【感想・ネタバレ】英国マザーグース物語3 哀しみのロイヤル・ウエディングのレビュー

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Posted by ブクログ 2012年10月16日

第3巻を読破。

今回のサブタイトルは「ロイヤルウエディング」だったので、とうとうセシルの秘密がバレた!? と思ってしまったのは内緒。

あと帯の「皇太子妃からお茶会のお誘いが!?」ってあって、皇太子妃の息子にひとめ惚れされるセシル嬢の姿が浮かんでしまいました(:^-^)

皇太子妃の息子さんには出...続きを読む会ったけれど、杞憂で終わってほっと安心しています。



ああでもちょっと気になるキャラクターが登場しましたね。

なにかしら関わってくるだろうと思っていたら、ラストのダニエル兄様とジュリアンの会話で「!!?」となりました。

なるほど……そうくるか……。

これは続刊がますます楽しみですね。

今回、キーとなるのは「結婚」と「親子」かな?

前回まではセシルのコンプレックスが表に出てきていたけれど、今回では“心の傷”が。

冒険に出ていて家にいなかった父親。

寄宿学校に入っていて家にいなかった二人の兄。

生まれたばかりの弟。

そんな中、セシルは病の床に伏せる母親をずっと看ていたのですね。

セシルが「母様!」って呼びかけるシーンにはうるっとしました(´;ω;`)

父親の喪が明けるまで新聞記者として、男装して働くセシル。

喪が明けたら顔も知らない婚約者と結婚することになっていて。

いや、顔は知ってるんだけどw

とってもよく知っているんだけれども!!

セシルだけそれを知らないので、いろいろ好き勝手やっているジュリアンににやにや。

っていうか、今回はジュリアン、女装版セシルの姿をやっと見れたんですよね。

いつもは少年の恰好のセシルしか見ていませんし。

ベタ褒めするジュリアンと、わかっているんだけれど言えないダニエル兄様にww

やっぱりダニエル兄様はいいなあ。

なごみます。

胃痛持ちだけれど。



セシルとジュリアンの関係も気になりますが、それよりもなによりも。

ジェフリー&サミュエル兄弟は野望を叶えることができるのか!?

ってのがww

あれ? ライト兄弟ってアッシュフォード兄弟だったっけ??

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Posted by ブクログ 2018年11月13日

ミステリとしての道具立てを
少女向けの部分と時代背景の描写で
うまく調立しているのが読み味
お互いをひきたてあうつくりに感心

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Posted by ブクログ 2022年12月26日

歴史小説の上に少女小説のレイヤーが重なるようなバランスが面白いと思う。あやしげなキャラが新たに登場し、不穏な気配が忍び寄ってきている感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月27日

シリーズ3巻目。
都市伝説と皇太子妃とのお茶会とロイヤルウェディングの3つの話が収録されている。
2話目ではこれからの話のキーマンになるであろう新キャラ登場。妖しい魅力満載(笑)セシルにもちょっかい出してきそうな感じ。どうするジュリアンww
哀しみのロイヤルウェディングの話はレディ・ルイーゼの境遇が...続きを読む悲しすぎてコバルトにしては深刻な内容だよねって思う。ルイーゼに自分の母親の姿を重ねていたセシルにとっても辛い事件だった。
重い内容だったからジェフリーとサミーの緩く軽い会話内容に和んだ(笑)

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Posted by ブクログ 2012年12月23日

“そしてこんどは、ダニエルの隣でヴィクトリアン・サンドウィッチをぱくつくジェフリーに声をかけた。
「そのケーキ、気に入っていただけたかしら?女王陛下がお若いころに考案なさったレシピそのままに作らせるのが、王室の伝統になっているのよ」
「ええ、たいへんけっこうな味だと思います。スポンジの焼き具合もなか...続きを読むなか。ですが——」
ですが?
セシルとダニエルは、不吉な予感をおぼえてジェフリーをふりかえる。
「ぼくとしては、いささかジャムの量がものたりませんね。こんなにうすーく塗りつけただけでは、いかにもけちくさい!これでは英国王室が年間予算に困窮していると誤解されても、文句は言えませんね」
「け、け、け——」
けちくさい、という不敬なひとことを口にできないまま、ダニエルが怪鳥のような声を洩らしている。
セシルはあわててジェフリーの腕をつついた。
「ジェフリー兄さま、口を閉じて!」 ”[P.106]

3巻目。
この兄弟が楽し過ぎて。ジェフリー好きー最後の言葉がすごい不意打ちに格好良過ぎた。
セシルの悩みもぐるぐる回る。
眼帯の青年……次が気になる気になる。

“「やっぱりだましたんじゃないですか!」
「かまわないさ」
そしてジュリアンは、ひらりと鞍にまたがった。
「ぼくはきみの望みを叶えるためなら、なんだってできるんだ」
「え?」
ひと呼吸おいて、セシルは愕然と目をみはった。
「わ、わたしの責任にするつもりなんですか?そんなの卑怯——」
「セシル」
ジュリアンがセシルの抗議をさえぎる。そして馬上から、すいと手をさしのべた。
「乗るの、乗らないの?」”[P.259]

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