【感想・ネタバレ】猫河原家の人びと―探偵一家、ハワイ謎解きリゾート―（新潮文庫nex）のレビュー

青柳碧人

わが猫河原家の両親兄姉は、事件と聞くと興奮する推理好き。正直、私はヘンな家族から離れていたい――と、ハワイで探偵の話が舞い込んだ。常夏のリゾートをめざし単身飛行機に乗り込んだら、機内で突然うにあられが、突然殺人が。到着したハワイでも難事件が発生。現場の室内はなぜか水びたし。急接近の龍一と謎解きに奔走して……。それにしても、なんで家族がハワイにくるのよ!?

[ブクログ · ★★★★☆]

猫河原家の人びとの2冊目。今回はハワイ編がメインですが、１話目から繋がっているので１冊まとめての連絡短編になっています。
家族がそれぞれ推理を披露するというお話の性格上、提示される謎には複数のアプローチがあり多重構造になっています。このあたりの作りは結構苦労されてるんじゃないでしょうか。
ところでプロローグのオチが気になります。

[ブクログ · ★★★☆☆]

国外旅行に行きたくなりました。
主人公が猫っぽくなる設定は私の見落としだったのかな、いきなり出てきたような気が…。
前半でフワッと表現されてれば引っ掛からずに読めたかもです。
主要キャラクターの色が立っているので、ドタバタな絡みが面白し。

[ブクログ · ★★★☆☆]

推理しないとご飯が食べられない探偵一家から離れようと留学を企んだのに、結局行く先々で事件が起きて一家もついてくる。前作より面白かった。