物語はユリオの妹、さくらの視点で描かれる。
欲しいもののためなら殺人事件すらも解決してしまうユリオにさくらは振り回されっぱなしだ。
しかし、それを仕方がないと受け入れるさくらの姿から、変人扱いしながらも、兄として認めている、兄妹の阿吽の呼吸を見せられているようで、微笑ましい。
各話で登場する、ユリオのガラクタに対するうんちくを読み進めると、ただのオタクではなく、その観察眼から得た造詣の深さなのだと納得できる知識量であることが見えてくる。
飄々