ドミニク・チェンのレビュー一覧

  • ウェルビーイングの設計論 - 人がよりよく生きるための情報技術

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    デジタルテクノロジーは私たちの生活に深く浸透している。人と人をつなぎ、知識を拡張し、より便利に、賢く生きることを可能にしてきた。では、テクノロジーは人々を幸せにしているだろうか?この問いに技術者として答えるには、そもそも幸せとは何か?幸せかどうかをどうやって評価するか?が分からないと難しいだろう。

    著者は、心理学、神経科学の研究を根拠として、人の幸せにテクノロジーが貢献するための設計理論の構築に挑戦している。具体的には、ウェルビーイングの因子として、ポジティブ感情、没頭、自己への気づき、レジリエンス、マインドフルネス、感謝、共感、思いやり、利他行動を挙げ、それぞれの理論、文献、方法と尺度に整理することで、技術者が実践するための枠組みとすることを目指す。本書ではその中のいくつかの因子について、理論を簡単に説明するとともに、テクノロジーに実装する事例を紹介し、技術者が設計にウェルビーイングを取り入れる際のヒントになる。

    テクノロジーを扱う技術者が、こうした研究を参考に、実利だけでなく心理的ウェルビーイングにも配慮することで、世の中は良くなるかもしれない。しかし、心の問題は奥が深く、簡単には答えは出ない。人によって、文化によっても異なりうる。一つの文献だけに依拠せず、実践と検証を謙虚に繰り返すことが重要である。

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    2020年02月02日
  • 人工知能革命の真実 シンギュラリティの世界

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    対談のおもしろさは、本音が 漏れてくることである。
    人工知能について、あれこれ言われているが、
    結局 人工知能とはなにか?が 人によって
    まったく認識が違い、その認識が違うままに 論議されて
    混乱していると言うのが 現状なのである。

    シンギラリティとは、技術的特異点ということであり
    人間の知能、知性を 人工知能が超えることになる。
    計算機などは 人間を超えた計算ができ
    チェス、将棋、囲碁は 人工知能が 勝っている。
    ある意味では シンギラリティが いくつかの分野で
    超え始めているが、本当に 人間の知能や知性を超えられるのか?

    人工知能と言っているのであって、人工知性と言っていないことが
    重要なのではないかと思う。
    結局は 生命をもつものの 判断力としたいことをするということと、
    身体性がないことで、結局は 人間を超えることはできない
    と言うことなので、シンギラリティは 部分的にしかできない。

    Vertial の日本語訳が 仮想ではなく、本質、事実である
    という指摘が おもしろかった。訳の仕方で、ずいぶん違ってくる。
    ハピネスから ウェルビーン というのもいいね。

    時間軸の混乱によって、過去、現在、未来が入り交じる。
    VRの発達によって、ポルノが変わる。
    中味ではなく、外見によって 新しい世界をつくる。
    「考える」という行為を どう考えるかで、
    人工知能の役割が変わってくる。
    実におもしろい 対談だった。

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    2018年03月18日
  • 謎床

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    ドミニクさんに話を聞いてから、発売を心待ちにしていた一冊を読んだ。情報の書が世に溢れるなか、思考の書は貴重。発酵と腐敗の"あわい"で、学際的に知を有機化すること。最適化ではなく、思考そのものを目的にする思考をもっとしていかなくては。

    フラジリティ、発酵と腐敗のあわい。
    オントロジック・サイエンス。
    学際性、有機化、
    情報ではなく、思考の書。

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    2017年08月08日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    タイトルが、内容に比べて抽象度が高くなり過ぎてるというのが感想ですが、内容はとても面白かったです。
    複数の人種をルーツに持ち、それ故に複数の言語を操り、複数の国の教育を受けてきた作者だからこその視点でコミュニケーションについて語られる言葉には説得力がありました。
    話すことでは相手に伝わらないし、相手をすべて理解することもできない、という結論ではありますが、それ故に、このことを認識した上で相手に対峙し、理解しようと努めることが大事だという、もう1つの結論がとても大事になります。

