青柳碧人のレビュー一覧

  • むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。

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    昔話がモチーフになったミステリー。最後の長編があまり好みではなかったので星3つ。他の短編はおもしろかった。

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    2025年12月03日
  • むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

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    むかしむかしの殺人?事件。
    よく知る御伽話が一新されるこのシリーズは、面白おかしく読めていいですね。

    今回は、竹取物語、おむすびころりん、わらしべ長者、さるかに合戦、カチカチ山、ブンブク茶釜が出てきます。どれも子供の頃から馴染みのある話で、そこに事件が起こる展開は、不思議な感覚。
    でも、解説の方でもお話されてますが、御伽話自体、結構残酷なんですよね。

    お話の一つ一つに「探偵」らしい頭のいいキャラがいて事件を解明していく流れで、今回はそこに月面人やらタイムリープやらの要素が入り、少し不思議(SF)な世界観。そこも気張らず読めていいです。

    ミステリーはあまり読まないですが、このシリーズを取っ掛かりに挑戦していこうかな。まずは一作目を再読せねばなりますまい。

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    2025年11月28日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    馴染み深いイソップ童話をここまで大胆に、かつ緻密にミステリーへと変貌させる著者の手腕には、ただただ圧倒されました。
    その「広げられた世界」の広大さと意外性には驚愕するばかりですが、肝心のストーリーに引き込まれる「面白さ」を感じるまでには至りませんでした。設定の奇抜さが先行し、ミステリーとしてのカタルシスやキャラクターへの没入感が追いついてこない。アイデアの凄さと、読後の充足感が必ずしも一致しないことを痛感した一冊です。

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    2025年11月23日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ネタバレ

    ゲーム実況関係ある? って話がちらほら。短編集だから設定も掘り下げられていないし、怖い表現もまったくなく……、肩透かしを食らった気分。でも読みやすい物語ばかりだし、ちょっとした読み物には十分です。
    それにしても恐山さんって擬音が好きだよねぇ。

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    2025年11月23日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    ミステリを楽しめるような企画で書かれた小作品4編。楽しかった。それぞれの個性が出てた。
    けど、前日読んだ佐藤正午氏の作品があまりに凄かったんで、霞んでしまうかな。

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    2025年11月20日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    シンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、眠り姫、マッチ売りの少女がテーマの連作短編集。赤ずきんの名推理と、魔法という現実にはあり得ないものをうまく織り交ぜた推理小説。

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    2025年11月16日
  • 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

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    ネタバレ

    ピノキオの右腕を拾って彼のパーツ探しの旅に出た“赤ずきん”。
    親指姫率いる〈親指一座〉、白雪姫と七人の小人の家、笛吹き男が囚われている音楽の町ハーメルン、権力を持った三匹の子豚が支配するブッヒブルク…メルヘンの世界で起こる血なまぐさい事件を解決する彼女の頭脳がこの第二弾でも光る。
    前作の実績があるので、ピンチに陥っても安定感が揺るぎないな。
    男の見る目のなさが露呈する「女たちの毒リンゴ」がおもしろかった。
    ヒルデヒルデやマイゼン十九世の粋な魔女たちも魅力的。ジルやブレーメンバンドの愉快な面々とまた登場してほしい。

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    2025年11月16日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    もしも江戸川乱歩と杉原千畝が友人だったら?

    「日本探偵小説の父」江戸川乱歩(本名:平井太郎)と「東洋のシンドラー」杉原千畝(ちうね)。二人は、旧制愛知五中及び早稲田大学の同窓生だった。若かりし日に二人は出会い親交を深める。やがて時代に翻弄されながらも探偵小説作家として、外交官として大成していく…

    20代から晩年までおよそ40年間もの長スパンを描いており、飛び石で進むプロット。
    明治末期から昭和中期にかけて、多くの歴史上人物が登場する。このような物語で読むと教科書では学べない因果関係や空気感が学べるので、日本史を勉強している中高生に読んでほしい。
    ミステリ(探偵小説)好きな私は、乱歩の執筆史(
    どの時代にどの作品を書いたのか)が興味深かった。初期の変態的作風から中期の明智小五郎シリーズ、少年探偵団、後期書けない苦しみを経て若手作家育成と変遷していく過程。戦前戦中の混乱期をよくぞ生き抜き、後世に続く探偵小説作家を輩出してくれたもんだ。まさに「日本探偵小説の父」である。横溝、清張、山風、仁木悦ら後続の探偵小説作家との絡みも、さもありなん。久しぶりに乱歩作品を読みたくなった。

