久賀理世のレビュー一覧

  • 英国マザーグース物語2 新聞広告には罠がある!?

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    マザーグースがらみでなければならないミステリは
    ヴィクリアン舞台の少女向けライトノベルにとって
    どの程度まで主張を許されるかの塩梅が
    なかなか良い配分の作品
    ミステリであることでの
    主人公を照らす登場人物模様のまにあわせが
    上手く重なっているが
    物足りなくもある
    内容には関係ないが
    「首筋に手刀で気絶」伝説の始まりはどこで
    なぜ多くのひとが疑問もつことできないか興味深い

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    2018年11月13日
  • 英国マザーグース物語3 哀しみのロイヤル・ウエディング

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    ミステリとしての道具立てを
    少女向けの部分と時代背景の描写で
    うまく調立しているのが読み味
    お互いをひきたてあうつくりに感心

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    2018年11月13日
  • 英国マザーグース物語4 裏切りの貴公子

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    雛鳥のように口をあけ幸せが運ばれくるを待つのでなく
    自ら獲得してこそ物語の主人公
    それはともかく「結婚詐欺師」はよい言葉

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    2018年11月13日
  • 英国マザーグース物語6 花咲けるきみと永久(とこしえ)の歌【電子特別版】

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    最終巻だが書きたいこと詰め込みすぎでいまひとつな出来ばえ
    ここまで引っ張っただけの2人の関係を
    お互い咀嚼するには相当分量必要はもちろんだけれど
    それでも会話で饒舌に説明しすぎではなかろうか
    2人のキャタクタでもないと思うし
    だらだら引き延ばさなかったのは良いけれど
    もっと家族や友人の介在あって良いと思う
    加えて事件の幕引きをつける部分が
    その2人の関係とは分離してしまってちぐはぐな印象
    今巻だけなら残念な出来と思うが
    シリーズ全体を通しては
    いかにも少女小説らしい恋と謎と冒険と時代の雰囲気とが
    端整丁寧かつ現在的にまとまった良い作品だった

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    2018年11月12日
  • 倫敦千夜一夜物語 あなたの一冊、お貸しします。

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    『英国マザーグース物語』と同じ時代舞台で同じようなミステリ配分
    ホームズとワトソンが入れ替わっているのは少女小説としてどうかなと思わないでもないが
    あんまり同じ過ぎてもこまるし
    そもそも少女小説ではないものがコバルト文庫でない意義なのかもしれない
    この作品はまったく変わっていないけれども
    敢えて新レーベルで出すならもっと雰囲気変えるべきだったのでは
    『贅沢な身の上』とかを見るとそのままではコバルトでも困るのかもしれないが
    いかんせん引きが良いが少なく登場人物が揃ってこないと訴求が弱いかも

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    2018年10月25日
  • 倫敦千夜一夜物語 あなたの一冊、お貸しします。

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    倫敦で貸本屋を営む兄妹。本を手掛かりに謎を解いていくライトミステリ。
    兄妹が抱えている過去の事件も気になります。
    妹のサラも、兄も、少女小説特有のキャラクタの性格のように思えて、そこだけがちょっと残念。
    ビブリア古書堂の事件手帖を好きな方は好きかもしれません。

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    2015年04月24日
  • 英国マザーグース物語1 婚約は事件の幕開け!

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    お転婆お嬢さんの男装事件簿みたいなものかと思ったら、単なるロマンスミステリーだけではない工夫があっておもしろかった。

    父親が冒険家で、旅先で謎の変死を遂げたこととか、随所にマザーグースの唄が効果的に使われていることなどが、うまい具合にスパイスになっている。

    アッシュフォード家をめぐる陰謀もまだ解決したわけではないので、これからの展開が楽しみ。

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    2014年04月04日
  • 英国マザーグース物語6 花咲けるきみと永久(とこしえ)の歌【電子特別版】

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    久しぶりに読んだコバルト作品でしたが、面白くて1巻から最終巻までいっきに読んでしまいました。二人のコンビとしての活躍はもちろん、マザーグースにまつわる数々の事件もよく考えられていてとても楽しめました。お話はこの巻で最後とのことでしたが、欲を言えばセシルとジュリアン、周りの人たちのその後を読んでみたいですね。

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    2013年12月14日
  • 英国マザーグース物語1 婚約は事件の幕開け!