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    2025年11月15日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    おもろい。ドゥルーズの「脱・領土化」(書くことは既知と無知を橋渡しすること)や「環世界」(生物はそれぞれの感覚に基づいて世界を構築している)、ラカンの無意識と言葉等々、私の好きそうな概念がたくさん出てくる。
    人間の表現、芸術表現だけでなく全ての出力は、その人が世界とどのように接合しているか、どうつながろうとしているか(野合という言い方は言い過ぎか)に触れることで、人間としてだけでなく、一人ひとりに環世界があるというのは、とても楽しい。
    時にそれが軋轢になったりすることあるやろうけど、眩し過ぎたり色彩が爆破するよう感じでもある。
    ある表現が互いに影響を与え合い、おわりがはじまりとなる。
    言葉と言葉だけではない表現。
    コミュニケーションとコミュニティ。
    自分はあまりに言葉偏重だとも思うけど、だからこそ切り取られるものがあることを考える。
    わかりあえなさと共に過ごす時間を大切に。
    「不可能への接近」。
    接触することは永遠にない中での志向。溶け合う言葉。共に紡ぐ言葉と時間と空間。常に開かれ円環する意識と混濁。
    また一歩、あてのない旅路へ。

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    2025年06月14日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    ドミニクさんの「環世界」のカバー範囲が広くそして明確で、よくこんな些細な感情の揺らぎを言語化できるなあ、と感動する。頭がいいなあと少し遠く感じることと、その感覚わかるなあ…と心がジーンとなる箇所もある。まさに「分かり合えなさをつなぐ感覚」を読みながら覚えることができる。感覚的な内容なので少し難しくはあるのだが、自分の世界も広がったような気になる素晴らしい一冊だった。

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    2025年02月23日
  • ウェルビーイングのつくりかた 「わたし」と「わたしたち」をつなぐデザインガイド

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    ネタバレ

    とてもおもしろい一冊

    メモ
    ・人間の歴史は制御の歴史。私のウェルビーイングのためにあなたのウェルビーイングみたいな考え方
    ・わたしのウェルビーイングの対象領域を他者や社会、自然まで含むわたしたちに広げること
     関係者として他者や社会、自然まで含め、わたちしたちとしてのウェルビーイングを実現することが重要
    ・ウェルビーイングとはよく生きるということ
    ・環境要因と心理特性があり方に働き、体験につながる
    ⭐︎自己決定理論では、自律性、有能感、他者との関係性の3つが重要
    ⭐︎ギャロップ社、仕事と日常のバランス、友人家族の存在、経済状況、身体の健康、地域とのつながりがウェルビーイングの環境要因
    ・わたしではなく、私たちという視点からみること
    ・私たちを支える三つのデザイン要素 ゆらぎ、ゆだね、ゆとり
     すなわち、適時固有性、自律性、内在性

    ・予測できない世界がやってくるなか、現在を犠牲にせず、過程自体に価値を見出し、未来の目標を柔軟に設定できるためのゆとりを生み出す設計が大切

    ・アジャイルに巻き込む
    ・食べると生きるをつなげる
    ・遊びがつくる自律性と逸脱
    ・移動が拡張する自己
    ・触覚でつながる
    ・共感でつながる
    ・スポーツでつながる
    ・学びでつながる
    ・コミュニケーションを科学する

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    2025年01月13日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    ドミニク・チェン氏の自伝的エッセイ。トランスレーションズ展のディレクターとして知っていたが詳しくは本書で初めて知りました。トリリンガルとして育った氏の言葉と世界の認識の仕方がどう培われてきたか、まったくのモノリンガルである自分とは異なる感覚や認識なんだろうなと思いながら読み進めたが、後半の人類学や文化、コミュニケーションについての思索と表現の話はなかなか興味深かった。ベイトソンのプロクロニズムというのも知らなかったのでもう少し深堀って学んでみたい。

