青柳碧人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前談話室で話題に上がっていて気になった本の文庫版。気になった当初はタイトルをメモして本屋に行くも売ってなくて、取り寄せよりは早いから密林でいいやと家に帰りそのままなんとなく買わないでいた本。本屋で見かけて、嬉しくて買ってきた。
もう、ど真ん中ストレートである意味なんのひねりもない王道の(褒め言葉)青春小説。主人公らしき主人公がいなくて、全員にスポットが当たってる感じ。みんなが主人公な感じはいいけど、そのおかげでなんか細切れにばらけた感があったのは残念。時間の経過も飛び飛びなので、どうせならエピソードを丁寧にして1年目の春~生徒会長との勝利まで、他校見学~代表戦+エピローグの3年目春、と上下 -
Posted by ブクログ
教科書やテレビなどで一度は目や耳にしたことがある、あのレジェンド達が勢揃い。
なんて豪華で贅沢なメンバーなんだ。
まさにオールスターの夢の饗宴。
しかもレジェンド達が探偵役となりちょっとした謎を解いていく。
本書は史実とフィクションを交えたifの世界。
なんだけど、読み進めると不思議とフィクションと史実の境界線が分からなくなってくるから面白い。
特に平井太郎こと江戸川乱歩の話なんか、「乱歩ならやりかねないな」と思わされたり、あのノーベル賞受賞者の野口英世が浪費家で酒好きという教科書のイメージを覆すちょっとだらしなくて人間臭い姿や、芥川の名作誕生秘話、与謝野晶子や女優の松井須磨子などなど、どの -
Posted by ブクログ
面白かった。
江戸川乱歩と杉原千畝、探偵小説の大家とユダヤ人を救った外交官。
同じ時代を生きた2人には、同じ中学、同じ大学の先輩後輩という接点があった。
その2人が、もし出会っていたら.....
小説家が評価されるのは作品であり、その人となりを描いた伝記物など期待していない。
高明な外交官であっても、何をしましたなんて伝記には興味がない。
しかし、この2人が出会った頃の日本はダイナミックに動いていた。そして、2人はその波の先端で大きく躍動している。
静的な伝記ではない動的な2人の躍動感は、ひどく面白い。
ダイナミックな時代を一緒に生きたように思えた。
面白かった。