    杉原千畝のことは、恥ずかしながら知らなかった。この時代に上位方針に背き、人道支援をする信念は誉れ。ロシア語を流暢にこなすなど、語学に堪能なのもリスペクト。
    作中に紹介されていたユダヤ人のイズレイル・ザングウィル作『ビッグ•ボウの殺人』も読んでみたい。

    SRの会ミステリーベスト10 8位

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    2026年05月23日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    童話チックな解決は少し残念だったけど、推理パートは面白かった。すこし気になるところも残ってて、何かを見落としているような気がするけど、結局分からないまま。続きも楽しみ。

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    2025年11月10日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    ネタバレ

    今回わりとあっさりしてた。童話や昔話のキャラじゃなくて動物が多いせいかと思ったが、動物じゃなくて人のあだ名だった!恐るべしグリース国。

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    2025年11月01日
  • 赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。

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    ネタバレ

    1番好きな話
    『アラジンと魔法のアリバイ』
    ・俯瞰図添付されたのまじで良い!
    今までも詳細な説明文で想像できてはいたけど、視覚的に一発で理解できるの、このシリーズではまじで有り難い!

    ・意外と大真面目なトリック
    このシリーズはいつも大真面目にふざけたミステリ。添付の《横からみた図》とか本当に笑っちゃうんだけど、意外と伏線も丁寧に貼られてて、トリックも納得できるから、いつの間にか大真面目に読んでる自分がいる。

    ナップ、久しぶりでびっくりしたー。
    ナップが出てくるのは、
    『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の中の
    〈第3章眠れる森の秘密たち〉
     

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    2025年10月29日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    ネタバレ

    赤ずきんシリーズ第四弾。
    今回はイソップ物語がテーマ。
    行く先々でイソップ物語にまつわる人たちと出会い、赤ずきんが事件を解決していくスタイル。
    「オオカミ少年ゲーム」のルールはめんどくさくて飛ばしてしまったけど、そう影響はなかった。最後の叙述トリックも、『これいるのかなぁ?』という感じ…まぁいいけど。
    ラスボスが"北風"だったのはちょっとおもしろかった。…でもイソップってギリシャの奴隷とかそんなんじゃなかったっけ?とか思ったけど、まぁいいか。

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    2025年10月17日
  • 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

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    御伽噺だからこそ、突拍子も無い展開でもクスっと笑えてしまいました。
    シリーズでは二作目のようなので、前作も飲んでみようかな。
    頭の切れる、前向きな赤ずきんが好きになりました。

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    2025年10月07日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ヤンキー、ミステリと出会う~俺とあいつとさしすせそ」 青柳碧人
    「将棋部、無実を証明せよ」 秋木真
    「屋上の雪融け」 相沢沙呼
    「学生時代の母の原稿」 似鳥鶏

    児童書を卒業した中高生のための入門的アンソロジー。
    ということで、高校生を主人公とした学園ものが多い。身近だからとっつきやすいだろう、ということだろうが、さて。

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    2025年10月04日
  • ブタカン!~池谷美咲の演劇部日誌~(新潮文庫nex)

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    本の帯を見ていると、ミステリーを思わせる内容かなと思ったが、全く謎はなく、これこそ「ザ・青春小説」という感じだった。部活を巡って主人公が悩み、乗り越え、成長するという定番のパターン。
    ただ、それにしては、最後の感動も弱く、トラブルも深刻なものは多くないので、揺り戻し的に感動することもないのが残念。ずっと緩やかな波に乗っている感じかな?
    だからこそ、読書初心者の方が読んだーって感じやすい文量と読みやすさではあるかな。
    でも、どの層におすすめしようか悩んでしまう。

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    2025年10月01日
  • オール電化・雨月物語