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    2024年11月30日
  • 謎床

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    謎床という言葉に惹かれて買った。
    知の折り重なったところには、何かしらの菌が作用して、発酵が生まれるよな。それが腐るの方向ではなくて、醸す方向に進んだときに、面白いことが生まれるよな。と感じた。
    ここに書いたのは書籍の内容はあまり関係なく、斜め読みをして感じたこと。
    この本はかなり複合的な知識の上に成り立っていて、お二人の対談形式で進んでいます。プロットはあるだろうけど、知が知を生んで、また別の知に移り変わっていきます。なので読みやすさはありますが、読者の知も要求されます。そういう意味でとても興味深く引き込まれました。
    とにかく糠床を作ろうと思います。

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    2024年11月02日
  • 謎床

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    (2017/8/23)
    凄く興味深いテーマだと思うのだが、
    残念ながら私には消化できなかった。
    レベルが高かった。
    次元が違った。


    第1章 僕たちは「胡蝶の夢」を見られるか?
    (インターネットの話をする前に、ネットワークについて
    編集少年の昆虫採集×ファミコン少年のドラクエ
    タイプライターはこれでよいのか問題 ほか)

    第2章 シンギュラリティを迎える前にやっておくべき、いくつかのこと
    (人工知能の現在
    デザイン・フィクション
    かつて世界はどのように解釈されていたか ほか)

    第3章 発酵と腐敗のあいだで―フラジャイルな創造はどのように生まれるのか
    (アメリカ大統領選は崩壊への第一歩なのか
    乳酸菌は、進化の中で「編集」を行った
    感染はお裾分けされた糠床から ほか)

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    2024年08月21日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「未知の領域へ向けて足を踏み出す動き以外に、新しい知識は獲得できないし、自らの立つ領土の輪郭を認識することもできない、ということだ。」という文章が強く心に残った。

    SNSをしていると自分の好きなものに関しての意見がたくさん流れてくる。好きで大事なものだからこそか、自分とは反する意見に一次感情としてもの凄い不快感を覚えることが多くあった。しかしその意見を見たことで自分の中で相手の認識と自分の認識を整理し、最終的に同じ考えにならなくとも自分の考えを深めて確立できたことも多かった。
    自分と違う考え・違う感覚を咀嚼するのは大事なものほど今の私には気力が要るが、そこに触れることで生まれる広がりもあるよなあ、と自分を重ねながらこの本を読み終えた。面白かった。

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    2024年08月17日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    薄い本でとても興味深いのだが、サクサクとは読み進められなかった。哲学、言語学、文化人類学などといった分野や、それらを超えた広がりがある。
    日本語の共話という会話様式が特徴的とあったところが印象的だった。

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    2024年04月25日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    「おわり」が別の「はじまり」。
    この感想もまた、読み「おわり」、感想という創作の「はじまり」になるのだろう。不思議な感覚だ。

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    2024年04月24日
  • 謎床

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    本屋でセイゴオさんの本を見かけ購入。浅学でドミニク・チェンさんのことは存じ上げなかった。
    チェンさんがセイゴオさんの「空海の夢」に没入したとあり、ドキリとする。前に読んだが、歯の立たなかった本。

    二人の対談は最初ITコミュニケーションの進化についてなのだが、ヘルメティックとかアフォーダンスとか、知らない言葉が出てきて、PCで検索すること数度。現代の知性に触れるには勉強不足だと自覚した。
    (引用)
    松岡:自分の認知と対象とのあいだに場所を空けておくということかな。それこそエピジェネティックな風景の中に置いておくという感じですね。ただし、いつでもそこに向かえるようにしておくわけです。そうした仕掛けによって、若干面倒くさいんですが、便利技術や便利思想をジャンクフード化しない状態で維持できているという感じなんです。

    お二人とも知性を身体化していると感じる。自分はお勉強として頭に詰め込もうとしてるんだな。

    後半は、例えばトランプ大統領の出現は、ITが自分が見たいものにしか誘導している結果という指摘。現在のITに欠けている部分を補正しようとするチェンさんの試みから、糠床の発酵のコンテキストへと話は発展していく。

