ドミニク・チェンのレビュー一覧
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言葉が難解過ぎたが、それでも不思議と読み進んだ。しかも、久しぶりの高熱で寝込んでいるときに。ゆっくり噛み締めながら読むのが良いかと。
私は主題は「言葉」よりコミュニケーションと理解した。
「そもそも、コミュニケーションとは、わかりあうためのものではなく、わかりあえなさを互いに受け止め、それでもなお...続きを読むPosted by ブクログ -
うーん、私にはかなり難しくて、
「何がわからないのかわからない状態」で読み進めた本となりました。
ただ、内容をしっかり理解して自分に落とし込めるというより、感覚的に理解をして自分の中にじんわりと温かさが拡散していくような印象を受けました。
筆者がこの本を執筆するにあたっての
人生をまとめることな...続きを読むPosted by ブクログ -
会話に関する哲学の本を読んでいるので、いま自分の意見を述べるのは控えたい。いろんな本を読んで、書いてあることの共通項を見つけ出したいので。
ひとつ言えるのは、著者がトリリンガルで、そこから得た自分の経験を元に述べている。その為、エッセイっぽい感じだった。Posted by ブクログ -
コミュニケーションにおける、わかりあえなさ。
他者との共存。共話。
ぬか床の話がなんだか沁みた。あと娘にフランス語を習得させる話と、モンゴルの新婚旅行の話はなるほど、という感じ。
自伝的な文書なのでテーマがわりとあっちこっちするけれど、色々考えながら読める。
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自己と他者の関係、生命とは、生命の意志とは、その継承とは・・・などをテーマに、この世界に存在する多様な様式、文化、芸術、テクノロジーなどのイメージを触媒に発火した著者の思念のゆらぎを、あえて整理するでもなく、流動するままに提示しているように見える。捉え方によっては、カオスであることそれ自体を思想の形...続きを読むPosted by ブクログ
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死生観は時代と共に変わるものなので、今生きている人たちが死後CGで作られて何かに使われることに対して、良い気がしないというのであればそれがやっていいところとそうでないところのラインなのだと思います。
テクノロジーの進化の前に、死が身近でなくなっているから、CG作ったりマインドアップロードとかそういう...続きを読むPosted by ブクログ