【感想・ネタバレ】玩具都市弁護士のレビュー

あらすじ

知能と感情を持つ玩具が生み出され四十年。人に捨てられ荒んだ玩具と、落ちぶれた人間が集まる街は「悪魔のおもちゃ箱」と呼ばれるようになっていた。街に住む元弁護士のパン屋・ベイカーの前に現れたのは、キャプテン・メレンゲ率いるキッチン玩具団。彼らは、ブタの貯金箱型密室で矢に射られ機能停止した、殺玩具事件の容疑者・コルク抜きビリーの弁護を依頼しにきたのだった!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。

スクラップを免れて逃げて来たAI搭載の玩具と、様々な事情で外の世界にいられなくなった人間の住む町「バッハ・シティ」

そこでパン屋を営むベイカー。外の世界では弁護士をやっていた。
町で、女子高生ミズキを保護する。

ひょんなことから玩具の弁護をすることになり、ミズキは助手に。
前半はミズキが大活躍だけど、最後にはベイカーもかっこいいところを見せる。

ファンタジーだけど、トリックは筋が通っている。
この小説の設定だからこその仕掛けが満載でワクワクした。

出てくる玩具がみな個性的で、名前や設定もクスッと笑えたりして楽しい。

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2018年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「浜村渚の計算ノート」「ブタカン!」の青柳碧人さんの作品。世界設定が面白く「廃棄されたおもちゃの都市でパン屋を営む弁護士」という設定が良い。「玩具=ギャング」を連想させる。その点はいいなあと思った。ただ、ちょっと文章は読みづらいかなあ。ちゃんと読んでいくと内容は面白いなと思うのだけど。その点がマイナス。感想はこんなところです。

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2016年06月02日

Posted by ブクログ

設定が面白そうだ、と思って手に取った本。
ちょうど、小難しいことを考えずにただ楽しく読める本が読みたかったので、ぴったりだった。
著者が『浜村渚の計算ノート』の人だというのも、購入を後押し。

舞台がAI搭載玩具が流れ着いたならず者ならぬならず玩具の街ってところから惹かれた。
そして登場玩具には、こんな玩具はいらないだろ、とか、どんなAIだよ、とツッコむこともしばしば。
キャプテン・メレンゲが玩具なのに情に厚いとこが好き。

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2016年04月04日

Posted by ブクログ

かなり特殊なシチュエーションの設定ですが、AIの進歩が進めば起こりえる事象なのかもしれません。この状況なりのミステリーがちゃんと成立していて、なかなか面白かったです。

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2016年03月12日

Posted by ブクログ

面白かった。 
犯罪玩具都市というSFチックな舞台で巻き起こる本格ミステリー。 
話の骨子は弁護士が依頼人を冤罪から守ること。  
おっさん弁護士とめがね女子校生のコンビが謎に挑む! 
なかなかよさげですね。

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2016年03月06日

Posted by ブクログ

あらすじからもっとコミカルな感じを想像していたのだがそれぞれの話は結構ミステリしてた。話の中には玩具だからこそできるトリックもあり軽く読めるミステリとしては上質。

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2020年01月11日

Posted by ブクログ

知能と感情を持つ捨てられた玩具たちや、元弁護士でパン屋のベイカー、その助手になってベイカーと共に推理を披露するミズキ、人間に迷惑をかけた玩具の罪を追及し断罪する警察兼検察の人間組織天使等、独特で個性的な世界が興味深かった。ベイカーがパンを作る過程やキャプテン・メレンゲのもてなす料理が楽しかった。

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2018年10月09日

Posted by ブクログ

SF。ミステリ。ハードボイルド。
人間とAI搭載の玩具が共存する街が舞台のミステリ。
ファンシーな雰囲気とハードボイルドチックな文体で、癖が強め。
特異な設定は一読の価値ありか。

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2017年07月11日

購入済み

【期間限定サイン入】が

【期間限定サイン入】ということで購入したのですが、いつの間にか通常版になっています、どうなっているのでしょうか?

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2016年11月13日

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