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    ネタバレ

    シリーズ1巻目。
    英国・マザーグース・ライトミステリとか好きな人にオススメ。
    短編形式で進んでいくので読みやすいし、けれどその中にも伏線が張ってあって、シリーズ通して少しずつ謎が明かされていくので続きも気になる。

    主人公は偉大な冒険家である父を持つ子爵令嬢・セシル。けれどその父が探検中に異国で熱病にかかり、突然亡くなってしまう。親を亡くしたセシルは長兄に結婚を勧められるが、結婚するまでの間、夢だった新聞記者として働かせてほしいと頼みこみ、男の子に変装して働き始める。けれど、セシルが新聞記者として働き始めたのにはもう1つ理由があった。

    マザーグースと関連させた事件や謎をセシルとその相棒・ジュ

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    2013年11月22日
  • 英国マザーグース物語1 婚約は事件の幕開け!

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    表紙とあらすじに惹かれて購入。
    ミステリ部分はまあまあだったが、マザーグースと絡めている所は個人的にツボだった。登場人物の魅力もこれから引き出されていく感じ。次巻に期待。

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    2013年08月27日
  • 英国マザーグース物語2 新聞広告には罠がある!?

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    最後は綺麗に纏まってて良かったと思います。ブラックバードの正体も、途中までは本当にエンジン技師の彼だと思ってた。良かったいい人で。
    ブラックバードに対してはあれでいいのかとちょっと思いましたが、まあ記者だし・・・ええんかとはやっぱり思うけど、まあまあ・・・
    そこらへんもやっとしたので☆一個減。

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    2012年07月10日
  • 英国マザーグース物語1 婚約は事件の幕開け!

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    少女向けだし、日常の延長の謎って感じでライトミステリとしては読みやすい
    マザーグースが絡めてあるのが、かつてマザーグースに嵌った人間としては嬉しくもあり

    結末のどんでん返し(でいいのかなアレは…)よりも、主人公の二番目の兄さんが某榎さん属性でびっくりした

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    2012年06月11日
  • 英国マザーグース物語1 婚約は事件の幕開け!

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    『英国』『マザーグース』のキーワードに惹かれて購入。予想以上に面白く、3話目になるとページをめくる手がとまりませんでした。何より読後感がとても良かったです。セシルの父を巡る謎や、セシルとジュリアンの今後が楽しみ。次巻が待ち遠しいです。

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    2012年03月06日
  • 英国マザーグース物語1 婚約は事件の幕開け!

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    面白かった!一年後に結婚が決まっている子爵令嬢が身分を隠して新聞記者としてパートナーの絵師(実は婚約者、ただしセシル自身は知らない)とともに活躍する話。事件の話も去ることながら、セシルを溺愛している兄ダニエルとの絡みが楽しかった。他兄弟達も一筋縄ではいかない雰囲気で、最後のオチからしてこの一族は最強の気がしてきた。これからがとても楽しみ。

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    2012年02月04日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    書林コマドリに迷い込むみたいな感覚があった。ゆっくりな展開でこれから続いていきそう?!エマちゃんのこれからが気になる。

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    2025年12月01日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    マザーグースは読んでいればもっと世界観に入れたなと思うが、小泉八雲は今朝ドラ「ばけばけ」を見てるから親近感湧くのと、猫のムー?は耳をすませばを思わせる。

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    2025年11月30日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    ネタバレ

    登場人物は素敵な人たちばかりだったけど、
    怪談話や戦時中の話は
    あまり興味が持てなくて
    ページが進まなかった...

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    2025年11月24日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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     U-NEXTさん、【100min.NOVELLA】の次は【千夜文庫】レーベル創刊? 「千の夜を物語とともに」をキャッチコピーに、大人を寝不足にさせるエンタメ小説なんだそう…。

     集英社コバルト文庫・オレンジ文庫で知られる久賀理世さん、初読でした。ティーンズ恋愛や少女向け?とも思いましたが、上記コンセプトや阿部暁子さんの例もあり、手にしました。

     緘黙症に陥った高1の瑛麻が、1階が「書林コマドリ」という新刊書店、2階が寄宿舎という洋館で、療養を兼ねた生活を始め、仲間、不思議な猫、本たちと出会い成長していく内容です。

     下宿人には元料理人とかバリスタとかもいるし、詮索されることも疎外感も感

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    2025年11月08日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    楡屋敷の雰囲気は凄く素敵。
    華やかではなく重厚なイメージ。
    反応が良かったらシリーズ化するかなぁという感じもする。 

    小泉八雲の話が少しだけ出てきた。朝ドラの予習とまではいかないけれど、ハーン氏の略歴を知れて良かった。

    色々気になる住人がいるので、屋敷を中心にして主人公を変えた話も読みたい。

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    2025年10月08日
  • 書林コマドリ裏口ヨリ

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    焦らなくてもいい、本を沢山読んで、いろいろな人生に気持ちに寄り添ってからでいい。
    なにかを、なくした人は他の人に優しくできるんだな、と思った。

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    2025年10月02日