ドミニク・チェンのレビュー一覧

  • わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術
    社会的動物らしくしようよってことかな
    徒党を組んでも幸せになれないじゃないか!なら私個人が!ってなってしまう原因(資本主義システムと経済停滞、ICTの盲目的利用など)にもメスを入れる必要がある気がする。「わたしたち」でいたとして、それでも旨みが回ってこない層へのケアをもう少し考えてみたいと思った。
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  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)
    言葉が難解過ぎたが、それでも不思議と読み進んだ。しかも、久しぶりの高熱で寝込んでいるときに。ゆっくり噛み締めながら読むのが良いかと。

    私は主題は「言葉」よりコミュニケーションと理解した。
    「そもそも、コミュニケーションとは、わかりあうためのものではなく、わかりあえなさを互いに受け止め、それでもなお...続きを読む
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)
    うーん、私にはかなり難しくて、
    「何がわからないのかわからない状態」で読み進めた本となりました。

    ただ、内容をしっかり理解して自分に落とし込めるというより、感覚的に理解をして自分の中にじんわりと温かさが拡散していくような印象を受けました。

    筆者がこの本を執筆するにあたっての
    人生をまとめることな...続きを読む
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)
    会話に関する哲学の本を読んでいるので、いま自分の意見を述べるのは控えたい。いろんな本を読んで、書いてあることの共通項を見つけ出したいので。

    ひとつ言えるのは、著者がトリリンガルで、そこから得た自分の経験を元に述べている。その為、エッセイっぽい感じだった。
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)


    コミュニケーションにおける、わかりあえなさ。

    他者との共存。共話。

    ぬか床の話がなんだか沁みた。あと娘にフランス語を習得させる話と、モンゴルの新婚旅行の話はなるほど、という感じ。

    自伝的な文書なのでテーマがわりとあっちこっちするけれど、色々考えながら読める。
  • 未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―(新潮文庫)
    自己と他者の関係、生命とは、生命の意志とは、その継承とは・・・などをテーマに、この世界に存在する多様な様式、文化、芸術、テクノロジーなどのイメージを触媒に発火した著者の思念のゆらぎを、あえて整理するでもなく、流動するままに提示しているように見える。捉え方によっては、カオスであることそれ自体を思想の形...続きを読む
  • RE-END 死から問うテクノロジーと社会
    死生観は時代と共に変わるものなので、今生きている人たちが死後CGで作られて何かに使われることに対して、良い気がしないというのであればそれがやっていいところとそうでないところのラインなのだと思います。
    テクノロジーの進化の前に、死が身近でなくなっているから、CG作ったりマインドアップロードとかそういう...続きを読む
  • わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術
    近年、社会的な注目を集めつつある”ウェルビーイング”。この概念の発祥地である西欧の個人偏重型とも異なり、個人間の関係性を重視するような日本特有の”ウェルビーイング”について考察しつつ、その実践をさまざまな観点からの考察をもとにまとめた多面的な論考集が本書である。

    実践のためのアプローチは、IT・情...続きを読む
  • 謎床
    新しいアイデアを探している人には、
    インスピレーションを与えてくれるかもしれません。

    「見立て」や「Qを出すコンピューター」など
    ヒントとなる内容が随所にあります
  • わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術
    自分がウェルビーイング(幸福感)を感じる瞬間を3つあげよ!
    と冒頭にあって、私は、
    ①風呂上がりに、アイスを食べながら扇風機にあたっているとき
    ②ゴルフでナイスショットがでたとき
    ③読書について仲間と見解を深めているとき
    とあげました。

    仕事がでてこない・・・。仕事は自分的には超やりがいのある、最...続きを読む
  • 謎床
    ITの集団的無意識を抜け出すためのヒント。コンピューターにない間主観性、忘却性、非対称性を常に忘れないこと。他者の欠落を感知すること。