久賀理世のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最終巻だが書きたいこと詰め込みすぎでいまひとつな出来ばえ
ここまで引っ張っただけの2人の関係を
お互い咀嚼するには相当分量必要はもちろんだけれど
それでも会話で饒舌に説明しすぎではなかろうか
2人のキャタクタでもないと思うし
だらだら引き延ばさなかったのは良いけれど
もっと家族や友人の介在あって良いと思う
加えて事件の幕引きをつける部分が
その2人の関係とは分離してしまってちぐはぐな印象
今巻だけなら残念な出来と思うが
シリーズ全体を通しては
いかにも少女小説らしい恋と謎と冒険と時代の雰囲気とが
端整丁寧かつ現在的にまとまった良い作品だった -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ1巻目。
英国・マザーグース・ライトミステリとか好きな人にオススメ。
短編形式で進んでいくので読みやすいし、けれどその中にも伏線が張ってあって、シリーズ通して少しずつ謎が明かされていくので続きも気になる。
主人公は偉大な冒険家である父を持つ子爵令嬢・セシル。けれどその父が探検中に異国で熱病にかかり、突然亡くなってしまう。親を亡くしたセシルは長兄に結婚を勧められるが、結婚するまでの間、夢だった新聞記者として働かせてほしいと頼みこみ、男の子に変装して働き始める。けれど、セシルが新聞記者として働き始めたのにはもう1つ理由があった。
マザーグースと関連させた事件や謎をセシルとその相棒・ジュ -
Posted by ブクログ
U-NEXTさん、【100min.NOVELLA】の次は【千夜文庫】レーベル創刊? 「千の夜を物語とともに」をキャッチコピーに、大人を寝不足にさせるエンタメ小説なんだそう…。
集英社コバルト文庫・オレンジ文庫で知られる久賀理世さん、初読でした。ティーンズ恋愛や少女向け?とも思いましたが、上記コンセプトや阿部暁子さんの例もあり、手にしました。
緘黙症に陥った高1の瑛麻が、1階が「書林コマドリ」という新刊書店、2階が寄宿舎という洋館で、療養を兼ねた生活を始め、仲間、不思議な猫、本たちと出会い成長していく内容です。
下宿人には元料理人とかバリスタとかもいるし、詮索されることも疎外感も感