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    ネタバレ

    【収録作品】シラミネ/夢応のリギョ/ブッポーソウ/アオズキン/蛇性のイン/キッカの契り/ヒンプク論/キビツの釜/アサヂが宿

    古典「雨月物語」を、近未来の怪談として書き換えた物語。
    「シラミネ」 原典は「白峰」。化粧品メーカーの跡継ぎ問題。
    「夢応のリギョ」 原典は「夢応の鯉魚」。遠隔手術システムの執刀医と患者の不思議な邂逅。
    「ブッポーソウ」 原典は「仏法僧」。深夜のコインランドリーに現れる不思議な少女とその従者たち。女性Vtuber2人の友情と嫉妬、別れを描く。
    「アオズキン」 原典は「青頭巾」。着用するだけで涼しくなる装置が「アオズキン」。その開発者の失踪事件。
    「蛇性のイン」 原典は「蛇性の婬」。廃屋を潰れたラブホテル(inn)に置き換え、執念深い蛇に魅入られる怖さを描く。
    「キッカの契り」 原典は「菊花の契り」バーチャル空間の友情。オンライン空間「Kikka」の中で出会ったアカナと共に、ゲームの世界大会を目指す祐介だが、アカナの死を知る。
    「ヒンプク論」 原典は「貧福論」無人タクシーにお金の精が現れる。
    「キビツの釜」 原典は「吉備津の釜」。鳴釜神事を、音を発する電気釜に変更。見合いの席で、正太郎は曰く付きの古めかしい炊飯器を見せられる。
    「アサヂが宿」 原典は「浅茅が宿」。沖ノ鳥島に単身赴任中の妻と彼女を待つ夫の物語。

    因果応報ともいうべき結末は納得。
    「キッカの契り」はきれいに現代に置き換えられているが、切ない。

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    2025年09月30日
  • 赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。

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    誰もが知っている名作童話の中でおきた事件を赤ずきんちゃんこと橋本環奈ちゃんが(頭の中では環奈様が、、、)持ち前の頭脳で解決していくミステリーなのか、ファンタジーなのか何でもありの赤ずきんシリーズ

    青柳先生すごい良いお話の作り方見つけたね〜これミルクボーイもビックリ!なんぼでもお話ができてしまうやん。アラジンは悪者だったようです。シンドバットは勝手なようです。

    「すべての出会いは都合よくできている」っこと

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    2025年09月21日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ホラーゲームを実況中の短編アンソロジー。

    今は、ゲーム実況などを経験している人は多いのかもしれない。
    だがゲームも好きではなく、ましてや実況などとてもじゃないが見ることもましてや参加するなど無理なわけで…
    だがホラーだと、どういう感じなんだろうかと読んでみたが、ゲームというのが頭にあるからだろうか、怖さを感じることがなく、どちらかと言うと不気味さの方が強かった。
    見るのをやめれば…ということが可能なので入り込めなかったのかもしれない。

    ○マーダー・ミステリー・リプレイ(品田遊)
    姥蜘蛛に喰われる無限ループ

    ○CIUDAD(波木銅)
    生配信中に消息を絶ったバーチャルYouTuber

    ○メリイクリスマス、コナミル君(青柳碧人)
    不快な言動を繰り返し始めるゲームキャラクター

    ○#プレイしたら呪われる(秋吉理香子)
    プレイするだけで呪われるらしいホラーゲーム

    ○吉兆ちゃんの言うことは絶対(安壇美緒)
    息子が夢中の動画から聴こえる耳障りな実況者の声




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    2025年09月18日
  • 西川麻子は地球儀を回す。

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    シリーズ1冊目が面白かったので
    続けて読んでみました。
    今回も全5話、犯人は早めに判明する倒叙形式。

    被害者の胃に残っていた済州島のプルコギの謎。
    死につながるトラウマのフラッシュバックを
    起こさせた蟻密室のトリック。
    知恵袋だったアシスタントを殺してしまった
    漫画家が、見逃したイタリア旅行設定の穴。
    殺害現場からイランの伝統的な織物が
    持ち去られなければならなかった理由。
    ブラジルのフルーツで撲殺された男の
    本当の死因の謎。

    漫画家のやつ、なんかドラマ化してもらって
    映像で見てみたいような話でおもしろかった!
    彼氏の上司の警部が鳩時計抱えているのは
    もはやツッコミもスルーなのか?

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    2025年09月17日
  • ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎

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    これでもか!というほどわかりやすくジャンル分けされたアンソロジーです。
    叙述トリックはいつも騙されてますが、今回も謎解きまでさっぱり分からず。上手い!といった感じでした。

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    2025年09月12日