青柳碧人のレビュー一覧
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むかしむかしの殺人?事件。
よく知る御伽話が一新されるこのシリーズは、面白おかしく読めていいですね。
今回は、竹取物語、おむすびころりん、わらしべ長者、さるかに合戦、カチカチ山、ブンブク茶釜が出てきます。どれも子供の頃から馴染みのある話で、そこに事件が起こる展開は、不思議な感覚。
でも、解説の方でもお話されてますが、御伽話自体、結構残酷なんですよね。
お話の一つ一つに「探偵」らしい頭のいいキャラがいて事件を解明していく流れで、今回はそこに月面人やらタイムリープやらの要素が入り、少し不思議(SF)な世界観。そこも気張らず読めていいです。
ミステリーはあまり読まないですが、このシリーズを取っ掛かりに挑戦していこうかな。まずは一作目を再読せねばなりますまい。 -
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もしも江戸川乱歩と杉原千畝が友人だったら?
「日本探偵小説の父」江戸川乱歩(本名:平井太郎)と「東洋のシンドラー」杉原千畝(ちうね)。二人は、旧制愛知五中及び早稲田大学の同窓生だった。若かりし日に二人は出会い親交を深める。やがて時代に翻弄されながらも探偵小説作家として、外交官として大成していく…
20代から晩年までおよそ40年間もの長スパンを描いており、飛び石で進むプロット。
明治末期から昭和中期にかけて、多くの歴史上人物が登場する。このような物語で読むと教科書では学べない因果関係や空気感が学べるので、日本史を勉強している中高生に読んでほしい。
ミステリ(探偵小説)好きな私は、乱歩の執筆史(
どの時代にどの作品を書いたのか)が興味深かった。初期の変態的作風から中期の明智小五郎シリーズ、少年探偵団、後期書けない苦しみを経て若手作家育成と変遷していく過程。戦前戦中の混乱期をよくぞ生き抜き、後世に続く探偵小説作家を輩出してくれたもんだ。まさに「日本探偵小説の父」である。横溝、清張、山風、仁木悦ら後続の探偵小説作家との絡みも、さもありなん。久しぶりに乱歩作品を読みたくなった。
杉原千畝のことは、恥ずかしながら知らなかった。この時代に上位方針に背き、人道支援をする信念は誉れ。ロシア語を流暢にこなすなど、語学に堪能なのもリスペクト。
作中に紹介されていたユダヤ人のイズレイル・ザングウィル作『ビッグ•ボウの殺人』も読んでみたい。
SRの会ミステリーベスト10 8位 -
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ネタバレ1番好きな話
『アラジンと魔法のアリバイ』
・俯瞰図添付されたのまじで良い!
今までも詳細な説明文で想像できてはいたけど、視覚的に一発で理解できるの、このシリーズではまじで有り難い!
・意外と大真面目なトリック
このシリーズはいつも大真面目にふざけたミステリ。添付の《横からみた図》とか本当に笑っちゃうんだけど、意外と伏線も丁寧に貼られてて、トリックも納得できるから、いつの間にか大真面目に読んでる自分がいる。
ナップ、久しぶりでびっくりしたー。
ナップが出てくるのは、
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』の中の
〈第3章眠れる森の秘密たち〉
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ネタバレ【収録作品】シラミネ/夢応のリギョ/ブッポーソウ/アオズキン/蛇性のイン/キッカの契り/ヒンプク論/キビツの釜/アサヂが宿
古典「雨月物語」を、近未来の怪談として書き換えた物語。
「シラミネ」 原典は「白峰」。化粧品メーカーの跡継ぎ問題。
「夢応のリギョ」 原典は「夢応の鯉魚」。遠隔手術システムの執刀医と患者の不思議な邂逅。
「ブッポーソウ」 原典は「仏法僧」。深夜のコインランドリーに現れる不思議な少女とその従者たち。女性Vtuber2人の友情と嫉妬、別れを描く。
「アオズキン」 原典は「青頭巾」。着用するだけで涼しくなる装置が「アオズキン」。その開発者の失踪事件。
「蛇性のイン」 原典は「蛇性の婬」。廃屋を潰れたラブホテル(inn)に置き換え、執念深い蛇に魅入られる怖さを描く。
「キッカの契り」 原典は「菊花の契り」バーチャル空間の友情。オンライン空間「Kikka」の中で出会ったアカナと共に、ゲームの世界大会を目指す祐介だが、アカナの死を知る。
「ヒンプク論」 原典は「貧福論」無人タクシーにお金の精が現れる。
「キビツの釜」 原典は「吉備津の釜」。鳴釜神事を、音を発する電気釜に変更。見合いの席で、正太郎は曰く付きの古めかしい炊飯器を見せられる。
「アサヂが宿」 原典は「浅茅が宿」。沖ノ鳥島に単身赴任中の妻と彼女を待つ夫の物語。
因果応報ともいうべき結末は納得。
「キッカの契り」はきれいに現代に置き換えられているが、切ない。 -
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ホラーゲームを実況中の短編アンソロジー。
今は、ゲーム実況などを経験している人は多いのかもしれない。
だがゲームも好きではなく、ましてや実況などとてもじゃないが見ることもましてや参加するなど無理なわけで…
だがホラーだと、どういう感じなんだろうかと読んでみたが、ゲームというのが頭にあるからだろうか、怖さを感じることがなく、どちらかと言うと不気味さの方が強かった。
見るのをやめれば…ということが可能なので入り込めなかったのかもしれない。
○マーダー・ミステリー・リプレイ(品田遊)
姥蜘蛛に喰われる無限ループ
○CIUDAD(波木銅)
生配信中に消息を絶ったバーチャルYouTuber
○メリイクリスマス、コナミル君(青柳碧人)
不快な言動を繰り返し始めるゲームキャラクター
○#プレイしたら呪われる(秋吉理香子)
プレイするだけで呪われるらしいホラーゲーム
○吉兆ちゃんの言うことは絶対(安壇美緒)
息子が夢中の動画から聴こえる耳障りな実況者の声
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シリーズ1冊目が面白かったので
続けて読んでみました。
今回も全5話、犯人は早めに判明する倒叙形式。
被害者の胃に残っていた済州島のプルコギの謎。
死につながるトラウマのフラッシュバックを
起こさせた蟻密室のトリック。
知恵袋だったアシスタントを殺してしまった
漫画家が、見逃したイタリア旅行設定の穴。
殺害現場からイランの伝統的な織物が
持ち去られなければならなかった理由。
ブラジルのフルーツで撲殺された男の
本当の死因の謎。
漫画家のやつ、なんかドラマ化してもらって
映像で見てみたいような話でおもしろかった!
彼氏の上司の警部が鳩時計抱えているのは
もはやツッコミもスルーなのか?