あらすじ
文化祭公演を終えて引退する予定だった先輩たちと演劇地区大会出場を決意した都立駒川台高校演劇部。一丸となって脇目もふらず――のはずが、次々起こる脚本見立て盗難事件、密室ケチャップ汚れ事件に作品パクリ疑惑事件。他校ライバルも出現、イケメンの西野先輩とも急接近! 舞台監督(ブタカン)の毎日は謎と刺激がありすぎる!! 地区大会は突破できるの? ドキドキ楽しい青春ミステリ第2弾。
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Posted by ブクログ
「浜村渚の計算ノートシリーズ」でおなじみの青柳碧人による新シリーズの2冊目。なぜ2冊目を紹介するのかというと、ただ単に1冊目が地元の書店で手に入らなかっただけ。「GOSICK」(桜庭一樹)の大ヒット以降、ミステリー×ラノベの分野にまたがる作品が多数見られるようになったが、本作もその流れを汲む一つである。本作の舞台は高校の演劇部、この設定は大ベストセラー「幕が上がる」を意識したものだろうか?作中においてふんだんに演劇用語をちりばめているが、その割に心の中に響いてこないのはどういうわけか?肝心のミステリーの推理も、どこか唐突感が否めないんだよな。それなりに伏線をはってはいるけれどね。
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この巻で一区切りのようですが、ナナコが少し元気になったところで終わっているので、ナナコ退院後の話も読んでみたいですね。まぁ、続きそうな感じではありますが。
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通常の引退時期、3年も一丸となって
地区大会の準備をしていた。
役者を一人首にする、原稿の入ったUSBが移動する
ケチャップにパクリ疑惑、と盛りだくさん状態。
後半は大会での問題でしたが、先生がすごいです。
結局何かにつけて怒ってます。
確かにルールを守る、というのは大事ですが
そこまでぎちぎちにすると、何かあった時
まったく対応力のない状態に育つのでは??
最後のパクリ疑惑も解決していましたが
これ、感情的にうまくいかなかったら
永遠に冤罪かぶり、になるのでは…。
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期待するお芝居ものとしての魅力はそうでもないのだけれど、ブタカンをはじめ裏方スタッフの魅力は伝わって来る。「芝居は過ぎてしまったらもうそこにはない。芝居っていうのは、演劇っていうのは、本質的に「もったいない」ものなんだ。部活とか、青春とかもきっとそうなんだろうと思う」。お芝居の完成度より青春としての楽しさを感じた。そこには高校生としてのリアルがあるのかもしれないけれど、もっとお芝居そのものがキラキラしていても良いなあ。習っていたピアノの発表会での舞台袖の様子を思い出して、わくわくした。
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舞台監督(ブカンって言っていました)が上演中の舞台袖を離れて謎解きするとか、インカムを使わず照明卓までわざわざ行くなどという行動にとても違和感を感じてしまいました。登場人物も増えてきたことですし次回作の際にはトビラに紹介文付き人物一覧が欲しいところです。
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【収録作品】第一幕 忍者を一人、削除せよ!/第二幕 USB見立て盗難事件を解決せよ!/第三幕 被告人は美咲! 地区大会ケチャップ裁判/第四幕 美咲蒼白! 『白柚子姫』はパクリだった!?
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ブタカンシリーズ 第2弾
文化祭の演目を演劇地区大会で再演ということで
演劇のストーリーに関しては今回は少なめ。
今回は他校・外部との関わりも出てきました。
ちょっとしたミステリ要素のあるのですが、外部も絡むので、
自力での謎解きは無理でした。
ナナコちゃんが、少し元気になってきたので
また次の展開があるのでしょうかね。
ただ、浜室渚シリーズ から読み始めた青柳氏の小説、
こっちの方は、数学要素なし(特段数学好きというわけでないけれど)
青春モノといっても、ミステリといっても、今ひとつな気がして
今後どうしようかな、と思います。