【感想・ネタバレ】西川麻子は地理が好き。のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年06月04日

地理の知識によって、事件が解決するというなかなか新発想な本だと思いました。例えば、キリバスはハワイより1日早い時間を過ごすているんだーとか思ったり、イギリスに世界一長い駅名があるんだーなどと思いました。

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Posted by ブクログ 2015年01月29日

地理好きの女子出版社員麻子が彼氏の尾谷刑事とともに謎を解く。コテコテな知識がなくても、世界史とともにわかりやすい解説が豊富で読んでいて楽しい。

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Posted by ブクログ 2022年04月21日

地理のトリビアを用いて事件を解決していくところが新鮮でおもしろかった。
世界地理をもっと勉強したくなった!

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Posted by ブクログ 2022年02月10日

ミステリーの切り口が新鮮で面白い。西川麻子は教材開発会社の地理担当で、恋人の刑事の尾谷和寿が持ち込んでくる事件を、得意の世界地理の知識を駆使して鮮やかに解いたり、解決の糸口を与えたりする。殺人事件が多いが、全体的に主人公の明るい人柄を反映して、ほんわかしているし、へえっーと思う地理の知識が増えて、な...続きを読むかなか楽しい。6編。

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Posted by ブクログ 2019年10月01日

完全犯罪に果敢に挑むのは、『地理』をこよなく愛する地理ガール探偵『西川 麻子(にしかわ まこ)』。

真っ赤に塗られた密室の殺人現場や、遺言状に隠された地図記号の謎、アフリカ タンザニアにある赤い死の湖、などなど。

短編が6編収められており、それぞれ世界地理の知識無くては、解けない難問揃い。

...続きを読むトーリーは、あまりシリアスにならず、軽い文体でスラスラ読め、豆知識も付きます。

最初に犯行シーンが描かれる『倒叙ミステリー』の書き方は、古畑任三郎や福家警部補などと同様、個人的には大好きです。

なお、警察官が民間人に捜査内容を漏らすのは、ご愛嬌でしょうか?(笑)

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Posted by ブクログ 2016年06月13日

地理や雑学が好きな人の為のミステリー。地理に関わることをこれでもかと入れ込んで、無理やりにでもミステリーに繋げていく。読物としては面白いけれど、地理に興味がない人は面白いのだろうか…。軽い気持ちで読めるけれど、地理の知識は相当コアなものが出ていて、地理好きには良い読物でした。

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Posted by ブクログ 2016年01月22日

大ざっぱに言うと、「浜村渚」シリーズの地理版でしょうか。「国語算数理科誘拐」という、学習塾を舞台にした誘拐事件の物語がこれより前に出ているのですが、その作品に登場する西川麻子が探偵となり、世界地理の知識で事件を解決します。でも浜村渚シリーズとは違い、いたって普通の世界の話です。
「…誘拐」で塾の講師...続きを読むだった西川麻子は地理の教材を作っています。恋人は刑事。地理の知識が必要な事件ばかりが起こり、捜査に行き詰まった恋人に助け舟を出すと、成り行きで地理の講義をネット経由で行う展開に。個人的には数学よりもわかりやすく、かつ安心して読めました。シリーズ展開への期待が膨らみます。ちなみに「国語算数理科誘拐」、私は先に読みましたが、読んでいなくてもあまり関係ない気がします。

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Posted by ブクログ 2014年11月16日

地理がテーマのミステリー。主人公の講義スタイルがかわいいです。
社会科の中でもどうにも地味な印象のある地理ですが、本作のように場所を決めていろいろ思考を巡らせれば、歴史、人物、風土などいろいろな方向に広がっていくんですね。こういうのを中学生の頃に読みたかったなぁ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月27日

《「好き」を追求する大人達》
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「好き」を仕事にするって、どうやるんだろう?

地理苦手なんだけど、なんで勉強しなきゃいけないの?

自分のやっていることに充実感を見いだせない。なんで自分は働いているんだろう?

こんな疑問をお持ちの、少年少女、そして社会人の紳士淑女の皆さん。
...続きを読む今回は「好き」を、そして塾や学校で習ったことを応用した仕事にしている人の生活を、少し覗いてみませんか?

今回の主人公は、地理好きが高じてテキスト出版社で中学生向けの地理テキストの編集を行う女性、西川麻子。恋人の若手警察官、尾谷和寿に頼られる彼女は、持ち前の地理の知識を使って、事件のヒントを彼に提供しています。
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国旗の話、日付変更線の話、地図記号の
話、動物の話等かつては塾講師もしていた麻子の「講義」こと地理のトリビアは分かりやすく面白い話ばかりで、大人の私でも思わず惹き込まれてしまいました。

また、麻子以外にも、和寿の警察の仕事にかける情熱や、各話の中で様々な人達がそれぞれの職業にかける情熱を垣間見られるのも良いところ。
読めばきっと地理が少し楽しくなって、自分が夢中になれることを見つけたくなるんじゃないかなと思います。
あなたが夢中になれることも、もしかしたら今学んでいることや、なんとなく取り組んでいる身近なことの中にあるかもしれません。

【ひとりごと】
温かくて、時に少し切ない師弟関係や愛情関係が描かれる中で、「恋人」であるはずの麻子と和寿の関係があまりにもあっさりし過ぎているのが気になりました。
いくら仕事が好きだからといって、デート中にも仕事の話をし、恋人を情報屋のように使うものでしょうか?
そんな人から「授業が好きだ」と言われたところで、私なら素直に喜べないなと思ってしまいます。
これなら恋人以外の関係の方がまだしっくりくるなと思ってしまうのですが、これには何か理由があるのか…?

