青柳碧人のレビュー一覧

  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    面白かった!
    浜村渚シリーズでハマり、著者の作品をいくつか読みましたが 幅が広い作家だなあと感じました。
    「乱歩と千畝」はノンフィクションとフィクションが混ざり合い、読みやすい文章と展開。探偵小説や近代の歴史への関心が掻き立てられます。乱歩が戦後少年探偵団シリーズを描いたように、ティーン層にも是非読んでもらい、生き方を考える機会にしてほしい一冊です。

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    2026年03月26日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    傑作!進む道は違うが似ている2人。それぞれの人間性や夢への熱量と苦悩に胸を打たれ、2人の人生の交差が絶妙でワクワクしたり悲しくなったり、最初から最後までぐいぐい惹き込まれながら読みました。
    あと、この時代の著名作家がちらほら出てくるのがたのしい。

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    2026年03月24日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    真面目な歴史小説かなと思いきや、結婚の話をして今日家に来てくれというところまで行ったのにお金がないから結婚式あげられないと直前で気づくような間抜けなストーリー展開もあってかなり読みやすい。最初らへんにあった乱歩と千畝にあった接点の書き方も面白い。何回でも読みたいと思うほど長いけど小気味いい小説でした
    soy

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    2026年03月14日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    この作品に出会えて、本当に幸せだった。
    ここまでリアルな伝記を、痛切に訴えかけてくる人々の熱い思いを…小説で体験できる日が来るなんて思いもしなかった。

    早稲田の蕎麦屋三朝庵で偶然出会った太郎(乱歩本名)と千畝。ふたりは同じ愛知五中の出身から意気投合する。当時太郎は職を転々として、千畝は金銭面が貧しく留学ができずお互い苦しんでいた。しかし食事を終え外に出ると太郎の顔に『官費留学生候補ヲ求ム』の公告が飛んでくる。そこから千畝の外交官としての道が開けたのだった…
    その出会いからふたりは親交をしていき、乱歩は執筆で紆余曲折あったが小説という道で、千畝は外交という道で生き続けた。途中戦争がふたりの分か

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    2026年03月09日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    みなさまにおすすめしたい一冊
    歴史を知らない人も読めば江戸川乱歩と杉原千畝に興味が湧くと思います。
    人生は色々なつながりと出逢いによって生まれることを体感でき、
    大正から昭和の激動を行きた人のストーリー
    面白い要素もありながら歴史や生き様を楽しく学べます。
    平和の尊さも感じることのできる一冊になっています

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    2026年02月28日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    2人の運命的な出会いと各々の苦難の道。この前読んだ「カフェーの帰り道」の時代とのリンクも相まり想像が膨らみました。事実を織り交ぜた物語や豪華な著名人らとの交わり、伏線回収まで楽しめる奥深い歴史エンタメ。おもしろかった!あぁカツ丼食べたいっ。

    〈心に残った言葉〉
    "私たちはともに、信じた道を行き、迷いながら心の底から楽しみ、知り合う人に大いに恵まれ、それがゆえ時に自身の力のなさに嫌気がさす"

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    2026年02月25日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    西洋童話をベースとした連作短編の形で一貫して赤ずきんが解決していくが、各話の解決は論理展開にキレが感じられて良かった。連作短編としての最終的な終わり方もとても好み。童話の振り返りもできる良いシリーズです。

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    2026年02月24日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    涙あり笑いありで最初から最後まで飽きずにぐいぐい引っ張っていってくれるお話。最高のエンタメ小説でした。直木賞候補の中で1番興味惹かれたので手に取ったけど、読んでよかった〜

    岡本太郎の親父出てきたところ、あまりにもびっくりおもろかった。というか、諸々どこまで史実通りなの…?出てくる著名人は知ってたり知らなかったり色々だったけど、特に探偵小説界隈の知識あればより楽しい感じだったね。これやから歴史(改変)小説はやめられねえ!
    中盤の怒涛の有名人登場ラッシュ、興奮しまくってた。夢野久作も絡んできた!おもろ!みたいな。あとはじめましての史実ネタ(だよね多分?)「萩原朔太郎とゲイバー」。いやなにごと?深

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    2026年02月19日
  • むかしむかしあるところに、死体がありました。

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    昔話をベースにミステリ要素を取り込んでいてどの話も完成度が高くてかなり面白かった。つるの倒叙がえしが好みだったが、やっぱり絶海の鬼ヶ島が昔話版そして誰もいなくなったで超面白かった。

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    2026年02月18日
  • 浜村渚の計算ノート

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    数学が絡んだミステリ。
    歴史とか民俗学に絡んだミステリはあっても数学に絡めるのは珍しい。
    数学学者がテロ行為の首謀者になり、地図の四色問題やゼロの概念、フィボナッチ数列に関係した事件が起こる。ゼロの話は非常に面白く、知識として勉強になった。

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    2026年02月18日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ああ…良いわ、良い話だわ…。
    もう直木賞、これで良かったわ。
    これで良かったじゃない。ブレイクショットも捨て難いけどこれで良かったやん…解せん!!