    刺激的な本だった。もう少し関連図書を探そうかな。

    僕自身は森博嗣さんのWシリーズ、WWシリーズのようにAIやトランスフォーマーと会話が出来たらいいなあと夢想するけれど、道は遥か彼方かな。

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    2023年11月04日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    人間関係で悩んでいる方、コミュニケーションが苦手な方、新しい考え方が見つかるかもしれません。
    人は一人ひとり違うのは尊くて。でも違いが争いのもとにもなる悲しい現実。
    一読すると、苦手な私でもコミュニケーションって素敵だなと思いました。
    コミュニケーションに新たな意味や価値を見出せます。また一つ学びました。

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    2023年07月14日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    大切に読み進めて、読み終わった後にすぐに再読しようと思った。読むタイミングが重要な本というのは各個人にあると思うけど、本書は自分にとってまさにそれであった。そしてそんな本は特別なものになりうる。これは今年ベスト本になっちゃうかもしれない。
    哲学に(改めて)興味を持ってみたり、ユクスキュルを読んだり、(ゆる言語学ラジオの影響で)言語学に興味を持ってみたりtakramcastを聴いてたりとか。娘がいたりもするというタイミングが良かった。
    対話と共話については、特に今考えていることに当てはめることができると思った。

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    2023年04月23日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    子どもが生まれて自分の死が予祝された、という表現でようやく四半世紀前の自分の気持ちが言葉で表現された気がする。こういう話をうまく扱えるのは文の構造も語彙も違う言葉を両方丁寧に使える人ならでは。

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    2023年02月16日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    またしても超相対性理論を聴いてたら、
    なんだか妙に気になってしまったのでポチった本。

    娘の出産に立ち会った際の鮮明な感情をきっかけとして、言葉や表現について、言語やコミュニケーションの歴史や変遷を織り込みながら、自身の半生を振り返りつつまた自身の未来を繋いでいくことに対する想いについて語る、という内容…かな。
    まとめるのめちゃくちゃ難しい。
    とにかく誰かに自分の中にあるナニカを表現するのは難しいね。
    それが読んだ本の、単なる内容であっても!

    さて、さらに難易度が上がってしまう
    この本を読んだ感想なんだけど、

    日本国籍の母親と、台湾出身でベトナムとのハーフで日本に留学しフランス国籍をもつ父親との間に東京で生まれた著者(うまく纏められなかったのでwikiを引っ張ってきた)の半自伝的に語られるエピソードがとても興味深かった。
    生まれも経歴も装備が凄すぎる、さまざまな言語を操ることができる著者をただただ羨ましく感じると同時に、吃音からくるままならなさを乗りこえるその努力、表現することに対する好奇心や向上心に尊敬の念を抱く。
    良いなーと思ったのは8章9章。
    実はそこに行き着くまでに出てくるたくさんの哲学者や研究者の名前、現象や専門分野で使われる単語の横文字名称なんかを覚えるのが大変で、途中は、
    …なんか難しい…わからない…難しい…
    とか思いながら読んでたんだけど、
    とにかく8、9章が最高に良かった。
    もっと理解できてたらもっと感じ取れるものも多かったかもしれないけど、初読である今のところでも充分に満喫できたように思う。
    何より間の章でよくわかんないなーと思いながら遠くに行ってしまってた感じが、8章9章でくるりと戻ってきて、
    それこそ大きな環を描かれたように自分の中で腑に落ちたのが幸せな体験だった。

    具体的な感想はめちゃくちゃ長くなるので(いや、ますます長くなるので)やめとくけど、コレは読んだ人と感想を語り合いたくなりますね。
    もう一回超相対性理論聴こうかな笑
    面白かったです。




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    2023年01月19日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    差異が明確になっていく「対話」と、主体がコミュニケーションの場に融け込んでいく「共話」についてのお話が印象に残りました。

    難しく感じる話題も多かったので、また時を置いて、読み返していこうと思います。

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    2022年12月13日
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)

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    美術作品のようなとても美しい本。

    コミュニケーションはわかりあえなさを互いに受け止め、なお共に在ることを受け入れる技法。

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    2022年10月16日