面白いのですが、どこかモヤっとした読後感が残るお話でもありました。
続編や姉妹シリーズも合わせて読めば、ふたりについて何か分かるのかも…?

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Posted by ブクログ 2023年09月08日

地理の知識で解決する推理小説の短編集で、ちょっとありえないけど、謎解きは面白い。短編なのがもったいない気もする。

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Posted by ブクログ 2019年12月30日

地理の教材編集者が持前の地理の知識を駆使して事件を解決する探偵”的”なお話し。地理の知識が刑事事件の解決に寄与するという展開は新しいといえば新しいのですが、残念なのは登場人物それぞれの能力と立ち位置の組み合わせがイマイチな感じがして、どれも中途半端な印象を抱きました。
・麻子:
地理の知識はさすがと...続きを読むいうべきレベルですが、いかんせん刑事ではないため主人公であるにも関わらず事件解決への関わり方が受け身にならざるをえない
・尾谷:刑事という立場であれば麻子より能動的に事件解決に関与できる立場だが刑事としての能力はまだまだ
・中沢警部:
物語的には麻子、尾谷につづく第3の登場人物という立場、であるにもかかわらず、その推理・洞察力には目を見張るものがあり、事件解決への影響力という点では3人の中ではもっとも大きいかも(主人公の麻子をしのぐのではないかと)

という状態で非常にアンバランスな感じで”軸”になる人物が不在なんですね。そのせいか、読み進めるなかで自分をどの登場人物に投影させる(=その登場人物の視点で物語を読む)のがやりにくいというか、投影対象が定まらないといいましょうか…。そのせいか、収録されている話しのなかで唯一事件ではない「大将の地図記号」だけはそういったアンバランスさを感じずに読むことができ、このストーリーがもっとも心に残りました。特に大将の想いと子供たちに残したものが”器”だったというオチは寿司屋の大将らしい”粋”があらわれていてよかったです。
一方、事件を起こす犯人側の心の内面や事件を起こすに至った葛藤などは非常に人間くさい一面が描かれており、この点における構成は良いのではないかと思いまして、星は3つにしました。

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Posted by ブクログ 2018年10月18日

浜村渚シリーズ同様、登場人物の気持ちの起伏はわかりづらい
でも、地理についてよく知っていることからマニアックなことまでが織り交ぜられて出てくるので、「今度は地理の本を読もう!」と読書の意欲を沸き立たせてくれた。

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Posted by ブクログ 2018年10月17日

「国語、数学、理科、誘拐」での麻子は思い出せなかったけれど、さくさく読めた。知識がなくても楽しめた。一話一話の長さも途中で飽きたり集中が削がれたりしない丁度良さだった。食べ物も美味しそう。

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Posted by ブクログ 2018年04月02日

いくら恋人とはいえ、主人公の麻子に捜査状況をベラベラ話してしまう刑事ってどうなんだろと思わなくもないがそこは置いておこう。

テキスト編集者という聞き慣れない職種の麻子か、得意な地理の知識を使って難事件を解決していく。

随所に地理の面白いうんちくが披露されているので、そこが面白い。全体の 構成とし...続きを読むては、そのうんちくを披露する為に全ての事象が進んでいる感が強すぎ。

しつこいぐらい言及される警部の鳩時計のくだりは正直ウザイ。ウザいくせに 最後までなんで持っているのかは明かされなかったが、続刊があるらしいのでそっちで明らかになるのかな?

話としては地図記号の話が一番良かった。

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Posted by ブクログ 2017年01月30日

多少は地理に興味持つきっかけになるかな。と思って読み始めた。何も考えないでサクサク読みたいときにはいいかもしれない。私好みではなかったが、地理や世界に関する蘊蓄は面白いと思った。

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Posted by ブクログ 2016年02月10日

あっさりと読める作品っていう感じ。へーっていう豆知識がいっぱい。高校で地理を選ばなかっただけに新鮮でした。よく地理と絡めた事件を思いつくなーって思いました。

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Posted by ブクログ 2015年02月10日

【収録作品】メッセージはベルトの跡に/グンカンドリの気が早い犯罪/青山士よ、永遠に/ウェールズの長すぎる証拠/大将の地図記号/ナトロン湖畔に愛の像

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