    とは言えこれは私の意見。大分贔屓目が入っています。
    何故ならば、私は杉原千畝さんを大尊敬しているのだ!!
    まさか杉原さんが主人公の小説に出会えるとは!それだけで青柳さんに土下座したい。しかも江戸川乱歩との夢のコラボ。
    面白くないわけがない、と思っていたらやっぱり面白かった。

    江戸川乱歩はもう今更説明も要らないので、杉原千畝さんについて少し。(知ってるわい!な方は読み飛ばして下さいね。←既に少しにするつもりが無い)

    父親の希望で医大を受験するも

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    2026年02月18日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    同じ高校と大学を卒業している江戸川乱歩と杉原千畝を主人公にした近代史小説。
    史実上2人の接点はなさそうなので、IF小説ではあるが、まるで実際にあったかのようなリアリティがあって、非常に面白かった。

    史実に沿った出来事、千畝のユダヤ人亡命にビザを発給し続けたことや、乱歩のミステリー傾倒や創作、評論活動など、を巧みに盛り込み、その合間に架空のはずの2人の友情譚を挟んでいく、その整合性がミステリーでトリックを構築していく巧みさにも似ている。

    と言っても核心は謎解きやSFのような異世界譚ではなく、二人の友情を中心とした、温かな人間ドラマ。
    2人の奥さん、乱歩の妻隆子も、千畝の妻、クラウディアも幸子

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    2026年02月17日
  • むかしむかしあるところに、死体がありました。

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    ネタバレ

    再読。有名な日本昔話の登場人物たちが殺人事件に巻き込まれていく様が愉快で面白い。この人が殺されるのか!と導入からもう興味ひかれる。誰が犯人なのか予想してもそれを上回る展開が待ち受けているから毎回驚かされる。
    好みは「つるの倒叙返し」。再度断片的に読み返すことで結末が明らかになる仕組み。
    1回目読んだあとと2回目読み返したあとで、異なった物語が成立しているのが鳥肌もの。
    ただ動物が残虐な目にあう場面がいくつかあってそこはしんどかった。

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    2026年02月13日
  • 赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

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    ミステリーとしても童話としても面白かった。

    ミステリー部分にも納得感があり、童話としても人間の汚さがうまく描かれていて素晴らしかった。
    個人的に、第三幕の後味が悪くてしんどくなってしまったけど。それでも読んでよかった。

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    2026年02月09日
  • 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

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    誰もが知ってる童話をベースに進んでいく。短編ではあるが主人公は通して赤ずきん。それぞれ短い中にミステリーのいろんな要素が入りつつ、また童話ベースなのにしっかりとした事件が起こることに引き込まれました。

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    2026年02月08日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    巨匠・江戸川乱歩と、ユダヤ人を救った外交官・杉原千畝。まだ何者でもなかったふたりは希望と不安を抱え、浅草の猥雑な路地を歩き語り合い…。斬新な発想で描く波瀾万丈の物語。

    最初のページから穴八幡、三朝庵…懐かしい地(店)名が登場する。愛知五中から早大という同じコースを辿った6歳違いの2人の波乱に富んだ人生を時代背景とともに描く壮大なフィクション。同時代の横溝正史や古関裕而、松本清張らも登場し賑やかな展開で飽きさせない。2025年上期の直木賞は受賞ならなかったけど、「直木賞のすべて」で知った選考委員たちの選評は興味深く、三浦しをんと角田光代は「2人が本当に親交あったのかと信じてしまった」と。ちなみ

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    2026年02月05日
  • ナゾトキ・ジパング SAKURA

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    日本文化×ミステリー。

    日本大好きなLA出身の留学生が探偵役という設定や、コミカルな雰囲気の装丁、それに青柳碧人って、赤ずきんとか昔ばなしシリーズとか書いてる人だし、キャラクターで攻める、コメディ調のライトミステリーなのかな…

    …とか思っていたが、読み始めたら全然違った!
    日本文化を題材にした短編集で、割としっかりした(?)殺人事件が起きたり、随所に散りばめられた伏線がキレイに収斂されていったり、紛れもない本格ミステリーだった。
    青柳先生、ごめんなさい。。

    登場人物も皆それぞれ魅力があるし、ライトな感じのやり取りも楽しめる。
    大学生たちの青春を感じるところもあり、全てがバランスよく調和さ

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    2026年02月05日
  • むかしむかしあるところに、死体がありました。

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    グリム童話を元にしたお話は割と見かけるけど、日本昔話が元のお話は新鮮で面白かった。
    絶海の鬼ヶ島・視点が変わればどちらが鬼か分からない…

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    2026年01月31日
  • 赤ずきん、イソップ童話で死体と出会う。

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    赤ずきん、相変わらず大活躍。

    赤ずきんシリーズを読むたびに、
    早くお家に戻って欲しいと思いつつ、この冒険が面白すぎてまだ旅をし続けて欲しいとも思う矛盾と戦い続けている…。
    できればまだまだ続編が出て欲しい。

    考えつかないことばかりが起こって
    赤ずきんの推理力に驚かされるばかり。

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    2026年01月27日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    どうして江戸川乱歩と杉原千畝?と不思議に思ったら、2人は同じ高校・大学の先輩後輩という共通点があるらしい。実際に交流があったかは謎だけど、そこから物語を構築する発想が面白い。さらに乱歩と千畝以外にも、横溝正史、山田風太郎、松本清張、美空ひばりなど、同時代を生きた人物たちが躍動する《if》が詰まった夢のある作品だった。的に興味があった江戸川乱歩と横溝正史の関係も掘り下げていたのも良かったな。

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    2026年01月22日