あらすじ
知能と感情を持つ玩具が生み出され四十年。人に捨てられ荒んだ玩具と、落ちぶれた人間が集まる街は「悪魔のおもちゃ箱」と呼ばれるようになっていた。街に住む元弁護士のパン屋・ベイカーの前に現れたのは、キャプテン・メレンゲ率いるキッチン玩具団。彼らは、ブタの貯金箱型密室で矢に射られ機能停止した、殺玩具事件の容疑者・コルク抜きビリーの弁護を依頼しにきたのだった!
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Posted by ブクログ
面白かった。
スクラップを免れて逃げて来たAI搭載の玩具と、様々な事情で外の世界にいられなくなった人間の住む町「バッハ・シティ」
そこでパン屋を営むベイカー。外の世界では弁護士をやっていた。
町で、女子高生ミズキを保護する。
ひょんなことから玩具の弁護をすることになり、ミズキは助手に。
前半はミズキが大活躍だけど、最後にはベイカーもかっこいいところを見せる。
ファンタジーだけど、トリックは筋が通っている。
この小説の設定だからこその仕掛けが満載でワクワクした。
出てくる玩具がみな個性的で、名前や設定もクスッと笑えたりして楽しい。